軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

転居終了報告

先月29日以降、転居作業のため、ブログを中断してしまった。
先月下旬以降は、まさに火の車であったが、「作戦計画」どおり、31日深夜11時半に、住み慣れた世田谷を出発し、私がリーダー(長男のワゴン車に荷物とともに)、家内が2番機(家内のスカイライン)、3番機が次男のレンタカーのワゴン車という序列で、世田谷通りを通って、いろいろな「街道」を中継し、約1時間かかって6月1日午前1時半に目的地に着いた。まさに「夜逃げ状態」であったが、一家は無事に行動できた。
この日まで、機会を捉えては片道1時間半の行程を毎日2往復し、ねずみの引越しみたいに運搬したのだが、その理由は旧居、新居ともに進入路である路地が狭いので、大型トラックが入ると、近所のかたがたの通行に多大な障害を与えるから、それを回避したのである。
31日は、私は3往復し、荷物の積み下ろしから運び込み迄休まずに行動したが、「戦闘機パイロット」に要求される「強靭な体力・気力」が充実していることを感じ、今時の若い者にまだまだ引けをとらない!と自信が出た。やはり、体は若いうちにしっかりと鍛えておくものである。
高校時代から始めた剣道の鍛錬で得た剣道5段・錬士、防大時代の教練とその後得た銃剣道名誉5段、パイロットコースでの尋常ならざる練成の成果が、こうして生かされているのだろうと痛感した。

こうして新居に着いたが深夜である。ご近所に悪いので、休憩後風呂に入って就寝、荷下ろしは日が昇ってからにすることにした。
今まで住んでいた住居は、家内の祖父・陸士8期の陸軍少将が建てたものだが、戦禍を免れて焼け残った貴重な建築物であった。大正時代に建築が始まり、完成したのが昭和2年という、プライバシーもない古民家だったから、夏は暑く、冬は寒いという典型的な日本家屋であったから、不慣れな近代的新居の新装備には戸惑うことが多かった。
2階のリビングでボタンを押すと、階下の風呂が自動的に準備され、「お風呂の準備ができました」と女性の「アナウンス」がある!
入るとテレビが深夜番組を放映中、あがって次男に「イヤー、86Fから、ファントムに機種転換した気分だった」というと、「親父、ファントムじゃなくF-22でしょ」といわれたが、そのくらいの進化であった。
ようやく「自前の書斎」が持てたが、とにかく資料の山で、整理完了するのは夏を過ぎるだろうと思う。しかし、「近代的な」書斎なので、まるで「コックピット」の雰囲気がある。コンピューターも新調した。世田谷を「出る」のだから、「DELL」にしたが、プリンターもセットであるから、ノートパソコンのセットを入れると、2台分のスペースが必要である。それを、不要になった「食堂のテーブル」を活用したから、まるで「コックピット」に入ったような感じなのである。
まだ機材には不慣れだが、一応体制が整ったのでご報告しようと、資料の山を掻き分けて侵入してこれを打っている。
以上、私の人生で25回目の、おそらく最終となるであろう転居作業終了のご報告まで