千葉に住む同期と昨日連絡がとれたが無事で、こう言ってきた。
「生殖機能、頭髪に関係なく復興には全国民で努力しましょう」
「風評被害がこちらにも波及してきています。スーパー、ガソリンスタンド、そして管理停電による鉄道間引きによる道路の渋滞です」
「私は軽トラを当分使用せず、今日は鍬を担いで自転車で畑へ出勤しました。妻には2週間辛抱するように言っています」
「昨日は庭隅に1羽のヒヨドリの死体を見つけ役場の環境課へ届けたら、ヒヨドリは4-5羽まとまって死ななければ検視対象にならないといわれました。それはあり得ません。野良猫が見つけ次第食べてしまいますから」
「今後、広域災害には戒厳令により地方行政、自治体の機能喪失への対処を真剣に検討すべきでしょう。用心、用心です」
「『馬鹿な大将、敵より怖い』事態が進行中です」
米国からは、三沢時代の友人(空軍大佐)が次のようなお見舞いメールをくれた。
「I watch the news daily and it is just hard to believe the terrible things that have happened to Japan and your people. I want you to know that we have you in our daily thoughts and pray that you and your families are safe.」
昼前、近畿の友人から「お米は足りていますか?お届します」と電話があった。TVを見て東京は物資不足で混乱していると思ったらしい。丁寧にお断りしたが逆に遠慮していると思ったらしく「東京に向かう友人に届けさせます」と電話を切られた。ありがたいことだが、そこまで情報を混乱させたのは海江田万里経済産業相の「予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」という17日の発言で、「計画停電」を理解し、自主的節電に協力していた国民を裏切る結果になったといえる。
≪大臣のお若いころ……週刊文春=平成14年10月31日号≫
お昼ごろ、東松島市の知人から電話が来た。
「みんな無事。石巻のみなさんのほとんどは家を流され身一つで避難所にいる」
「ガソリン不足で動けないが、自衛隊ががんばってくれている」
今日はその石巻で80歳のご婦人と16歳の少年が救助された。本当に良かった!
おそらく原発も間もなく危機を脱するだろう。チェルノブイリのように、放射能を減退させるためにUFOが上空を飛び交っているのではないか?
2月22日の午後6時に大きなブーメラン型のUFOが上空を飛んでいるのを見た、と元石巻の銀行支店長から電話があったばかりだったから…
今日は家内と二人でほったらかしだった庭の整理をしたが、家内の各種バラ、ブルーベリー、ラズベリーの枝、私の藤に新芽が芽吹いていて、人間界の悲劇をものともせず、自然界はいつも通り動いていることを改めて知って感動した。そして今日、初めて鶯の声を聴いた。
やがて被災地にも自然が回復して、いつも通りの姿に戻ることだろう。今日助かった石巻の二人のように、決してあきらめないでほしい。全国民、世界中のトモダチが応援している。
ひと仕事を終えて夕食前にTVをつけると、いつも楽しみにしている「笑点」をやっていた。少しは世の中も落ち着き始めたか、どうせ事前に録画したものだろうがと思いつつ見ていると『ガツン!』とくる内容にチャンネルを変えた。
「出たくない卒業式」という題に、秩父出身の若手が「戦闘機の爆音で校歌が聞こえない卒業式」と答え、司会者がこれをほめて座布団2枚といったのである。元戦闘機のりとして許せない発言、こんないい加減な連中の番組は以後見ないことにした。見損なった!
ところでわが国の津波被害に気を取られている間に、リビアでは戦争が始まった。欧州が軍隊を派遣し米国も支援を表明、カダフィー大佐は窮地に立った。裏に何があるか知らないが、西も東も騒乱状態である。
アジアでは、驚いたのが香港紙・東方日報の論評である。
≪日本が大震災で混乱している機に乗じて、中国は尖閣諸島を奪取すべきだと主張した。香港では日本に対する支援ムードが広がっており、同紙のこうした主張は異色≫だというが、≪論評は「中国が魚釣島を奪回するには、コストとリスクを最小限にしなくてはならず、今が中国にとって絶好のチャンスだ」との見方を示した≫というのである。
大東亜戦争開戦前に、わが国のマスコミも「バスに乗り遅れるな!」と国民を無責任に扇動した。今も昔も、どこのマスコミも大同小異である。
昨日のコメントに≪中国インターネットメディアも、梁光烈国防相が地震が発生した11日、日本防衛省に「中国軍は日本に物資支援とともに医療救助部隊、衛生防疫部隊、海軍病院船を速かに送る用意がある」と伝えた、と報じた≫とある。
ところが私の手元には、震災発生前の7日にこんな情報が届いていた。
わが国は、大震災復旧作業が優先順位第一だが、同時に国家安全保障が弱体化しないよう、担当部署は気を緩めてはなるまい。
世界各国からの同情と支援に感動している最中だが、中にはこんな近隣諸国があることを忘れそうになる。
もっとも、今こんなことをやれば世界中から非難されるだろうが、しかしそうなった場合でもその攻撃を排除するのは自分自身であり、「友情」と「支援・カンパ」に期待することはできないということを知るべきである。
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