軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2012年危機はどう決着する?

昨日は、チャンネル桜・「防人の道」の収録に出かけた。
すでに11月、気温が下がったせいか、渋谷界隈も冬支度の雰囲気。
清浄な空気の世界から一気に混濁した都心に出ると、むやみにため息が多く出る…

井上キャスターが取材した普天間オスプレイ飛行映像は、反対派の期待を裏切る“低騒音”で、トラブルも無い様だから赤外線ビームや風船、タコの妨害で“実績”を作ろうと懸命らしい。

≪飛行中のオスプレイ=産経から≫


27日に福岡に向かう機内で、隣に座った若い女性が沖永良部島出身で、「オスプレイの事故が怖い…」と言ったから、「沖縄の自衛隊ヘリがオスプレイになれば、離島患者空輸に活躍する」というと、「ほんとですか!」と目を輝かせた。
福岡に到着した時は「賛成派」になっていたから、新聞の偏向報道がいかに効果を上げているかがわかる。

保守派は“左翼”の宣伝活動に見習うべき点が多いのではないか?
チャンネル桜インターネット放送『So-TV』では今日から、YouTubeでは夜から配信される。)


ところで「2012年危機」も、いよいよ終末に近づいた。

まず世界情勢を大きく左右する【米大統領選】だが、いよいよ投票にが6日に迫ったが大接戦だという。今朝の産経はこう報じている。

≪両候補=産経から≫


オバマ氏ハリケーン対応 「評価する」78%

 米東海岸を襲ったハリケーン「サンディ」への対応に専念するため、選挙運動を3日間中断、救援活動や被災者支援を陣頭指揮したオバマ大統領の姿勢について、米国民の78%が「素晴らしい」または「良い」と好意的に評価していることが10月31日、ワシントン・ポスト紙などの緊急世論調査で明らかになった。

 接戦のままで投票日を今月6日に控え、共和党ロムニー候補と競り合う激戦州の遊説を短縮したのは痛手だが、オバマ氏は「有事に頼りになる大統領」との印象を強め得点を上げた。ただ復旧が遅れれば政権批判が高まる恐れもあり、1日の選挙運動再開後も息の抜けない対応が続く。

 オバマ氏は10月31日、被害が深刻な東部ニュージャージー州を訪問し、共和党有力者のクリスティー州知事と被災状況を視察。「再建に必要な支援を最後まで続ける」と宣言した≫

一部では、これが“幸い”してオバマ氏一歩リードだとか。


次は中国情勢。産経によると、
≪退陣する胡氏、影響力温存狙う 自らの提唱理念を党の理念格上げへ≫

≪中国の胡錦濤国家主席=産経から≫


【北京=矢板明夫】1日から始まった7中総会は、8日からの党大会で退陣する胡錦濤指導部が主導する最後の重要会議だ。胡錦濤総書記(国家主席)が提唱する「科学的発展観」をマルクス・レーニン主義などと並ぶ党の指導理念に格上げすることなどを盛り込んだ党規約改正案が審議される。党内における胡氏の権威を高める狙いがあり、引退後も影響力を温存したい思惑があるとみられる。

 10月になってから、国営中央テレビ(CCTV)などの中国官製メディアは「科学的発展観」を「マルクス主義が中国で開いた新境地」などと持ち上げ、相次いで宣伝キャンペーンを開始した。26日から北京市内で始まった「科学発展の輝かしい成果」と題する大型展示会には、胡氏ら党最高指導部のメンバー9人全員が見学に訪れた。また、幹部育成のための各省の党学校でも、「科学的発展観」に関する集中講座が相次いで開催されていると報道されている。

 「科学的発展観」とは胡氏が国家主席に就任した直後の2003年7月に提唱した政治理念で、経済成長を目指す際に環境への配慮や省エネを重視して持続可能な発展を目指す考えだ。07年の党大会で党規約に盛り込まれたが、党の指導理念である「重要思想」より1ランク下の「重大な戦略思想」と位置づけられた。
当時は江沢民国家主席の影響がまだ強く、胡氏の理念を党の指導理念にすることを阻止したといわれた。

 しかし今回は、前回と比べて抵抗勢力はあまりなく、格上げされる可能性が高いという。共産党筋によれば「科学的発展観が党の指導理念になれば、胡氏の指導者としての歴史的地位が高まる」という≫

他方、軍の人事も胡錦濤派が優勢である。江沢民派の、いわゆる過激派が窓際に移り、胡錦濤派の穏健派が主流を占めたらしい。これが何を意味するか?

カナダの地方大学で学んで?いるKJ君も、気が気じゃなかろうが、少なくとも「強烈な反日」だけじゃ食っていけなくなりそう…


しかし、アジアの覇権を目指して、制空権を取るべく新機種開発には余念がないようだから油断はできない。1日付の香港各紙は、
≪中国軍が開発中の次世代ステルス戦闘機「殲31」が10月31日に試験飛行に成功したと報じた。中国の軍事サイトの情報として伝えた。中国が試験飛行に成功したステルス戦闘機は「殲20」に次ぎ2タイプ目。(中略)
香港各紙によると「殲31」は双発エンジンを搭載した単座機。「殲20」より小さく、短距離で離陸できるといい、専門家は空母の艦載機として使われる可能性があるとしている。海外輸出用などの見方もある。試験飛行は遼寧省瀋陽で行われたとみられ、約10分間だったという。(共同)≫

