軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

鳩山政権発足半年、見事な「政権後退!」

 木々草花の芽が一斉に吹き出し、鶯やめじろが挨拶に来る!
 昨日も往復2時間、家内と2人で散歩したが、カワセミが2羽、元気に挨拶に来た!
 野生の鵜や鴨、白鷺などの野鳥達がのんびりと餌をついばんでいる姿を見て一時の“平和”を享受したが、わが国の政情はますます危険地帯に突き進んでいる。


 明日で鳩山政権発足半年、戦後60年余の間、奇妙な反日小集団が一時的に政権をとったことはあったものの、主体は保守を標榜する自民政権だったから、多少堕落の雰囲気はあったが国民生活は一応平穏に保たれてきた。
 しかし、憲法改正を放棄し、靖国問題、近隣諸国間との問題解決を棚上げにして、ワイドショー内閣、しかもその後の国民の意見を無視した「短期たらいまわし自民政権」に飽きた国民は、気分一新を期待して恐るべき反日政権を選んでしまった。

 そして半年、わが国の政治環境は日に日に後退している。「コンクリートから人へ」などと称する人気取り政策でダムや道路工事を停止したのもそうだが、象徴的なのは沖縄の『普天間基地返還問題』を14年前の白紙に戻したことだろう。


 今頃代替地として『徳之島』の名が挙がったが、ここも既に土地を先行取得した“有名人”がいる。見事な利権アサリに思われ、国家の安全保障よりも土地ころがしで私利私欲を増やそうと言う魂胆が見え見えだが、同盟国のアメリカは遂にこぶしを握り始めた。日本国内に潜伏するのは『対日工作第3期』工作員だけではないのである。

 アングロサクソンアメリカンの恐ろしさは、大東亜戦争で十分体得した筈だが、戦後、それを辛うじて抑えてこられたのは、皇室の存在と「万歳突撃」「特攻隊」に象徴された「大和魂」であった。
 彼らは「サムライ」と「忍者」だけは畏敬して止まない存在だったのだが、今やそれの大半は消えうせたから、『サルの惑星』には何のとりえも無いと判断しつつある。

 更に鳩山政権は「広告塔」だけは日本人のようだが、政権の中心は大和魂とはに無関係な出自の者達が集合していると情報機関は分析したようだから、今後の日米交渉を注目すべきだろう。
 シーシェパード捕鯨妨害、そしてクロマグロ禁止問題は、明らかに彼らの『対日宣戦布告』である。勿論その裏でピースボートとか言う反日組織が暗躍しているからSSは大手を揮って妨害行動を続けている。騒ぎが大きくなればなるほど彼らに金が入るのであり、クジラがかわいそうなどとは心にも思っていはいまい。

 トヨタたたきもその一部であろうことは前回書いた。トヨタたたきの前に、事故を起こした、またはトラブルが発生した当該車両を関係機関が直ちに徹底的に調査していれば、あったにしても「誤差の範囲」だったに違いない。それをトヨタの「傲慢さ」に転換したことがそもそもおかしかった。
 米国製の最新鋭戦闘機でも故障はするし、リコールに近い部品交換だって良くあることだ。あの頃、他のメーカーが作った車に問題はなかったのか?通産省は何をしていたのか?

 
 そんな初歩的なことが優秀な双方の国の官僚に分らないはずはないのだが、米側は謝罪することが定説になっている日本に対して声高に攻め立てる。何しろ“相手”は「専守防衛」が得意な国である。
 これを国家間の問題にして有利な立場を確保し、できれば金をふんだくる。これが国際間の“常識”なのだが、それに対抗するにわが政府が『友愛』なのだから歯が立つまい。

 こんな政権を選んだ有権者が悪いといっても、それは「国内的」反省であり、国際的には誰も相手にしないどころか、逆に弱点を利用して事故を利用した国益確保に走るのが常道である。
 とにかく日本政府要人がダーティで、その程度の低レベルだと世界が認知するのだから、その国民がそれ以下のレベルに見られるのは当然だろう。われわれが世界各地のニュースを見て「あの国は民度が低い!」と評するのと同じである。


 とまれ、この半年でわが国の発展は停止するどころか驚くほど後退している。
 以前書いたと思うが、今回の政権交代のツケは「失われた○○年」と歴史に書かれ、取り返しがつかないものになることだろう。文化大革命の中国、民族紛争のアフリカや南欧ポルポト支配下カンボジアなどと同じように。


 こうしているうちに世界はどんどん動いていく。気がついたら寿司もクジラも消滅、周りには外国語が氾濫し、電車の車内放送も、デパートも地下街も、外国語放送と外国文字看板が氾濫するに違いない。

 インターネットの裏側で、朝鮮学校外国人参政権夫婦別姓問題などに関する「抗議先の役所、議員事務所」のメールアドレス、電話、FAX番号を列挙して、反日仲間に指示する団体の多さが、それを示している。税金で『日本国のために』働いている役所は、当然これらを掴んで“善処”しているものと信じたいが・・・


 凶悪事件事故多発で明け暮れるこの国の国民の士気の低下とモラル退廃は、見事に今回の『政権後退』と連動している様に感じるのだが、最近、散歩のたびに私は「貝」ではなく「鳥になりたい!」などと思う今日この頃である。

≪産経15日。まるで異国、池袋チャイナタウン記事≫

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