軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

国連警察隊って?

 昨日は土砂降りの中、TVの収録で都心に出た。朝日ニュースター(CS・ケーブルTV)の「山ちゃんのジャーナルしちゃうぞ!2」(タブーに挑戦!核なしで日本は本当に安全?)という一時間番組で、山ちゃんとは南海キャンディーズ山里亮太氏、コメンテーターは「週刊朝日編集長」の山口一臣氏、ゲストが私だった。
 何で私にお声がかかったのかは知らないが、核問題の是非について考えるというので参加したのだが、いい勉強になった。ただ、私がいつもの「防衛漫談調」で話すので、話題はどんどん急展開、裏でディレクターは苦労したのでは?と思ったが、一時間があっという間に過ぎてしまった。

 若い「山ちゃん」をベテランの週刊誌編集長が支えている番組だが、核についても軍事一般についても、国民の前に「素材」が提供されていないことに気がついた「山ちゃん」は、材料無しで判断する苦しみを味わったようだが、それだけでも大きな成果だったと思う。しかし、彼があげる≪具体例≫は実に的を射ていて、21世紀を生きる若者達に、いかに“大人たち”がしっかりした判断材料を当てえていないか、つまり「教えざるの罪」がいかに大きいかを再認識した。

 放映は8月15日(土)深夜0時から午前1時の予定だそうだから、都合がつく方はご覧戴きたい。

 ついでにこの日私は、18時から20時までの予定で、文京シビックセンター内の3F第1・2会議室(定員80名)で、≪終戦の日に思う≫と題して、特攻隊秘話、終戦秘話を「電気紙芝居方式」で御紹介する予定である。
 主催は「士気の集い・青年部」参加費1000円(事前申し込みの女性・学生は500円=電話090−3450-1951:FAX03-5682-0018)
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 さて、今朝の産経トップは「民主優位揺るがず」だとある。産経とFNNの合同調査の結果らしいが、「自民は無党派層で回復基調」ともいう。

 そのわきに民主党は「国連警察隊」を創設して、過度の対米依存から脱却すべき。国連平和維持活動(PKO)への武力行使を前提としない参加のための国内組織(例えば国連待機即応部隊)を設置し、それまでは暫定的に自衛隊で対応。国連の組織として「国際緊急警察隊」を創設するのだというがさっぱりわからない。
 世界情勢はそんな生ぬるい措置では解決できない問題が山積しているのだから、民主党には現実認識が出来ていないというほかない。民主党は、政権をとりたいばっかりに、滓のようにへばりついている他の野党を集めようと、姑息な手法をこねくり回しているようだが、自分でも言っていることが理解できているのだろうか?
なんだか、昔の自民党が、政権にしがみついて≪甘い汁≫を吸うために、自社さが連立したことを思い出す。あれはとんでもない“悪夢”だった。そんなことをしたから自民党は今頃“つけ”が回ってきて七転八倒しているのである!


 ところで、今朝「どうも民主党の言うことに納得がいかない」と、過去の民主党幹部の言動を列挙し、解説を求めてきた友人がいるので、私よりも読者のほうが的確だろうと思い、彼の疑問点をそのまま貼り付けることにする。できれば民主党員で回答してくださる方がいれば、と思っている。
≪一旦民主が政権をとってしまえば、安全保障や外交や教育問題で取り返しのつかなくなるような気がする。
 その例として、民主党大幹部の岡田氏の過去の言行録を掲示板からピックアップして列記するのが、一番本質が理解できると思うので、羅列したのだが嗚呼おそろしや!

≪岡田氏発言録
参政権がほしいなら国籍を取れということは,人権にかかわる。
○中国の役割は米国と並んで非常に大事だ。総理が自らの考えを押し通して靖国参拝をしたことは,非常に国益を損ねている。
○(拉致被害者)5人を(北朝鮮に)返さないと政府が決める必要はない。
○国会で北朝鮮の名前を出すのは相手の気分を害するからやめろ。
○『国歌君が代』は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家にふさわしい国歌があっていいんじゃないか。
○そのサインが本人のものだと確認したんですか。名誉毀損ですよ(菅代表の拉致犯釈放嘆願署名について)
○9割方単位を取っているので,経歴を詐称したことにはならないのではないか(古賀議員学歴詐称問題)
○私は戦争に責任を持つ人が一緒にまつられていることに非常に抵抗感を覚える(靖国問題について)
金大中前大統領が言われた未来志向のレールの上をうまく走っていないとすれば、主に日本側に問題があると思う(2004.05.28 羅鍾一駐日大使との会談で)

 彼の過去の言動ですが閣僚の靖国神社参拝禁止、従軍慰安婦被害の調査と賠償問題、過去の日本の『罪』を追求する恒久平和調査局を設置、永住外国人への地方参政権付与など、まるでシナが日本侵略しても無抵抗で歓迎する日本の環境を整える民主党はん、こんな政権をつくらせたらあきまへんわあ! どうお思いでっか?≫

 これだけ読むと、彼は日本人ではないような気がしてくるのだが・・・


 昨日乗ったタクシーの運転手さんも「民主は主張がころころ変わり、マニュフェストもいつ最終版が出るのだろう?顔を見ていても頼りないリーダーばかり、かといって自民も麻生の後に誰がいますか?
TVで見たが小泉の息子も28歳で人生経験もない。息子より若く頼りない。何ができるのだろう?相続税対策でしょう?この国は本当に人材がいなくなりました!」

“庶民感覚”は鋭いな〜と思った次第。

 馬政権に変わった台湾では台風被害が甚大だという。特に南部がひどいらしく、心からお見舞い申し上げるが、政局混乱と天災は連動するのかも?と考えてしまう。中国の四川省地震、各地の天災・・・
 日本も今日は台風9号が接近しているが、一昨日は広範に地震、今朝も連発、いやはや異常気象は天の怒りか?と考えたくなる・・・。
 映画「八甲田山死の彷徨」で、動きが取れなくなった若き指揮官が「天は吾を見放したか!」と嘆くシーンがあったと記憶するが、なんだか近々そんな事象が迫っているような気がしてならない。
まもなく二百十日、台風だけで済めばいいが・・・。各々方、油断めさるな!

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