軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

杉並区,作る会教科書を採択!

作る会の,極めて常識的な教科書を,杉並区が採択する事を決定した事は誠に喜ばしい.
数日前「採用がほぼ決定した」と報じられるや、反対派「住民?」が多数駆けつけて、暴力でこれを阻止しようとしていたが、なんとも見苦しい限りであった。テレビで反対する人たちの≪顔≫を拝見したが,なんともまあ,画一的で陰湿な人相が多く,私にはピーんとくるものがあった.
反対派の方々の殆どは≪杉並区以外の方々≫ではなかったのか?
体験に基づき,独断と偏見で言わせてもらうが,青森県の知事や県議選挙の際には、三沢市周辺での野党候補の選挙応援活動には,実に多くの応援団が「反基地闘争」を掲げて集まり,マスコミをにぎわせるのが常だったが,演説会場から離れた路地裏には,他県ナンバーの車が多数止まっていて,演説会が終わると,田舎スタイルから都会スタイルに着替えて乗り込む「方々」が多かった.ナンバーは青森から遠く離れたものが多く,半端ではなかったから,彼らは≪オルグ団≫だったのである.地元保守系候補者に教えたところ,車を見つけて大いに怒ったものである.
沖縄もひどかった.「米軍用地地主3000人が強制収容に反対」と朝日新聞は一面で大きく報じた事があったが,分母を書かないのだから本土の皆さんが驚くのも無理はない.「そんなに多数が反対しているのに政府は強引だ・・」とか何とか考えてしまう.軍用地地主の総数は,約22000人だから13%が反対していたに過ぎない.更に土地面積で言えば99・7%が賛成派であり,僅か0・3%の面積を所有する『地主』が反対なのである.つまり言いかえると0・3%の面積に過ぎない土地に3000人が関わっていたのである.これが有名な≪一坪地主≫であり,それでも人数を増やそうとどんどん分割するものだから,一人あたりの面積は,現地沖縄の方の表現を借りれば一坪どころか≪ハンカチ地主≫だったのである.
地元の沖縄タイムズは≪県民無視の暴挙だ≫「憲法を無視した論理だ.政府のあるまじき行為.違法状態を受けるべき」『未だ犠牲を強いるのか』と書いたが,確かに≪ハンカチでもふんどしでも地主は地主≫であろう.ところが拒否する3002人の内、沖縄県に在住する地主は1478人,県外在住地主が1524人と,肝心の沖縄県以外の地主の方が多かったのである.しかもその内外国人が13人,所在不明が2人なのだから,何とも不可思議ではないか?これでも『県民無視』なのだろうか?
もう時効だから週刊誌などの公表資料を引用するが,青木奈津子・東京都議,西浦宏・大阪府儀,山中きよ子・大阪府議,長谷川英憲・元都議,結柴誠一・杉並区議,西村綾子相模原市議等が,嘉手納基地や普天間基地のハンカチ地主なのだから,何をかいわんやだった.そんな事実は新聞もテレビも決して報道しないが,地元では有名な話であった.
今回の「作る会教科書阻止活動」にも,そんな臭いがぷんぷんしている.賛成派も,もっと『どぎつく』グループで全国行脚して反撃すべきなのだが,どうも左翼陣営のような『活発?な』行動は不得手の様である.しかし今回は藤岡教授始め,積極的に反撃に出たようで頼もしい.
ところが今後は、『採択に賛成した教育委員』に個人攻撃をかける恐れがあるから注意する必要があろう.
漸く一般国民も,そんな彼らの『異常な』行動の実態がわかってきて批判的だから,反日活動家達もやりにくくなるだろう.要は,「良識」の問題なのだが,反対派には『良識』が欠落しているようであり,他方良識派はその『良識』が邪魔をして,今まで一方的に押し捲られていたのが実態だったがこれも形を変えた『戦争』である.『戦争を賛美する事は許せない!』と作る会教科書を非難していたご婦人がいたが、彼女の行動が「戦争」である事には気がついていない.
これを機に,全国各地で良識派が『勝利』し,未来の日本を背負う子供達の為に腐りきった教育現場の浄化が進む事を期待したい.