被災地は待ってはいられない！ - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

今朝の産経は一面で宮城県ががれき処理に踏み出したことを報じている。
「2400億円事業透明性課題」「がれき処理一括発注=石巻ブロック」「民間の知恵や工夫何処まで」「公募2週間で締め切り」などという見出しが並ぶが、震災からすでに5か月、被災地は待ってはいられないのである。

ＴＶなどは「なでしこ」と「被災者」物語を、節電なんぞどこ吹く風とばかりにワイドショー的に放映しているが、私の友人達は被災地の女川で今でも避難所暮らし、家族はバラバラ状態である。ためしに本を郵送してみたが、すでに2週間たっても届かない。自宅が流出し家族が分離し、本人が避難所にいると「記録」にあっても、異常事態だから郵便配達事業も平常時のようにはいかないのである。むしろ≪宅急便≫の方が確実だったと今反省している。こんな不便な生活が早や5か月…

そんな現場の窮状とは無関係に、国会では「殿上人たち」の優雅な？お話し合いが続いていて、今やめると失職する恐怖に囚われた議員の方々の「学芸会ムード」が続いている。極めて重要な案件である『外国人献金問題』についても、のらりくらりと逃げ回っていて、呆れ果てた国民は、今や完全に政治不信、過半数以上が「無党派層」になってしまった。今の政治に期待していないのである。
かといって首相が仮に“異常者だ”と分かっても首を挿げ替えられないのが、戦後民主主義の「落とし穴」、ヒトラーも、ムッソリーニも、連合軍に敗退するまで生き延びた…

今や2012年の世界の政治指導者交代を前にして、1929年の経済恐慌が再現しないとも限らない世界情勢なのだが、わが民主党政権はコガネムシのように「大金持ち」らしく、高速道路も無料化継続、子ども手当はひっこめない、高校無償化も推進、放射線被害を受けた牛も田んぼも、風評被害を受けた人々にも全額補償…などなど、打ち出の小槌を持っているらしい。
多分、北朝鮮と密接な関係にある「市民の党」を通じて朝鮮半島に多額の隠し財源と打ち出の小槌が隠されているのだろう。
これで経済不況もなんのその、国民は安心して生活ができ、被災者も復興に取り組める！素晴らしい政府を選んだものだ、と感謝したくなる！
そうじゃなければ大増税疑いなしだから、民主党の隠し財源にいち年金生活者として大いに期待したい。

ところで前回、日韓友好は“絶対に”ありえないと韓国ジャーナリストＴ氏が言ったと書いたが、今朝の産経6面の「風を読む」欄に、中静論説委員長が良いことを書いているからご紹介する。

文化庁長官を務めた作家の三浦朱門氏も「日本国民が認識しなければいけないのは、韓半島と中国が日本人に対して友好的な感情を持つなんてことは絶対ありえないことです。彼らは、日本が悪いということによって結束しているわけですから」と語っていたというのである。
何度も取り上げたが、和辻哲郎もその著書「風土」で大陸と半島民族の特性を見事に喝破している。島国の日本人に理解できる国民性ではなさそうである！

私のこのブログになぜか英文でコメントを寄せるＫ君の発言内容を見るだけでも自明だろう。別に「喧嘩」しようというわけではないし、13〜15億人と推計されている中国人民、4833万人の韓国人のすべてがそうだとはいわないが、日本人としては三浦氏が言った言葉をよく噛み締めた上で対処すべきだと言いたいのである。

にもかかわらず、わが菅政権内には、首相自らこれらの国々と“深く”かかわっている方が多いのは大いに気になる。
言論界でもそれに通じる「週刊朝日」で対談した菅首相はあくまで続投するといったそうだが、それはそうだろう。「1％でもやめない」といった首相にとって支持率18％は予想より大幅に上回っているのだから…！

週刊朝日を読んではいないが、ぶら下がり取材を拒否して久しい首相が、この週刊誌を選んだところが何とも意味深いが、多分インタビュー相手と意気投合、自信満々なのであろう。根っこがつながっているといわれるこの会社だから、献金問題には触れなかったのじゃないか？
その昔、この会社は現職の総理大臣を表紙でこのように取り上げて揶揄した。

多分今回はその表紙を加工してはいないだろうから、安倍首相と同じ表紙を個人的に制作してみた。報道機関は不偏不党、公平・平等でなければいけないハズだから…