29日日曜日、世田谷偕行会新年賀詞交換会で講演してきた。白寿を迎えられた堀江大先輩初め板垣先輩など、旧陸士の大御所の前で防大7期の若造が話すのは“拷問”に近い!
しかし尖閣を巡る体験談だから≪状況報告≫の気分でお話し申し上げた。とにかく平均年齢84歳以上にもかかわらず、頭脳明晰、若いときに鍛えた肉体は「長持ち」することは確かだ。
堀江先輩は「南方各地の英霊のご帰還なくしては死ねない。向こうに行ったらどんなに怒られるか…」と語られたが、これが地獄の戦いを経験した戦友の真情だろう。ご体験を若者たちに伝えていただきたいし、そのお手伝いをするつもりである。
≪著者の石井豊村氏は陸士56期、陸軍大尉で4年間のシベリア抑留後帰国、防衛庁技術研究本部で技官として戦車などの設計に当たられた:簡潔で若者向き。ぜひご一読あれ:日本文学館=¥700+税≫
ところが昨日、3月1日出版予定の原稿を書き終えて、先日の大雪で破損したガーデンテーブルの修理に取り掛かったところ、作業台を畳もうとして迂闊にも鉄の脚で右手人差し指を挟んでしまいキーボードがうまくたたけなくなった。歳をとったものだと反省したが、改めて五体満足のありがたみを味わっている。
今日のブログは「リハビリ!?」を兼ねて書いている。
さて、前回のルーピー元首相や、与党一行様に続いて、今度は村山老人と加藤の乱の御仁が中国詣でをして≪国賊≫であることを証明した。加藤氏のごときは「赤旗」で自分が所属した政党を批判している。今や「乱」どころではなく「反逆」だろう。中国だったら【国家反逆罪】で投獄されるだろうに…
こんな方々が日本の政治を牛耳っていたのだと思うと背筋が寒くなる。もっとも私は現役時代から背筋が凍りっぱなしだったが…
彼らが訪問した大陸では、いよいよ混乱が始まりつつある。
今朝のフジサンケイビジネスアイは≪“反日”便乗、日本人幹部を軟禁 中国日系企業の“従業員スト”軽くみるな≫とのタイトルで、「日本の本社から出張してきた社長を含む日本人幹部10人と中国人管理職8人が、中国人従業員ら約1000人に取り囲まれて、1月18日から19日深夜まで2日近く上海市内の現地工場内に軟禁された事件」を伝え、「中国に進出している約2万社の日系企業に少なからず衝撃を与えた」
「日系企業が標的となる労働争議は中国で頻発している。農村部からの出稼ぎ労働者(農民工)が減る一方、高騰するばかりの賃金に、日系企業の待遇改善スピードが追いつかないことに不満が高まっている。そこに昨年9月の尖閣国有化に端を発した反日感情の広がりが、火に油を注いでいる。昨年11月には、広東省スワトー市にある自動車部品大手、矢崎総業の工場で賃上げなどを求めた約3000人のストが発生。同じく11月に同省深セン市の日系機械部品メーカー、秩父精密産業の工場でも約2000人の従業員によるストが起きて、警官隊が出動。1月11日には大日光・エンジニアリングの深セン市の工場でも従業員数百人が抗議活動を行った」と書いた。
これは一見すると「反日活動」に見えるが、このスタイルは「文革」そのものだといえる。あの時は毛沢東に操られた少年たちが、政敵を殺しまくり、文化財を破壊しまくったのだが、今回は、一応「日本企業」相手の暴動に見えるが本質は文革に通じている。
やがて矛先が「中南海」に向かうのだろう。いまだに政権内でごたごたが続いている習政権は、気が気じゃあるまい。
そこでかっての「親友」達を呼び寄せて、焦点をぼかそうとしているように見える。
産経の矢板明夫記者は、
≪中国を訪問している村山富市元首相と加藤紘一元自民党幹事長らへの応対をめぐり、習近平政権による日本の要人への巧みな心理戦が鮮明となってきた。安倍晋三内閣を「隣国に不安に与える政権」と批判する一方、村山氏らを「勇気ある政治家」と持ち上げて、「安倍氏は日本でも孤立している」と中国国内に印象づけている。沖縄県・尖閣諸島問題で対立する日本への“分断作戦”ともいえそうだ」
「…複数の中国紙は、アジアに対する侵略行為を謝罪した平成7年の「村山談話」を高く評価する記事を掲載した。記事には、訪中した村山氏を意識し「あなたの業績を忘れない」とのメッセージも込められており、日本ではほとんど影響力のない元要人らを主要メディアを使って褒めたたえている…。一方、中国メディアは防衛予算を増額する方針を固めた安倍政権への批判を続けており、習政権は対日強硬政策を崩していない。“アメとムチ”を使い分けることで、日本側の世論の分断を狙ったものといえる…。
同時に「日中関係の悪化の責任は安倍氏とその周辺だけにあり、日本人の中にも中国の主張を支持する要人はたくさんいる」(関係筋)と中国国内にアピールして、安倍氏の“孤立化”を印象づけたい思惑もあるとみられる≫と書いたが、同感である。
≪ルーピーは死ななきゃ〜治らない?:産経から≫:
インドに逃げているチベット難民が反中国行動を起こし始めたという。ウイグルもやがてそうなるだろう。
中国国内では、大気汚染が凄まじく、そのうえ水も飲めなくなってきている。ふかひれのコピーなんぞまだかわいい方、2005年に北京に行った時、醤油は人毛から作り、卵もコピーだと言われていたが、すき焼きでついうっかり“生卵”を食べた日本人商社マンが“死亡”した(日本では報道されなかった)。
中国人は空気も水も、食品も、役人も警官も軍人も、もちろん政府も信じられず、神さえ信じていないのだから悲劇である。
≪北京の大気汚染:汚染じゃなく今や“毒ガス”≫
加えて“属国”であるはずの北朝鮮は言うことをきかず核実験に狂奔している。核ミサイルは、東向きに飛ぶだけじゃないから習近平総書記は本当は困っているに違いない。
我が国も、このままいくと「春一番」の時期には、西から強烈な“毒ガス風”と北朝鮮の放射性物質が上空に散布されかねない。
鳩山、村山、加藤などの御仁は、そんなことには目もくれず、第2の「文化大革命」や「天安門事件」が起きかねない隣国におもねっているようだが、それほど日本が嫌いならば、さっさと移住すればいいのだ。
こんな、内乱寸前の隣国は近現代史を見る限りにおいて≪民主的改革≫がなされる保証はない。シナには「暴動あるのみ」、やがて第2の文革か?と私が考えるゆえんである。
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