軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

恥を知れ!

選挙は熾烈な戦いの様相を呈してきた.今までに無かったような展開だから,国民の関心も高まるのは無理もない.ある意味で国民の目を覚まさせる良い機会だと思って注目してきたが,この数日異常な展開になりつつある.それは≪ホリエモン氏≫の登場からである.
一体この人選はなんだろう?誰が決めたのだろうか?報道によると自民と民主の双方から「お声がかかった」というから,これほど国民を愚弄した行為は無い.彼の数々の≪放言≫は,マスコミが列挙しているから書かないが,地元広島県人はどう反応するのだろうか?しかもちゃっかりと「社長業」は捨てないと言うのだから,これは選挙法違反?ではないのか?議員になってインサイダー取引して株価をつり上げ、一儲けするつもりなのだろうか?いずれにせよ有権者の「投票数」を注目したい.
「新党**」とか,「**日本」とか、どこかの大学文化祭程度のサークル活動チームが立ち上がってきているが,彼らの目的はなんだろう?構成メンバーの以前の主張を見ると「水と油」の関係が明瞭なのだが,それでもカメラの前で手を握って雄叫びをあげ,「同志」であるかのようなポーズをする.あれは一体なんの雄叫びなのだろう?国民はどう受けとめているのだろうか?「夢幻」ではなかろうか?何だか「悪い夢」を見ているような気がしてならない.
長野県人もこれで知事の正体?が良く分かったのではないか?しかしこれが「民主主義体制」の陥りやすい落とし穴であって,簡単には首を変えられない.大阪で「女性にいたずらするのが趣味の知事」が選出されて顰蹙を買った事があったが,「どうもこの国は人材難で更に落ちぶれて『破廉恥』な候補者が名乗りをあげているような気がしてならない」と友人に語ったら、友人はこう言った.「今じゃ『破廉恥』という言葉は死語ですよ.知っていたら出られるモンですか」
本当にこの国には「こんな人材」しかいなくなったのだろうか?