軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

誇り高き韓民族?!

 中国の“不衛生”食品問題がテレビ新聞を賑わせている。10年前に私が大陸で体験したことが、今頃日本で騒ぎになるのだから、なんとも情報伝達のいい加減さを再認識させられる。アメリカが騒いでいるから“安心して”報道しているのかどうか知らないが、いずれにせよ我国の「メディア」が如何に偏っているかの証明だろう。
 家内の“お供”で、スーパーなどで主婦の買い物状況を観察するが、「土用丑の日」も近いこともあって鰻が注目されている。さすがに「中国産」の安物?は大量に売れ残っていて「当店の中国産鰻は衛生基準を満たしています」と表示してあるが、誰も手を出さない。今や中国産鰻は売り場からほとんど姿を消して、今度は「○○県産」「国産」などと仰々しいレッテルが貼られた物が並んでいる。
 このところ少々バテ気味なので、家内に「蒲焼」を所望すると「たとえ“国産”と貼ってあってもいかがわしい。成魚を仕入れて国内の養鰻池で少し育てて「国産」と偽っているのかもしれない」という。
「では台湾産なら?」というと「福建省から仕入れているのかも・・」と受け付けない。「そこまで疑っては店に失礼だろう?」というと「ミート・ホープの例もあるでしょう」というから返答に窮する。
 中国の“不衛生”食品問題は、中国は当然だが、我が国の業者に与えた影響も実に大きかったことだろう。商いは「信用第一」という格言の重みを思い返すべきである。そこで我が国のメディア浄化についても、今回の“不衛生食品”の例に倣って、精神衛生上良くない番組のスポンサー企業に、“中国産鰻”のような選択肢を適用して欲しいのだが、一般主婦には期待できないものか?
 私もそのとばっちりを受けて、今年は鰻抜きの丑の日、“旧海軍の猛訓練”日になりそうである!(月月火水木金金!で土曜〔土用〕無し)

