軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

計画は未定にして決定にあらず

幹部学校時代、よく教官からこう言われたものであったが、引越し作業を通じてつくづく思い知らされた。「転居作戦計画」を立案して、詳細な行動計画を立案し、5月23日の新居の「鍵受領時」以降、荷物の大小、購入物品の搬入依頼、電話や電気水道などの申し込みと「開栓」作業など、業者や関係者と調整して、そのつど「世田谷」から「現地」に移動し、荷物の搬入作業を継続しつつ、業者の搬入物品などが届くのを待つ、という計画だったが、なかなか時間どうりには届かないし訪ねてこない。
そのため、時間だけが過ぎていき、一日2回を予定していた荷物搬入計画が1回に削減されるなど、しわ寄せが最終段階に集約されそうになったが、大型レンタカーを「導入する」ことによって何とか計画通りに遂行してきた。
ところが、そのさなかに、家内が「新規」購入したダイニングボードの一部が、二階に搬入できないという事態が生じた。
現場の階段幅が狭いので、十分に調査して、サイズをすべて「図面」で調べて、売り場の女性に確認し、組み立て式ですからOK・・・と確認したうえで注文したのであったが、届いた現物は、確かにばらばらな単体ではあったが、ひとつだけ、どうしてもぎりぎりで運び上げられない、という。「売り場の人は現場を知りませんからね」とは、搬入担当者の弁。仕方なく、一階の私の書斎にその「物」をひとまず置くことにしたのだが、これが大失敗。これはロープを使って搬入することにすると言ったのだが、今日はロープを忘れたので担当者は月曜日に改めて搬入するというのである。その事態が発生したのが金曜日。土曜、日曜には息子たちが加勢してくれるので、一気に荷物を搬入する計画である。ところが、この二日間の荷物搬入作業は、残置された「ダイニングボード」の片割れが、私の書斎に「デン」と置かれているため、「書物」「資料」「文具」など、開梱と同時に順番に本棚や、ロッカーに収納する計画のところ、この残置物のおかげで、バラバラに室内に積み上げたため、足の踏み場がなく、収納するにも一度外に荷物を出してから順に収納せざるを得なくなった。
月曜日に、ロープを持って作業員が来てくれたが、今度はこの「残置物」を搬出するため、再び書籍類と資料、アルバムなどを再移動する。早い話、「めちゃくちゃ」状態になってしまったのである。
そのため、未だにパソコンの前にたどり着くのに時間がかかる!
昨日、ようやく書斎に「獣道」を開設したが、机の下の配線点検もできず、プリンターなどとの結合もできていない。未だに片肺飛行だが、なんとかこうして書いている次第。
私の今回の「転居作戦計画」は、おおむね80点だと自負していたが、私の書斎整備計画だけは50点である。計画は未定にして決定にあらず。「机上の空論」を身をもって確認した。
この間も、ブログに対してコメンテーターから、暖かいご声援を受けて感謝しているが、今頃になって体の節々が痛くなり、どうも「年」を痛感している。
新居は、多摩丘陵のすそに当たる、風光明媚なところ、何しろ空気が実にうまい! 落ち着いたら私が今までかかってため続けてきた、貴重な資料を使って「ガンガン」世相批評?をするので、今しばし、私的状況報告で我慢していただきたい。