≪次世代新ステルス機。尾翼のバランスもとれたようで進歩がみられる=産経から≫


≪殲20…これはどうなったのかな〜=産経から≫


次はロシア。
プーチン氏に健康不安説 外遊相次ぎ延期、公邸にこもる
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領(60)が10月以降の外遊を相次いで延期するなどし、健康面に不安が生じているとの見方が強まっている。露経済紙「ベドモスチ」は1日、プーチン氏には脊椎の古傷があり、フライトを控えていると報じた。「垂直の権力」と呼ばれる強権体制が築かれているロシアでは、プーチン氏の軽微な健康問題も内政・外交に影響を与える可能性がある≫

今後、人口が激減し、中国人の“人海戦術”に苦労している対中国境周辺、沿海州樺太問題を考えると、弱気?になりつつある彼を北方4島問題進展に“活用”すべきじゃないか? 大いに注目すべき点だろう。

プーチン・ロシア大統領=産経から≫


次はお隣の韓国情勢。李大統領も、政権末期になって汚職問題で捕まりそうになってきた。
≪韓国大統領の実兄聴取 土地購入疑惑で特別検察
韓国の李明博大統領の私邸用地の不正購入疑惑を捜査している特別検察官は1日、李大統領の長兄の李相殷氏(79)を事情聴取した。特別検察官は10月25日には大統領の長男、李始炯氏(34)も聴取し、親族ぐるみで不正に関与した疑いもあるとみて調べている。

 疑惑は、李大統領が用地を始炯氏の名義で購入し、購入資金の一部を大統領府が肩代わりしたとされるもので、国に対する背任や不動産取引に関する法律違反容疑を視野に捜査が進んでいるもようだ。相殷氏は始炯氏に資金の一部を用立てたとみられている。(共同)≫

≪韓国・李大統領。気もそぞろだろうな〜=産経から≫


さて、肝心の韓国大統領選だが、誰がなっても【事大主義】は払しょく出来そうにない。
≪【ソウル=加藤達也】12月の韓国大統領選挙で保守系与党セヌリ党の朴(パク)槿恵(クネ)元代表(60)、無所属で若い無党派層の支持を受ける安(アン)哲秀(チョルス)ソウル大融合科学技術大学院院長(50)と三つどもえの戦いを演じている最大野党民主統合党の文(ムン)在寅(ジェイン)・元大統領秘書室長(59)が30日、安氏側に候補者の一本化交渉を公式に提案した。文氏主導の一本化の流れを加速させ、優位を保つ朴氏との形勢逆転を狙った動きとみられる。(中略)

29日付朝鮮日報世論調査によると、支持率は三つどもえの場合、朴氏41.6%、文氏21.8%、安氏27.3%、。これに対し、文氏に一本化した場合は、朴氏47.1%、文氏45.3%だが、安氏に一本化した場合は、朴氏45.2%に対し安氏47.2%と“逆転”する。

 ただ、安氏については政治経験がないことから「経済と対北政策、対日対米外交路線について独自かつ発展的な政策が打ち出せないのではないか」(韓国政府筋)と不安視する見方もある≫

≪三つ巴…=産経から≫


この国の実情については、先日ご紹介した拳骨氏の「韓国人に不都合な半島の歴史(PHP:¥1400+税)」、黄文雄氏の「韓国・北朝鮮を永久に黙らせる100問100答 (WAC BUNKO 163)¥ 800 新書」をご一読いただきたい。特に拳骨氏の著書は、短節な文章中に、今の若者達が学校では習わない事実が満載。目からうろこ!だろう。


ところで肝心な我が国は、「野党側が首相に『けじめ』要求」などと、国会ゴッコが続いている。


参院は2日午前の本会議で、先の通常国会で可決した野田佳彦首相の問責決議を踏まえ、首相に「緊急質問」を実施する。自民、公明など野党7会派が首相に「けじめ」を要求し、年内の衆院解散・総選挙を迫る方針だ。国会法76条で認められた緊急質問は1985年以来、27年ぶり(産経)≫


そんな中、「首相お疲れ?ろれつ回らず 顔をたたいて『すいません』」とある。


≪野党の代表質問が実施された1日の衆院本会議で、野田佳彦首相が答弁をつっかえ、平手で顔を数回たたく場面があった。

衆院本会議で公明党井上義久幹事長の質問に答える野田佳彦首相=1日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)≫

 東京電力福島第1原発廃炉への取り組みを答える際に「困難を伴うこと、こと、こと…」ともつれ、顔をたたいて「すいません」と頭を下げた。首相のこうした様子は珍しく、厳しい政権運営が続き「最近元気がない」(民主党議員)との見方を裏付ける格好となった≫


この政権には、以前“暴走おばさん”のご主人・「あの…もしもし、はいはい」大臣がいたが、皆さん方、ぜひ「近いうち」に健康診断で精密検査を受けたらいいのじゃないか?


国際情勢は急変していく。変わらないのは永田町周辺だけじゃ、2013年も日本は危機から脱出できそうにない。
せめて警察、海上保安庁、そして自衛隊に頑張ってもらわなくちゃこの国は持たない!



≪この方々は今…?=産経から≫


≪すべてはこの方から始まった…≫


≪この3年間のツケは大きい…全ては「後任者負担」か?≫

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