軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

時は悪人の味方か

 15日に、靖国神社境内で行われた「全国追悼集会」で、田母神氏が発言したあと「ドイツ人」が野次を飛ばしたという。日独伊三国同盟を結んだのは軽率だった、と私は考えているのだが、日本人一般は「ドイツ人」に好意的である。
 そのドイツ人が何と野次を飛ばしたか知らないが、靖国神社境内で野次を飛ばしたというから日本人としては許せない。彼の背後関係を十分に調べる必要があろう。ゾルゲをかくまっていたのもドイツ大使館であったし、南京で、言われなき「証言」をして“大虐殺”を煽っているのもドイツ人である。
 今朝はそんなことでいろいろ情報が届いて午前中は対応に追われた。原稿二本は既に送った後だったからよかったが・・・


 コメントに「天皇制打倒運動連絡会」のデモがあったと書かれていたが、こんな組織は知らなかった。左翼の集まりだが、裏では“外国人”が糸を引いているという。

 もっと恐ろしいと思ったのは、「先生は『ご先祖様を敬え』とよく言われるが、ご先祖様に“外国人”を持つ政界の大物達には効き目がない。むしろ彼らは胸を張って“先祖を大事にしている”から」という示唆の方であった。


 いやはや驚いた。朝鮮半島は36年間わが国の統治下にあったが、その間互に“民族”は交流し、一部の『抗日戦線』メンバー以外は、互に安定したアジアを建設しようと夢見ていた。特に済州島からの“移民”は、関西方面に多数移住していて、それなりに同化した生活を送っていて、各方面で活躍している者が多いことは周知の通りだが、半島の方は大東亜戦争でその夢が絶たれ悲劇に襲われた。
 北はソ連支配下に入り、南はアメリカの支配下に入って分断されたからである。

 日本列島に残留?した、かっては苦楽を共にした“日本国民”だった半島出身者達は、連合国の占領政策によって戦後しばらく「第三国人」と称して占領下に暗躍した。

 やがて日本が独立し復興するや、その一部はある意味で危機感を感じた。それらの系譜が未だに水面下で暗躍しているのだ、という示唆ももらったが、彼は『政界の大物達の系譜』を調査されることを勧めますと私にいう。

 確かに日本列島に“残留する”半島出身者同様に、半島にも“残留する”日本人がいてもおかしくはない。
 
 7年前、生まれ故郷の樺太を2度目に訪ねたとき、残留日本人会と、韓国人会を訪問したことがあったが、彼らはソ連軍の不当な侵攻によって取り残され、その後もいろいろな事情があって帰国できなくなった方々である。

 同様に、半島にも日本国内にも同様な組織が存在する。だから彼らにとっての『ご先祖様』は『それぞれ別に存在する』というのである。

 それに該当する大物議員たちの名前は挙げないが、両親か祖父母かに“外国人”がいても少しもおかしくはないのだが、問題は彼らが日本政界を牛耳って『先祖がえり』をするか、異なった『愛国心』を発揮し、この国に同化しようとしなくなった時である。

 最初に書いた「天皇制打倒運動連絡会」などはその象徴だといえそうだが、民主党内に水と油状態で潜伏し、機会をとらえてこの国を牛耳ろうとしているグループについて、その系譜を詳細に調査することが望まれよう。


 日本のメディアの大半は既にその支配下にあるようだから、候補者達の一切の出自を覆い隠していると見て差し支えあるまいから、代わりにインターネット情報などの信頼できるものを調べて候補者の『正体』を確認しておく必要があると思う。


 ところで、久しぶりに門脇翁から『あけぼの』395号が届いた。相変わらず健闘しておられて嬉しいが、「時は悪人の味方か」には考えさせられたので転載したい。


≪日本に悪意を抱いている国、または政府の言うことは、丸々信用し、日本の責任者の発言には疑念を持つ反対するという人は多い。なんでもやたらに隣の庭に憧れる考え方が、中国西北の砂漠地帯を、夢の楽園に変える。シルクロードは茶の間の感傷を誘うに十分だが、砂漠の旅と奥の細道では、まるで別世界。生と死の世界というほかはない。
 北朝鮮に拉致された人々は、北鮮政府が既に死亡したといっているのだから・・・という人。そうは云っても生きているかもしれないと考えることの差。その中に全員死亡する≫


 北朝鮮で30年以上もの間、苦吟している同胞を捨てて、今は票獲得に奔走する方々の見苦しい人相・・・嫌悪感さえ覚えるが、そうは云ってもそんな方々にわれわれ有権者は自分達の命を預けているのであり、誰を選ぶか、どんな政府にするかによって、自分達の今後の生き方も激変するのだが、そんな意識がまるで感じられないお祭り気分である。

 盆踊り会場で踊ったり、赤ん坊に頬ずりする前期高齢者候補!、小隊長であるべき新品?少尉がまるで師団長に突然着任するかのような、人生経験不足を感じる頼りなさそうな“若造候補者”や、教養が感じられない女性たちの嬌声を聞いていると、ご先祖様が早くお迎えに来てくれないかな〜と考えてしまう。


 地震予知連絡協議会なるものがあり、事前に国民に「予知」することになっているが、このところの多発地震にさっぱり効果を挙げていない。誰が予算を浪費しているのか!などとケチなことは云わないが、役に立っていないのは事実である。同様に、国政を占うメディアの「予知合戦」も無責任な情報を垂れ流しているが、いずれにせよ、いよいよ2700年の歴史と伝統を誇った日本国の将来の「終わりの始まり」の選挙戦が明日から始まる・・・。私は、諸英霊のご加護にすがる以外に助かる道はない、と神頼みの毎日である。

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