軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

日経が新聞協会賞??

聊かお詫びじみるが、先週末から体調不良で、貧血気味だったのだが、もともと低血圧気味の上「夏ばて」だろう、と勝手に考えて行動していた。
6日に都心で会合があり、例の富田メモは88年4月28日に行われた徳川義寛「元侍従長の記者会見」時の「富田メモ」であることがほぼ明白になったことを知らされた。
この会見に富田朝彦長官も立ち会っていてメモを取っていたというし、「だから、私はあれ以来参拝していない」といった[私]は昭和天皇ではない、という。色々な証拠文書を見せられたが、特にTBSの筑紫哲也氏の番組で放映された文章をコンピューターグラフィックスで詳細に分析した資料は面白かった。
とにかく、報道されたあのメモに登場する「中曽根」「藤尾」「奥野」「松岡」「白取(鳥)」「筑波」「松平」という「固有名詞」のうち、富田氏と近かったものをクロスワードパズル風に並べていくと、面白いことに常にクロスする方がいる。
この方と歴史学者や日経記者たちと再びクロスワード化していくと、背景にある何かが浮かび上がってくる。
それはさておき、この会合では『日経』が新聞協会賞をもらうことになり、疑惑払拭の手に出た、ということであった。つまり、これで「既成事実化する」というのである。
信憑性も不明な「単なるメモ」を報じて、国家国民に多大の「迷惑をかけること」が新聞協会では「表彰に値する」ことらしい。あまりの意識のずれに呆れて聞いていたが、7日の新聞に新聞協会の発表が出て、日経の受賞が事実だったことが確認できた。
もしこれが「うそのメモ」だったら、日経新聞社は間違いなく倒産だろう。

帰路、気分が悪くなり、帰宅後就寝したのだが、7日午前に診察を受けて驚いた。
血圧が100〜60だったのである。すぐに点滴を受け、胃カメラを飲まされたが、胃に不具合は無く、しばらく小腸・大腸のほうの様子を見ましょう、ということになった。
帰宅して何気なく産経新聞の「今日のあなた」という占いの欄を見たら、私の今日の運勢?は「下半身のトラブル早く病院へ」とあったので思わず声を出して笑ってしまった。だるいのでソファーに横になっていると、テレビで「幼女連れ去り事件」を報じていたが、犯人は「看護師」だったという。キャスターが「看護師の女は・・・」というので、奇異に感じたのだが、そういえば「看護婦さん」は、男女不平等?だとして「看護師」に統一され、我々の少年時代の“憧れ”であった「白衣の天使」ではなくなっていたことに気付いた。男を「看護師」、女は「看護婦」でどこが悪いのだろう?
「看護婦の」といえば足りるものを、わざわざ「看護師の女…」だとか「看護師の男」などというのは「逆差別」じゃないのか?などとぼんやり考えた。
8チャンネルのスーパーニュースの、「荒れる10代に愛の手を元暴走族総長の熱血漢改心してボランティア非行少女の再起を支援…」というドキュメンタリーには考えさせられた。教育関係者は一度ご覧になるが良い。

そんなわけで今朝までパソコンを開けなかったが、開いて驚いた。実に熱心な討議が続けられていて、感心した次第。
来週は講演が3回予定されているから、体力回復のために今日はこの辺で失礼。読者の皆様も『夏バテ』後遺症にはくれぐれもご注意を!