軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

戦いすんで陽が落ちて…

こんな夜盗…失礼、与党の代表選のどこがいいのか、マスコミは24時間テレビまがいの呆れた取材。国民に何が伝えたいのか、聊か理解に苦しむ…
我が家はこの間ケーブルTVで、ナショジオ、ヒストリー、ディスカバリー、CNN、BBC…を楽しんだが、宇宙は非常に大きな転換期にあることがよくわかった…。


まあ、選挙ごっこで誰が代表になっても、過去の例から見てなんら進歩はなさそうだが、しかし、意表を突いた?結果になったのは面白かった。
あの民主党の中でさえ、闇将軍こと刑事犯と、世界的に有名なルーピイさんに対する危機感が強いようで、彼らの裸の王様ぶりが天下に証明されたのは意義あり、というところだろう。
選ばれた野田氏の実力がどうだ、人相がダサい…などなど、今の日本の現状を顧みて、そんな次元の低い評価をしていては、それこそ世界の笑いものになる。何のとりえもない彼らを選んだのがほかならぬ≪国民自身≫なのであり、それ自体が天に唾する行為だから。
ところで前回の各人の「揮毫」と、今回の「使用前・使用後」の表情がすべてを物語っている気がする。

≪人柄?教養?を表した代表者たちの揮毫≫

≪使用前…≫

≪使用後…産経から≫


今回の代表選に関して、多くの識者方は「民主党の団結」ばかり強調して、国家の将来を無視しているとお怒りだが、民主党がなくなれば彼らはただのホームレス…。当然万難を排して≪お母さん≫にすがる。
前回取り上げた前原氏に関する“報道”で明らかになったように、この方々のほとんどは≪外国人と同胞≫のようだから、日本の行く末や、震災被害者のことなど初めから考えてはいないのである。もちろん、彼らの母国??に拉致されている「同胞」になんぞ、これっぽっちも関心はない。
今朝の産経30面に拉致家族の落胆ぶりが紹介されているが、お気の毒ながら、当初から期待する方が間違っていたのである。
大東亜戦争前に、“ドイツの通信社記者”というふれこみのゾルゲや朝日新聞記者の尾崎秀美がコミンテルンのスパイであることを見抜けず国家機密を流し続け、敗戦間近かには、中立条約を締結していたソ連に米国との講和を依頼するという信じられない大失策をしたように、この国の「敵味方識別装置」は、以前から作動していないか、はたまたスイッチが入れられていないのである。


政権交代でこの国の命運は決まった、と感じた私は、この国の政治にはすでに愛想が尽きているから特段代表選の結果に関心はないが、その裏で進行している国家解体作業には重大な関心を寄せている。
野田氏が総理となってあと2年政権を維持した場合、表面上報道される彼の政策の是非うんぬんよりも、その裏でひそかに進行していくだろう「日本売り渡し作戦」が極めて危険なのだが、一億総白痴化同様、メディアの煙幕に騙されて、第2のゾルゲ事件が進行していることに国民の大半は気が付いていない。


いずれにせよ、今年後半にも続くであろう天変地異、そして来年の世界的な人的混乱が、好むと好まざるとにかかわらず近づいているのだが、できることは「うろたえない!」ことしかなさそうである。
我々は歴史の教科書に記載されているような、世界史に残る歴史的大異変をこの目で見つつあるのだが、これまた気が付いている人は少ないようだ。


気が滅入るのでこの辺で次元が低い話題を変えよう。

長年民間憲法臨調などの仲間としてご一緒した憲法学者西修駒大名誉教授が、芸名【またもや楽大】で高座に上るという。入場無料だから、気分直しにお出かけいただきたい!


次にご近所のご婦人が出版された著書をご紹介したい。

ご高齢だった産婦人科医師の母上が、突如要介護状態になり、一人娘の著者が見よう見まねで介護にあたり、複雑な介護システムを学びつつ、ヘルパーさんと最後まで母を自宅で介護しつづけ、送り出すまでの赤裸々な手記である。
僅か60ページ余の紙数だが、学ぶところは大きい。同様な環境下にある方々にとっては良き「指導書」になると思う。

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