軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「チャンネル桜」スタジオ一新!

 昨夜は恒例のチャンネル桜の「今日の自衛隊」の収録に出かけ、井上キャスターと“防衛漫談”をしてきた。驚いたことに、スタジオが近代的なセットに一新されていて、我々がそのこけら落としになった。「本物のスタジオだ!」と井上君が言ったら、「じゃあ、今までは何だったのですか?」と女性ディレクターが言ったので、私は「今まではスタジオならぬスタンド!」と茶化してやった。
 スタジオが一新されるとディレクターのカメラ操作は便利になるが、出演者としてはカメラ目線が定まらない時がある。残り時間表示やモニター確認も難しくなるなど、井上キャスターも当初戸惑っていたが、余程のことがない限りカットなしで進行するのが「チャンネル桜」の良い点であり、その分話し方にも緊張感が出る。私は素人なので口からでまかせだから気にはならないが・・・
 開局当初のスタジオは薄暗く、放映された画面を見た次男から「もっとスタジオは明るくなきゃー。オヤジなんか、まるで青山墓地に現れたUFOみたいだ!」とからかわれたものだが、やっとすばらしいスタジオになり国営放送局並み?になった。とにかく「本音で勝負するメディア」には、スポンサーがなかなかつかないものらしく、このスタジオリニューアルも、あまりにも“お粗末な?”状況を見たある篤志家が寄付してくださったそうで、若いディレクター達も大張り切り、カメラ、音声、舞台装置などなど、すべて彼らの手作り、日曜大工で、このスタジオも、若い彼らが土曜・日曜に出てきて深夜までかかって完成したものだという。
 そこで今日は、一応チャンネル桜の「コメンテーター」なる肩書きを持つ私としても、PR位してあげないと彼らに悪いので、事務所にあったパンフレットを御紹介しておくことにしたい。志を同じくする方々の応援を是非お願いしたいと思う。
 特に現在、水島社長が“全財産をなげうって”取り組んでいる映画「南京の真実」製作は、戦後日本人が陥っている「呪縛解放」の一助であり、是非成功させたい事業である。
 水島氏とカメラマンは、今日は北陸地方に飛んで、生存しておられる当時の関係者の聞き取り取材に出かけている。水島社長は先週「ぎっくり腰」になって困っていたから、私が良い治療所を紹介したのだが多忙で時間が取れない。そこで彼は「『痛くない”痛くない!』と自己暗示をかけたら、痛みが少なくなりました!」と言っていた。こうなると、まさに神がかり?である。
 戦後中国側と、反日新聞などによって一方的に作り上げられた『虚構』に決着を付けておかねば、死んでも死に切れない、という一途な彼を応援したい。

 ところで、『従軍慰安婦』決議が米下院を通過した余波も消えないうちに、友人が『このブログを是非見てごらん!』と紹介してくれたので開いてみて思わず噴出した。
 私と同じカテゴリーランキングに上がっている『特定アジアニュース』さんのブログで、6月30日の部に『売春させろ!・・・』という題で、韓国中央日報の記事が翻訳されて写真入で掲載されている。
 詳細は読者諸賢に読んでいただくとして、粗筋は韓国の遊楽街で働く「性労働者」の女性たちが「6・29性労働者の日」に「政府は私達を売春被害女性だと指し示しながら、自活と支援を取り上げ論じるが、遊楽街の売春女性の大部分は厳然とした性労働者である」と主張し、3000人以上が集まって抗議デモとセミヌードのパフォーマンスを繰り広げたというものである。一体「従軍慰安婦」「強制的性奴隷」問題とはあの国にとっては何だったのだろうか? このブログに寄せられているコメントが実に愉快である。「マイケルホンダさんに訴えたら」とか、「60年後に従軍慰安婦にすりかえられるのかも・・・」などなど、久しぶりに腹から笑ってしまった。整合性?が取れていないあの国らしい出来事ではあるが、そんないい加減な国に振りまわされている我が国の方が情けない。

 ところで久間大臣発言は「野党連合」と「反安倍勢力」がまるで鬼の首でも取ったようにはしゃいでいるが、「この事象を『自民』対『野党・反日メディア』で見ると判断を誤るよ」と言った人がいた。
 なるほど、そこまでは気が廻らなかった。つまり、あれは自民党内の反安倍勢力と示し合わせた発言?で、安倍首相追い落としを狙う、陰湿な与党内一部勢力の存在を忘れてはいけない、というのである。
 彼が言うには、若い安倍首相は、戦後の「“放置”国家」のツケを一身に背負って、夏のボーナスを返上してまで気丈に戦っているのに、身内の中の反安倍勢力がうごめいて彼を苦境に追い込んでいるのだ」というのである。
 たしかに「自民党」といっても「右から左」まで、中には隠れ左翼もいるというのだから複雑怪奇、左翼にハイジャックされた「民主党」よりましだとはいえ、国民にとっては有難迷惑な話である。
 雉さん>のコメントに紹介されていた、この国が中国の第二期工作を受けて最大の危機に陥った村山内閣時代の閣僚名簿を見るがよい。あの裏切り者・緒方元公安調査庁長官時代である。この名簿を見ても何も気がつかない日本人は既に毒が全身に回っているのである。
 久間発言をとらえて、声高に叫んでいる組織や人をじっくりと観察しておき、その名を控えておいて、投票時に間違った判断をしないようにする必要がある。まさに今月は、天下分け目の決戦の時なのである。