軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「日本解放第2期工作要綱」について

731部隊に関する「コメント」に,真摯なコメントが寄せられ,関心が高い事が伺える.私はこの731部隊の件も≪中共プロパガンダ≫だと考えている。
その一例として以前,標記の「要綱」についての問い合わせと,全文が紹介されているURLを御紹介頂いたが,私はこの資料は≪正しい≫と判断している.国民新聞社が以前に入手して,丹念に書き込んだものだが,1部に「食わせ物か?」という意見もあった.
実は私はその原本とも言うべき≪コピー≫を持っていて,これと全く同じである事が確認できた.
今それを熟読玩味しているのだが,その内容は精緻を極めており,多くの≪コメンテーター≫の方々からの示唆どうり,中共が綿密な「日本解放作戦計画」を立てて,それを実行してきていた事が良く分かる.そして情けない事に,マスコミを始め政治家たちが見事に引っかかってきた事も明瞭である.この工作の中心≪基地≫は,言うまでもなく在日中国大使館である.
今回「引退」を発表した橋本元総理が,この戦法に見事に引っかかり,「中国の女性情報員と懇ろになった」として国会で追求された事があったが,彼のみならず、多くの政治家たちがこの戦法(要綱にはC・H・工作と明記)に引っかかっている.「議員を個別に掌握」すべしとする項目には,次のように明示されている.
「e 「掌握」又は「打倒」は,調査によって明らかとなったその議員の弱点を利用する.金銭,権力,名声など,欲するものを与え又は約束し,必要があれば中傷,離間,脅迫,秘している私事の暴露等、いかなる手段を使用しても良い.敵国の無血占領が,この一事にかかっている事を思い,いかなる困難,醜悪なる手段もいとうてはならず,神聖なる任務の遂行として,やりぬかねばならない」
本書は昭和47年に入手され発行されたものであるが,「日本解放は秒読み段階」であるとの解説がついている.この年の≪日中友好条約締結≫が,大きな禍根を残すものであったことは間違いない.今回の9・11総選挙は,その意味からも極めて重大な選択である.
巷では≪刺客≫を巡る無責任な報道が横溢しているが,まさに戦後日本の総決算を控えた天王山だと思う.高名な政治評論家とお茶を飲んで語り合ったが,「政治家は勿論、政治評論家仲間も,今回の総選挙は読めないのではないか?」との私の質問に,彼は正直にうなずいた.
私の直感は…操縦教官として,学生の心理状態を読み,その上でどのような指導をするか慎重に見極めた上で飛行訓練に臨む癖があるから…政治家たちの表情を見ていると,どんな心理状態であるかがほぼ察しがつく.そんな≪混乱状態≫にある表情は,政治評論家や政治部記者達にも見て取れる.つまり,彼らもまた「なあなあ政治の申し子」だったのであり,懇意にしている政治家からの≪リーク数≫が多ければ多いほど,正確であればそれだけ「政治評論家」「政治部記者」としての地位は安泰だったのであり,テレビ・雑誌にオオウケだったのであるが,今回だけはそれが難しい.政・官界の癒着のみならず,政・官・マスコミ界の癒着も断罪されているのである.
第1小泉首相は≪変人≫だから,「賄賂?」は効き目がなかろうし、≪独身?≫だから流石の≪工作要綱≫も適用困難であろう.だから正確な情報が取れないし,分析のしようがない.自分でしっかり考えた「意見」を述べていた評論家は問題ないが、政府要人からの≪リーク情報≫をネタに≪商売していた評論家≫では先が読めるはずがないからである.丁度,試験で「カンニング」していたようなものだから,それが止められたら元も子もない.評論家達と同様に中共工作員達も困っている事だろう.
「小泉自民」が過半数を取り,民主・公明が凋落,その後再分裂再集合?…なのだろうが,9月1日の防災の日を挟んで,前途多難である.
有権者が≪久々≫に賢明な選択をする事を期待する以外にないが,それには候補者達の過去の実績と,行動、国益を優先して行動したか、するかについて充分見極めて投票する以外にない.
そうしなければ,第2第3の≪個人的弱点≫を利用される議員が誕生して,中国の第3期日本解放作戦に取りこまれてしまう恐れがある.
関心ある方は,「中共工作員に指示した≪日本解放≫の秘密指令」を御一読され,ご意見をいただきたいものである.