軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

冷戦復活か?

連休中は資料整理に明け暮れたが、家内は薔薇の手入れに余念がなかった。
来週頃が見ごろになるだろう…

さて、安倍首相の訪米は「大成功だった」と評価された。確かに近来まれにみる外交成果と言えるだろう。
そのせいか、特亜諸国の影が急に薄くなり始め、特に韓国は沈没寸前になったが、自業自得というべきだ。
シナはロシアと仲良くする“ふり”をし始めたが、両国は犬猿の仲であることに変わりはないから、やがてメッキが剥げるだろう。


それにしても今朝の産経は「戦勝式典・対日歴史で中露共闘」として次のように書く。
≪【北京=矢板明夫、モスクワ=遠藤良介】ロシアの対独戦勝70周年式典には中国の習近平国家主席が事実上の主賓として参列し、歴史認識をめぐる中露の「共闘」を演出した。9日付の中国主要各紙は「世界の平和と国際社会の公平と正義を一緒に守ろう」といった見出しで、習主席とロシアのプーチン大統領が握手する写真を大きく掲載した。

 中国メディアは日本の政府要人による靖国神社参拝を批判する際に、よく「国際正義に反する」との表現を使う。ここでは中露の共闘を国内にアピールする狙いがあるとみられる。(中略)
中国メディアによれば、習主席は8日、日中戦争終了直前に中国の東北部で旧日本軍との戦闘に参加した18人の元ソ連軍兵士と会見し、一人ずつと握手した上で「あなたたちは中国の抗日戦争勝利に大きく貢献した」と述べた。また、9日付の人民日報は、今回のイベントに欧米の主要国が参加しなかったことについて「このような対応をすれば、ファシズム軍国主義者に利用されてしまうだけだ」と指摘した≫そうだが、「日中戦争終了直前に中国の東北部で旧日本軍との戦闘に参加した」というのは、日ソ不可侵条約を一方的に破って侵攻したソ連軍兵士であることを文革下放されていた習主席は勉強していないのだろう。更に
≪…ロシアの主張は、政権派の歴史家らによる最近の発言から読み解くことができる。(1)第二次大戦はドイツがポーランドに侵攻した1939年の欧州でなく、37年の日中戦争で始まった(2)旧ソ連は37年に中ソ不可侵条約を結び、中国に多大な支援を行った(3)米国の原爆投下ではなく、ソ連による攻撃こそが大戦を終結させた−といった内容だ≫そうで、矢板記者は≪「ソ連は37年から日本と戦争状態にあった」との理屈で45年8月の日ソ中立条約侵犯をかき消しつつ、中国東北部朝鮮半島などを「解放した」と主張する思惑にほかならない」≫
と書いたがその通りだ。
1937年、つまり昭和12年7月7日に勃発した盧溝橋事件は、裏でソ連共産党が仕組んだものであり、それを現地で実行したのが中国共産党一派だったのだから、プーチンは当時からソ連がシナ事変に絡んでいたということを今回認めたのだ。
愚かにも、当時のわが近衛首相も、米国大統領も共産主義者たちの罠に気が付かずに、多くの青年たちを戦場の露と消えさせたのだった。
馬鹿な大将敵より怖いという所以である!

戦後70年たって、そろそろ真相がばれ始めたことは非常にいいことだろう。
それに火をつけたのが、今回の安倍首相の訪米だったとすれば、多少時間がかかったものの、今まで騙され続けてきた「敵味方識別装置」がやっと正常に作動し始めたことだから喜ぶべきだろう。
米ソ対立から、「日米」対「ロチュウ(モトイ!)露中共産主義残留国家」の構図となったわけで、いよいよ民主主義と共産主義の真価が試される時代が来た。


この長期連休間(といっても年金生活には無関係だが)久しぶりに昔の論文などの整理をした。その一つが、幹部学校戦略教官時代に史料を収集し、航空教育集団司令部幕僚長時代にまとめて部内誌に掲載した「盧溝橋事変」に関するものである。
その一端を16日(土)に靖国会館での兵法研究会で講義するつもりだが、現地第一線で苦労した関係者たち、桜井少佐や寺平大尉の回想録を読めば読むほど、日本人のお人よしさと情報管理の不適切さが痛切に反省される。
それに反して“敵側”のメディアを使った謀略戦の手際良さが浮かび出てくる。今もスパイに対する警戒心がさほど進展しないところを見ると、日本人と謀略は結びつかないものらしい。正々堂々‥とか武士道‥とか、世界に通用しない土俵で独り相撲を取って扱けたような…そんな気持ちになってくる。


他方、気が抜けないのが連休入り前に続発した“外国人”による国内犯罪である。これはその一部だが、わが国内で、外国人が起こす凶悪事件がこのところ多すぎはしないか?状況に応じた警察官の増員が必要だと思うのだが。

●4月27日、群馬県警前橋東署は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、前橋市西善町、サッカー関東リーグ1部「tonan前橋」の所属選手で韓国籍の黄圭煥容疑者(28)を現行犯逮捕した。
●5月2日、警視庁東京湾岸署は、殺人の疑いで、韓国籍で住所、職業不詳、キム・コンウ容疑者(33)を逮捕した。東京都港区台場の「ホテル日航東京」客室内で20代の女性の首を絞めて殺害したとしている。
●2日午前10時50分ごろ、浜松市中区鍛冶町のスクランブル交差点に、赤信号を無視して乗用車が進入し、歩行者5人を次々とはねた。5人は病院に運ばれたが、同区上島の水鳥真希さん(31)が頭を強く打っており、まもなく死亡。水鳥さんの夫(31)と0歳の娘、同市東区の女性(17)、愛知県岡崎市の男性(19)の4人は打撲などの軽傷を負った事故で浜松中央署は、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、車を運転していた中国籍の職業不詳の女(32)=浜松市東区=を逮捕した。


ところで、習主席はモスクワを訪問して反日声明を出したが、国内は末期的なようだ。彼に対する暗殺未遂事件は増えていて、国外訪問時も気を使っているらしい。そこで、習主席が気にしているシナの国内情勢について、面白いものがあるから、連休明けの息抜きとして掲示しておこう。


1、ヘリコプター着艦に失敗して、李洪雪大隊長、腰椎骨折!

