今朝の産経は一面トップでポンペオ国務長官の決意(米国の)を報じた。
米ソ冷戦を終結に導くためのニクソンの戦略であった「米中蜜月」は、キッシンジャーらにより、中共も経済的に豊かになれば、やがて自由主義陣営に加入するだろう、という甘い考えで中共を甘やかしてきた。周辺に誰も支那人の特質を助言するものがいなかったこともあって、ナ~ナ~のなれ合い関係が続いてきていたのだが、同じ”白人国家”であるロシアは別にして、世界の覇権を握ろうと画策している”黄色人種”の真実には目をつぶってきたため第2の黄禍に襲われた。
それは強大な戦力を保持している当時の米国としてはある意味当然の判断でもあった。つまりアメリカは有色人種を卑下していたのである。
とりわけ利権が絡んでいた民主党政権は、中共の”わいろ攻撃”にひとたまりもなかった。その結果が今回のポンペオ発言だろう。
米国民はやっと気が付いたようだが、歴史を学んでいれば、すでに第2次世界大戦時に、シナに注意すべきとする数々の報告が発表されていた。
外交官だったラルフ・タウンゼントは 『暗黒大陸中国の真実』という真実の書を著したが無視され、シナの麻薬利権に浸っていたルーズベルトは、蒋介石を支援して日本と戦わせたフライング・タイガー初め、軍事顧問らを多数派遣していた。
中に戦後来日して旧日本軍人たちと会談したウェでマイヤー将軍もいたが、彼が実体験上、シナ人の気質を見抜いていたことは「第二次大戦に勝者なし(上) ウェデマイヤー回想録」妹尾作太男 訳、講談社学術文庫、に詳しい。
しかし我が国の政治家同様、種々保身や金勘定に忙しい大統領の補佐官らは読んではいまい。
ところがWWⅡ以後70年たった今、世代が代わった若いポンペオ国務長官がついに正体に気が付いたのである。こうなると米国は一枚岩になる。
「リベラルたちの背信(アメリカを誤らせた民主党の60年:アン・コールター著・栗原百代訳)」に詳しい「リベラルたちの正体」も米国民には知られているから、日本のメディアがいくら民主党を応援しても、投票するのは米国民だから影響はあるまい。
さてその後の問題である。今朝の産経抄氏は「下手すると(日本は)、欧米市場から締め出される羽目になるかもしれない…」と危惧したがアングロ・アメリカンはそんなに甘くはない!「同盟国だ」と安心していても、やがて「踏み絵」を迫られ、右往左往するのじゃないか?
昔、現役のころには単純な「国防の基本方針」というのがあり、「米国との安全保障体制を基調としてこれに対処する」とあった。
しかし平成25年12月27日、昭和32年に制定された基本方針は古すぎるというので見直され、くだくだとした「役人の作文」に改訂されたが、中身は評論家以外は誰も読まない複雑な文章になっただけだ。
(以下略)
そこでいよいよ日本政府は「海洋国の米国につくか、それとも大陸国の専制主義国中共を取るか?」と踏み絵を迫られるだろう。
総理が安倍氏である間はトランプも匙加減を加える?だろうが、他人と入れ替わった時だったら、「東芝COCOM事件」程度で済みはしまい。
国家安全保障会議はどちらにつくか検討しているだろうな~~。幹事長抜きで!!
それでも中共についた方が”得だ!だという方は、遠慮なく大陸に移動するがいい。その際はゴムボートをお忘れなく!
世界情勢は急激に動いており、コロナやGoToどころじゃあるまいに・・・なんともあきれるほどノー天気な国だ‥・・・