軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

緊急情報=尖閣上陸再開か?

昨年6月、中国人と台湾人が共同して尖閣へツアーする計画があったが、資金難で中止になった。しかし日本が油断しているこの時をチャンスとして、この計画を再興しようと軍までが動き始めているという情報が入った。

中国国内は今、三国志もどきの権力闘争が続いていて、18大会以後も胡錦濤が軍を掌握できるか否かが焦点になっているという。私は軍は彼を支持すると思う。それは以前、漢級原潜が宮古水道を潜水したまま領海侵犯したことがあったが、この時海自艦艇に追い詰められた艦長が、浮上停止しようとした時、胡錦涛自ら「日本政府は手出しをしないから強行突破して帰って来い」と指示したといわれ、その通りになったから今まで江沢民に従っていた海軍は、胡錦涛を信頼したというのである。今回も、軍が中央軍事委員会の権威を守ろうとするのは、主席の権威を守ることだから、少なくとも18大会までは胡錦涛の権威は守られるだろうといわれている。
ところが降ってわいたのが重慶事件であり、中南海にとって一番厄介な事案になった。特に薄煕来の片腕だった王立軍がアメリカ領事館に逃げ込んだのだが、彼が持ち出した≪命の保証となるべき機密情報≫が何であるのか、中南海は疑心暗鬼だろう。多分、CIAは極めて有利な情報をつかんだに違いないから、中南海の権力闘争は熾烈を極めていると想像できる。


ところでそんなことに気をとられている間に、南京と名古屋市の間が険悪になってきた、と左翼新聞が騒いでいる。河村市長は正論を吐いたのであり、中国側の痛いところを衝いたのだから、この際我が国は河村市長を支えて一丸となって汚名を晴らさねばならない。

そんな状況が発生したからか、それとも江沢民派の力を誇示するためか、香港のTV局が、尖閣周辺で軍事援習(演習)を呼びかけたという。つまり、軍の後押しを受けて、多数の漁船団で「自国領土」である尖閣に向かい、上陸して領有を誇示するのだという。

もちろんこれには台湾からも多数加わるといい、資金が集まりつつあるというから物騒である。真偽のほどは定かではないが、十分注意すべきであり、海保と海自は警戒してほしい。


これも「情報」だが、次期主席の習近平氏夫人がちっとも姿を現さない、と「パパラッチ」達が気にしている。彼女の母と兄は台湾に住んでいて、習氏と馬氏は同郷の友だともいうから、これで台湾併合は決まりだとあきらめている台湾の友人もいる。私は「そうではなく、台湾が大陸を飲み込むのでは?」と元気づけているのだがあまり効果はない…

何はさておき尖閣周辺は十分警戒するに越したことはない。海保と海自に期待したい。


私は今月末上梓する本のゲラチェックで忙しくなったが、明日から金沢で「安全保障」の講演のため、2日間東京を留守にする!帰宅後どんな情報が届いているか心配だが、この間は、空飛ぶテルテル坊主が行く金沢地方は晴れ、関東地方は雨になるだろう!

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