西太平洋上で演習中、東海艦隊航空○○ヘリ団の大隊長が失敗して腰椎骨折の重傷を負ったという。


「これは遼寧号に着艦訓練中の様子である=インターネットから」


2、謎の米人パイロットと事故

≪5月3日、安徽省で小型機が墜落し2名が死亡した。離陸直後に墜落したらしいが原因不明、製造元は河南省の製造会社、操縦士は傑森という中国名の米人。副操縦士は桂林出身のシナ人。蒋介石が米陸軍パイロット、クレア・リー・シェンノートを当時破格の月給1000$でシナ空軍顧問に迎えたのは昭和12年4月30日であった。そして彼は5月中旬に神戸港で数日、めぼしい戦略目標を偵察した後上海に上陸して南京に向かった。こうしてフライング・タイガーは編成されるのだが、彼の中国名は陳納徳といった。何かが匂うのだが…


≪談笑する蒋介石夫妻と陳納徳将軍=インターネットから≫


3、飲料水飲み場で、足を洗う若い女


≪中国洗脚大軍(足を洗うシナ人):武漢市地下鉄4号線の駅の水飲み場で足を洗う若き女性。これ以後、この水飲み台「洗脚盆」に変わったそうだが、駅員によると、直接足を洗ったり、痰を吐く客がよくいる、とのこと。これを見て5000年を誇った中国文明はどこに行ったのか…と慨嘆する人がいるというからまだましなようだが、汚職軍人らが「足を洗う」気配はなさそう。ウォッチャーが「先生、日本の観光地は大丈夫?水虫がうつるよ」といった。=インターネットから≫


4、「金を払ったのだから、何をしてもいいだろう!」

≪5日“こどもの日”、西安市楊貴妃像の胸に触って写真を撮る観光客≫
周りから責められた彼は「おれは金を払った。なぜ胸を触るのがだめなのか!」と怒り出したそうだからシナらしい。すべてが金で解決する拝金主義亡者集団だ。そしてその下の池で彼も足を洗った。2000年9月、私もここを訪れたが、もちろん金は払ったがそんなことはしなかった…ここは有名な「華清池」という観光地である。


5、スイカを食べて中毒した市民の抗議!


≪4月17日、海南省万寧産のスイカを食べた市民10数名が緊急入院した≫
怒った青島市民が市場のスイカを全部ぶっ潰し、市場は崩壊した! 原因は農薬過多で食用不適なスイカだったらしいが、日本に輸入されていないことを期待したい・・・-インターネットから≫


6、豪雨で一瞬に崩壊!


≪崩壊したのはスイカではない!30年は使用可能だと当局が胸を張ったバトミントンセンターである。4日の暴風雨で一瞬にして崩壊した。ちょうど1年前の8月に完成した、センターだった…。日本選手が参加していなくてよかった・・・・=インターネットから≫


7、南京大虐殺記念館が火事!


≪これも5日の昼前のこと、日本人も拠金したかの有名な記念館で火事が起きた。ある勇敢な記者が現場に駆けつけ取材しようとしたところ、保安要員から暴行を受けて大けがした。朱成山館長によると、新館拡大工事中の資材やごみなどに放火されたという。その他に被害はなかったというが、かわいそうなのは木槌などで殴られた記者の方で、撮影機材なども破壊された。日本人記者でなくてよかった…≫

と、マア平穏だった日本の休日に比べて、かの国は大変だったようだ。共産主義もスイカのようにそろそろ崩壊の兆しか?



届いた本のご紹介
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1、
≪「地球人は科学的に創造された。ラエル著:無限堂刊¥953+税」≫
ブログ読者の方から届いたもの。私もご先祖様が「猿…」だとはとても思いたくないので、科学的?に創造されたことを信じたい。ただ、今では[科学的に]というと、ロボットに間違えられそうだから、宇宙界の知的生命体…と言い換えた方がいいのかも


2、
≪「軍事研究」6月号¥1230+税」≫
読むごとに、軍事技術の発展は目覚ましいことを痛感する。これからの“人間”が、これらをいかにコントロールできるのか、は疑問になってくる。86Fやファントム時代の老パイロットには荷が重くなってきた。


3、
≪史実を世界に発信する会たより≫
加瀬英明氏が代表を務める会のたよりである。事務局長の茂木氏が奮闘してこられたのだが、今回、設備の改修が整ったので、更に健闘するという嬉しい便りである。本来は外務省海外広報課の仕事じゃなかろうか?と思うのだが。
ご健闘を期待したい。


4、
島嶼研究ジャーナル第4巻第2号:海洋政策研究財団・島嶼資料センター刊¥926+税≫
防衛研究所時代の同期生がセンター長を務める専門誌である。領有権や主権にかかわる問題点が浮き彫りになっていて、学徒の必修の書だと思う。


戦闘機パイロットという人生

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大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

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ある駐米海軍武官の回想

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