 ところで最近は衛星放送中心で殆ど地上波(痴情派)テレビを見ないのだが、たまにチャンネルが入ると、その落差に唖然とする。ディスカバリーヒストリーチャンネル、ニュースは日テレ24、CNN、BBCなどにしているが、これで十分である。昨日のCNNでは〔ユーチューブと連携した米大統領選の民主党8候補のディベート〕が行われていたが、品性を疑うようなバラエティ、無機質な「政見放送」や「芸者の花代」「大臣の絆創膏」問題にこだわる我が国のニュース番組との格差を見せ付けられる思いで、わが国の「民主主義」は「愚民主義」の域を出ていないと痛感する。
 そのCNNでは、アフガンでボランティア活動をしている韓国人男女が拉致されたことを報じていたが、ノムヒョン大統領も痛し痒しだろう。北朝鮮に拉致された自国民に関しては「ノーコメント?」だったが、今回はそうもいくまい。贈答品の良し悪しで物事が決まる国柄、相当な裏交渉が行われているのだろうが、不足分を我が国に「戦後賠償」とか何とか言いがかりを付けてこないとも限らない。
 冗談はさておき、私には色々な方々から色々な資料が送られてくるが、その中に面白いものがあったので今日は長くなるが御紹介しておきたい。福田久氏という八千代市にお住まいの方が「亜細亜地政学研究」という30ページほどの小冊子を発行しておられる。
 その39号は「存在〔ザイン〕と当為〔ゾルレン〕としての沖縄戦集団自決教科書表記検定問題」という、いかにも哲学的論評なのだが、氏はこの問題が沖縄県内に広まるきっかけとなったのが、昭和25年に発刊された沖縄タイムズ社刊行の「鉄の暴風」であり、それが全国的に波及したのは、作家大江健三郎が「沖縄ノート」に、その記述を何ら自身が検証することなしに孫引きしたことによる、と明快に論証している。
 その中に、集団自決とは無関係?なのだが、北村良知愛知教育大教授の「聖人の社会学――市民社会とローマ法」の中に、1988年にソウルオリンピック開催に備えて西ベルリンを訪れた韓国議員団の、次のような面白いエピソードが紹介されていた。
「ベルリンは言うまでもなく1936年のオリンピック開催都市であり、オリンピック記念館が遺されている。(中略)上記の韓国議員団は、この記念館を訪れ、マラソン競技の優勝者・孫基禎のブロンズ像の国家名が日本(Japan)になっているのを目にした。そこで、議員団の一人が館員に孫基禎は韓国人であるから国名を日本から韓国(korea)に書き換えるように注意した。記念館員のドイツ人は、ベルリン大会の開催された36年に「韓国」という国は存在したのか?と尋ねた。
「当時は日本の植民地でした。韓国は」と議員は答えざるを得なかった。すると館員は、「それでは孫選手は当時Japanerですね。Japanを代表してマラソンで優勝したのです。書き換える必要はありません」
 そしてその後のやり取りが面白い。
孫基禎はしかし韓民族の人です。であるのに何故Japanのプレートを付けていなければならないのですか?」
(韓国)議員団は次第に激高してきた。それに対して「民族としては韓民族でも、国家としては孫選手はJapanに当時属していたのです。民族と国家が一致しない例などヨーロッパにはありふれたことです。それにです。韓国は何時独立したのですか?」
「48年です」
それでは当然その時韓国は無かったのです。孫選手は日本人として勝ったのです
「しかし、韓国は独立国です。韓民族も日本とは全く異なる偉大な民族です」
(中略)
「それは否定できない事実でしょうが、しかしそれは45年以前において韓国が日本の植民地であったことを否定したり、消去することは出来ないのです」
 これを聞いて韓国議員団が怒った事は言うまでもないが、更にドイツ人館員が言葉を進めて「45年以前の段階で何故韓国人は、独立運動を起こして、独立を勝ち取らなかったのですか?」と反問した時に、議員団の怒りは頂点に達して「植民地で独立運動を起こすことがどのような残酷凄惨な弾圧を呼び込むものかは、誰でも知っている。何故我々だけにそれを期待するのか・・・・・・」と。
 この押し問答は結局喧嘩別れになったが、夜間に入ってから議員団の一人が記念館に忍び入って、孫基禎のネームプレートの「Japan」を削り取り、「korea」と書き換えた。
 数年を経て、当時議員団の一人として記念館を視察した団員の一人が、記念館を再び訪れて見ると、孫基禎の胸像のプレートは記念館の手で、また「Japan」に戻してあったという」(以下略)
 韓民族の特性を表しているエピソードだが、今でも我国内に「誇り高き韓民族」の末裔がいるのは事実である。まさか彼らが「独立運動」を起こして「残虐凄惨な」事態を引き起こすことはあるまいが?気に食わないのであれば「偉大な祖国に帰国」すればよかろう。それとも「表札」を「韓民族名」に書き換えればよい。創氏改名は気に食わなかったはずである。しかも現政権になって、親日派の財産を没収しようとしているとも言うではないか。詳しくは「韓国は日本人がつくった・・・朝鮮総督府の隠された真実」(黄文雄著:徳間書店)を読めば良い。

「年金目当て?死亡の母放置」という記事が、今朝の産経新聞29面の片隅にあった。葛飾区のアパートで4年前に死亡した実の母親と同居していた46歳の娘が、母の死亡を届け出ると「年金が止まってしまうのでそのままにしておいた」と説明した。警視庁は殺人事件とは見ていないようだが「年金を騙し取った可能性もある」として調べているという。一方では、暴力的な外国勢力拠点からの徴税は棚上げし、その総連と公安調査庁長官が癒着して錬金術を発揮する。不法滞在者に手が回らず、残留孤児と偽って我が国の税金を貪る「外人」家族に十数年間も生活費を援助し、貴重な税金をODAとして未開発諸国に垂れ流す政治、その一方で、看護婦として地域に貢献してきた母の葬式も出せず、4年間母の遺体と「同居」して細々と生き続けてきた46歳の日本国民がいる。彼女の心情を思うとき、やりきれない思いで腸が煮えくり返る思いがする。これは「寅さん」で有名な、人情溢れる?情緒豊かな東京の下町である筈の「葛飾」での出来事である。この国の「よき伝統文化」は確実に消えつつある、と感じたのは私だけだろうか?
 戦後の「無作為政治体制の打破」「敗戦後遺症からの脱却」こそ急務である。

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