軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

第2の”キューバ危機”が近づいている!

いよいよ戦争の匂いが強くなってきた。

21日の米国大統領就任式は、米中開戦記念日?に変わるかも知れない。「あの広大なアメリカ大陸に侵攻する国があるの?」と日本人は思うかもしれない。しかしアメリカは我が国や英国の様な完全な「島国」ではなく、陸続き部分があることを忘れてはいけない。

そう、カナダとメキシコに接しているのだ。すでに40年ほど前からその危機に気が付いていたトランプ氏は、度を過ぎた資本主義で堕落・腐敗しつつあった米国に警告しようとしていたのだが、誰もが金儲けに必死で、祖国の危機に目を向ける者などいなかった。

まさか米国に刃向かう国はあるまい、と嵩をくくっていたのである。

丁度「新憲法」を頼りにして、丸裸でいる我が国と同じ様に…

そこで大統領になって、この危機を国民に知らせ、止めようとしたのだが、ぶっきらぼうで直言居士だったために、メディアから総スカンを食い、とても選挙に出馬するどころではなかった。

しかし絶好の機会が訪れた。オバマとヒラリーと言う、無責任で目立ちたがり屋の弁護士二人が、とてつもない国家反逆罪を犯したにもかかわらずメディアが隠し続けたので、米国民は知るすべもなかったが、トランプはその期に出馬した。

しかし、ヒラリー絶対有利の中だったにもかかわらず、トランプは大統領に当選した。そこで彼はエルサレム問題や、誰も手を付けなかった問題を次々と片付けていったが、とりわけメキシコとの国境に「壁」を作ると言い出した。多くのメディアは荒唐無稽だと嘲笑ったが、危機を感じていた住民や国民の絶対的支持を受けて実行した。

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恐らく日本のメディアは、メキシコからの不法移民や、麻薬取り締まりのためだろうと軽く考えていただろう。

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 しかしトランプの本音は、「偉大なる米国」に侵攻しようと計画している”外国勢力”の撲滅にあった。カナダ国境もそうである。

カナダ国境は国内の犯罪者が逃亡するルートとして有名だが逆に言えば侵攻も楽だからだ。そこに目を付けた中共はカナダ国境とメキシコ国境に「米国に対する包囲網」を建設しようとした。誕生から150年しか経っていないカナダは「移民」で成り立つ国である。「親切で豊かな国、カナダ」などと人々の視線はカナダに集まっているが、カナダに移住した中国人は136万4000人。100年以上の歴史を持つバンクーバー唐人街は、世界で最も著名なチャイナタウンだが、19世紀に「苦力」としての労働力だった中国人は、カリフォルニアのゴールドラッシュ後に北上しカナダに定着した。

チャイナタウンの商店は、大多数が香港人による経営だといわれるが、まるで中国と見間違うばかりである。

勿論、米国内にもチャイナタウンがあり、346万人が”スパイ?”などとして定着している。 

そこで中共は密かにカナダ国境に7万5千人、メキシコ国境に17万5千人の人民解放軍兵士(民兵を含む)を配置した。彼らの手は、メキシコ人などを先頭に立てて「デモ行進」のように見せかけ本体はそれに続く。いわゆる”人海戦術”である。

 

ところで在日中国人数は65万6403人だとされるが、先日中国が100万人になった、と公表したほど全外国人の中でトップだが、第2位の韓国・朝鮮49万7707人も有事には恐らくシナ人に加勢するに違いない。

肝心の習近平主席の動向が不明であり、一説には脳腫瘍の手術で入院中だと言われているが、地下指揮所で指揮をとろうとしているのではないか? この国には”何でもあり”だから油断はできないだろう。特にこの国の公式見解は嘘だらけである。

わが国会では”のんびりした?”コロナ対策が話し合われているが、3日後に迫った米国大統領交代式がどんな展開になるのか、気を付けておくことが望ましい。

 

 

届いた書籍のご紹介

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「丸」別冊

航空自衛隊歴代前戦闘機オール大百科

F86FからF35まで豊富な写真入りで解説している。

私も”老兵”として「操縦した戦闘機」について経験談を書かせてもらった。

後で気が付いたのだが、私のファントム(隊長時代からの愛機)の機体番号は336号機であり、沖縄でラストフライトを実施したが、いまだに空実団で使用されている。ところがこの書の最後のページに336号機の写真が出ていたのには驚いた。編集者の心遣いか?それとも偶然か?

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f:id:satoumamoru:20210118150611j:plain どう見ても336号と読める!

いい記念になった。編集部に感謝したい。