軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

民主党幹部に「国旗侮辱罪」を適用せよ!

 今朝の産経一面・産経抄子は『民主党の日の丸切断事件』を取り上げて、『国旗に対する侮辱』だと書いたが、私のブログのコメント欄には、
≪集会に参加した従兄からの情報。
 彼の周辺10名ぐらいの参加者が旗を見て、「ホント、やりよった」と、檀上を指しながら大はしゃぎ、爆笑してたと。 その時従兄は何のことか、わからなかったとも言っていたが≫
≪民主の鹿児島支部の知り合いから聞いた話。
 もともと支部にはきちんとした支部の旗は存在していた。ただ、日教組の党員関係者がこういうの出そうよと提案。
一応支部長である議員にも話通す、面白いやってやれ。 と、いう感じで党ぐるみで行われていた。
 鳩山党首がこのこと知らないはずもなく、当然上にも報告が行っていた≫
というインターネット情報が寄せられている。多分これが真相なのだろうと思う。


 27面に「日の丸切り張り 旗作成」「民主陣営が謝罪文」と云う記事が出ているが、それによると、「地元の衆院鹿児島4区に立候補した皆吉稲生氏(59)の陣営が18日、『国旗の使用方法として誠に不適切』と謝罪する文書を公表した」という。
 今朝の候補者一覧表によれば皆吉候補は『元労組役員』という肩書きであり、比例でも重複している。
「謝罪は後援会名で出された。問題の国旗は、『熱心な支持者が手作りで作成し持参した』もので、日章旗の上部4分の1と下部4分の1を切断し縫い合わせたと説明し、『国旗を貶める意図は全くない』と釈明し、主催者の不手際を詫び『今後、このような過ちを繰り返すことのないように細心の注意をする』としている」というが、この”事件”は8日におきていたものだが、今まで全く“隠されて”いたのだというからマスコミも許せない。


 小沢さんも鳩山さんも、自分にまつわる不祥事は、熱心に支えてくれている秘書が勝手にやったことだとしてスケープゴートにして“逃げ切った??”が、そんな、平気で部下に責任を負わせる幹部が率いる政党らしく、今回も「熱心な支持者が手作りで作成し持参した」ものだと”熱心な支持者”をスケープゴートにした。しかし、本来は、候補者自らが全責任を負うのが筋だろう。なんとも姑息な政党である。

 更に、「国旗を貶める意図は全くない」そうだが、もし本当にそう思って「作成」したのなら、児戯にも劣る思考の持ち主、そんな判断力しかない者が国会議員に立候補する資格は全くないと断言できるし、そんな者を集めてこの政党は、この国をどうするというのだろう?
「今後このような過ちを繰り返すことのないよう細心の注意を払う」そうだが、候補者は筋金入りの労組役員だから信用できない。「繰り返さない」つもりならば民主党は立候補者を辞退させるか、除名すべきであろう。


 防大入校以来、38年間の自衛官生活で、朝夕の「国旗掲揚・降下の儀式」に慣れ親しんだ私として、いや日本人として今回の『日の丸切断事件』は看過することが出来ない。


 T-33の操縦教育で、飛行前に両翼に飛び乗って、翼上にある燃料補給口を開けて燃料の確認をするのだが、直ぐ傍に日の丸が描かれているから、油断すると“踏む”ことになる。そうすると教官から「貴様は日本人か!日の丸を踏む奴があるか!不注意にもほどがある!日の丸に気がつかなかったとしたらパイロット失格だ!」と厳しく叱責されたものであった。平気で日の丸を切断したこの候補者と支援グループはきっと日本人じゃないのだろう。

 空幕広報室長だった時、山梨県庁前にある『科学センター』に展示されていた、F-104J戦闘機が異常である、との通報をもらったので、現地調査に行った私は、機体を見てショックを受けた。
 私はF-104のライセンスは持っていなかったが、同じパイロットとしてその異様な姿に涙が出る思いだった。

「平和のために軍事色を薄める」という理由で、機体全体を薄い空色で全面塗装し、機体番号を消し、そのうえ日の丸までも小さくして観覧者からは容易に見えない位置に移動してあったのである。
 わが国の防空任務についていた精悍な機体は、今や「突然変異の白子」のような異様な展示機に変身させられ、山梨県の「科学センター」前の広場にさらされていた。
 教育長に面会して話を聞いたが少しも要領を得なかった。しかし、彼は陸士出身だとわかったから、この事態を少しも異様だと思わないのか。それでもその昔、国に命を捧げる決意をした方か!と詰問し、『百歩譲って機体の塗装と機体番号はそのままにしても、せめて日の丸だけは復元して欲しい』と要望したが、裏に相当な圧力があることが伺えた。

 それが今や民主党内で実力者?といわれている、元山梨県日教組委員長であったと後でわかったのだが、日教組を支援する報道を継続していたのが『毎日新聞』であった。しかも当時の若手記者はなんと『防大任官拒否組』だったらしい。

「国旗」を切り刻み、快感を叫ぶような支援者が集まるグループは、明らかに反日団体である。これでも日本人が目覚めないとすれば、ヒトラーポルポトサダム・フセインの悪政下で苦しんだ犠牲者たちと同様、やがてその悪政下に呻吟する日が来ることを覚悟しなければならない。

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