軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「両陛下、インドネシアの英雄墓地でご供花…」

21日の産経一面に掲載された写真である。

先の大戦で、インドネシア独立戦争で、ともにオランダと戦って独立を達成した、旧日本軍兵士らの墓に供花された。

戦後教育に汚された“日本人”は、「それで…?」という程度にしかインドネシア独立に貢献した日本兵を感じないだろうが、私のような戦中派には、今の同胞に対して一種の違和感を覚える。大東亜戦争の出来事を知らないからだ。

インドネシア独立戦争の話は、大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した」(青林堂)に書いたが、元になったのは、尊敬する名越二荒之助氏の名著「昭和の戦争記念館・全5巻」である。貴重な写真と資料が含まれており、青少年教育用に文科省が「副読本」に採用すべきものだが、事務次官は“援助交際”の方が好みだったようで、一顧だにされなかった。

この5冊には、ほとんどの日本人が習わなかったことが書かれているから、戦後、自信喪失して、威圧的特定アジア諸国に、謝罪ばかり繰り返しているような政治家や役人にも是非一読してもらいたいと思う。

実はマッカーサーも恐れたように、日本軍(というよりも軍人たち)は、実に紳士であり、同時に勇猛果敢であったのだ。とにかく“戦後の日本人”とは「面構えが違う」。どこかに「武士の面構え」が残っていたのである。

 

敗戦後は、生き残るのに懸命だったせいもあり、一気に「銭勘定を最優先する輩」に落ちぶれてしまったが、まだどこかの「ぽつんと一軒家」には武士の魂が残っているだろう。

有象無象が集まって出稼ぎ組織を作っている“都心”には、期待できない。

同じ日の産経に、「順法精神欠いたワンマン経営者」の話が出ていた。

記事には「法律超えた存在」に逆らえず…とあるが、どこが法律を超えた存在なものか。彼らは法律を無視する存在、つまり、「アウトロー」なのである。

こんな輩がごまんと都心に巣食っていて、権勢を誇って?いるのである。

しかし、己の“権勢”は、錯覚か‟虚像”にすぎず、実は“気弱な悪”に過ぎないのだが、プーチン同様、周辺の取り巻きがそれを支えているにすぎず、単なる“裸の王様”に過ぎないのである。

 

こう考えると、国際的にも、国内的にも、「ちんけで気弱な」男が、何かのはずみで自分は強い!と錯覚して、悪事に手を染め、武器を手にして弱者を消したがる。己の身の安全のために・・

陸自の候補生も一種それに近い存在だが、マワリの一瞬の油断が道を外させることになった。昔から「鬼に金棒」というではないか。核保有国の首領なんぞはその典型だろう。

 

80年前、お国のためと勇んで戦場に赴き、武運つたなく散華した、多くの英霊方の心中を思うとやり切れない。靖国で供花いただけないのだから…

 

大東亜戦争(第二次世界大戦)は、スターリンという‟異物”によって引き起こされ、まんまとその手にかかった。近代教養人は、歴史に学び二度とその手を食ってはならない。

その時は、今度こそ「知的生命体」によって、ノアの箱舟同様、地球人は厳しい罰を受けることになるだろう。

 

届いた書籍のご紹介

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「量子モナド理論」は完全調和への道・保江邦夫・はせくらみゆき共著:明窓出版」

前冊が届いて、ほどないのに続いて届いたから、目を通していない。「量子モナド理論」が分からない。

目次の後に、解説?が出ていたから載せておこう。

量子力学と宇宙!なんとなくつながりが見えてきた気がする。肉体が消滅した後、この宇宙空間には「意識?」の集まりが天体を構成する…とでも言うべきか。単なるUFO問題とは異なり、関心が高まってきた。