軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

反撃のチャンスである!

戦後67年、敗戦のショックから立ち上がれない?我が国は、戦争の実態から目をそむけ、占領国の言いなりになって、ただただ国内で不完全燃焼を続けてきた。

戦勝国(といっても実態は米国だけだが)は、これで精強だった日本軍再興の芽を摘み、日本の植民地化に成功した。
お上に従順な性格の日本人の大半は、ことを荒立てまいと、ひたすらおとなしくそれに従った。しかしすぐ始まった冷戦により、米国は己の無知に気が付いた。何とかして日本をソ連の防波堤にしたい。欧州と日本の軍事力で、ソ連を包囲しこれを殲滅したい。
しかし“敗戦国・日本”はのらりくらりと逃げ続け、彼の意図に従わなかった。
そしてソ連崩壊、ところがソ連に代わって中国がのし上がり、米国の直接脅威に浮上した…


そんな中、かっての“強大な軍国主義国・日本”は、一転して“強大な商売国”となり、米国の核の傘に守られて自国防衛も【必要最小限度】と勝手に決めて、商売に打ち込み、儲けた金でキリギリスの座興に興じてきた。
いわゆる「安保ただ乗り」である。


そんないびつな座標軸が、ここにきて大きくゆがみ始めた。
かっての宗主国に対する怨恨丸出しの韓国、見捨てられ一顧だにされぬことに反発する北朝鮮
日本人を拉致してみたが、救いにも来ない腰抜け国家…。あこがれていた金正日は、無様な姿にあきれ返ったことであろう。
何よりもソ連共産主義と手を結び、日本を戦争に巻き込んで、自らはうまく立ち回って米国に参戦させ、逃げ回って漁夫の利を得た国民党政権。しかし、策士策におぼれて身内?の毛沢東一派に政権を奪われ、台湾に逃げ込んだ蒋介石一派。
ここに至って、対日戦争を仕掛けるよう蒋介石を後押しをしてきた米英は、これを見限って共産党政権と手を結んだ。昨日の敵は今日の友・・・である。


こんな冷徹な国際関係、人種間の価値観も生き様も全く異なるドロドロした世界に生きているのに、わが国民だけは、敵国から与えられた「占領憲法」を後生大事に押し頂いたまま、これを不磨の大典としてきた。諸国の公正と信義を信じて…


いまようやく、そのほころびが顕在化して、周辺諸国はもとより、遠くアフリカやアジア諸国でも、力こそが決定権を持っているのだ、と認識し始めた。気が付いているのか意識的なのか、大手メディアは必死に歴史的になんら価値のない「韓流ブーム」を煽っていて、日本人が目を覚まさないように必死のようだが…


パスカルは言った。「力なき正義は無効であり、正義無き力は圧政である」と。
野田首相は「前向きに」「粛々と」「平和的に」「話し合い」で解決できると信じていたことがいかに愚かだったかと、今回ばかりは悟っただろう。

野田首相だけではない。戦後のある時期以降のわが政治屋どもが今の事態を生んだという自覚はあるまい。何が解散総選挙だ!リストラされないよう「己の生活が第一」のくせに!
国家観無き選挙は無意味である。
もっとも現民主党政権では、国家のエネルギーがますます損耗するだけだが、よもや実力を行使して“交代”させることはできない。できるのは≪投票≫という実力行使のみである。
韓流おばさん方にその自覚はあるのかどうか…


戦後、長い間惰眠をむさぼってきた付けが噴出し、8月15日の時点では100万の帝国陸軍が大陸の大半を支配していた我が国だったにもかかわらず、終戦のご詔勅で矛を収めた結果、弱者扱いを受けたばかりか、国共内戦で彼ら自らが犯した犯罪の責任さえ押し付けられている。
韓国も、慰安婦問題を持ち出せば出すほど、自国のいかがわしさが世界に知れ渡るのだが、それさえも無視する破廉恥さ!

≪当時の慰安婦募集広告=韓国(当時は半島出身者)業者≫


強いものにはこびへつらい、実力者は利用し、弱者とみれば襲い掛かる朝鮮半島の民族に至っては、これ幸いとばかりに、大統領自ら≪言語道断な国際非礼≫を演じていささかも恥じたところはない。


マッカーサーに縋り付く李承晩大統領:彼が竹島問題の元凶≫


こんな民族相手に「話せばわかる」という政治屋の真意が理解できない。どうだろう。
いっそのこと、南朝鮮には莫大な「戦後賠償」をして栄えさせたが、北朝鮮にはなしのつぶてであったことに思いをいたし、北と国交回復の手続きに入ったらどうだ?
南を挟み撃ちにすれば、李大統領は、韓国最悪の大統領だとして、その後裁かれるだろうし、軍も竹島を占領している余裕はなくなろう。今週の週刊文春を読めば、妄言を吐く李明博大統領の素性がわかろうというもの。そんな意表を突くのも外交戦略の一種だが、父親を自衛官にもつ野田首相には浮かばないのだろうか?


ところで、シナには「2頭のトラは、同じ山に住めない」という諺があるが、2008年の北京五輪で、世界第2の地位に躍り出た、と錯覚したシナに、今や黄昏が迫っている。

胡錦濤江沢民=虚々実々の駆け引きの結末は?≫


中南海の政権争いは、一般的な近代社会を構成している自由主義国家には理解できない醜い争いが起きていて、それはシナ事変当時、散々多大な金銭・物資の支援をしてきた米国が、援助資金や物資がことごとく雲散霧消消して高官たちの懐に消え去るのを見て、この国に侮蔑心を抱いた事例に酷似してきた。

スティルウェルやウェデマイヤーの回想録を見れば歴然としている。我が国でも、和辻哲郎の「風土」を読めば、この国の国民性がよくわかる。

そして今やこの国は、“その兆候”が濃厚になってきた。秋の18全がすんなりと開催されるかどうか?

最近、この国で大きな問題になっているのが、80トンの金が紛失した事件で、山東省、江西省福建省の3か所からほぼ同時に消滅したという。中国人民銀行頭取が出てきてその事実を否定したから騒ぎは一層大きくなり、人民は紛失が事実だと知ったらしい。
持ち出すためには厳戒態勢を敷いている軍が関与しなければならないから、軍と共産党との間に、何らかの連携があるのか、それとも双方が離反しているのか、と侃侃諤諤のようだが、いずれにせよ行方不明の金80トンは、米国に流れているだろうという。
そして人民が話題にしているのは、党幹部たちが米国へ亡命する前兆ではないか?というのだが、その根拠は、1990年代に民衆蜂起を恐れた共産党幹部たちが、600トンの金を米国に持ち込み、政治的に安定している米国で守ると言った前例にあるらしい。
つまり、この金で、多くの高級幹部たちは、子弟らを米国に逃がし留学させたからだという。


時折ここに膨大な「コメント?」を寄せるKJ君もその一人のようで、はるかカナダから日本人の悪口を言われても少しも痛痒を感じないのだが、それはさておき、いま大陸で注目されているのが、共産党機関紙「人民日報」の40歳の若い副編集長が自殺した事件である。巷では、あまりにウソばかり書くので批判され、うつ病になってしまったのだろう、と同情されているようだが、ことほど左様に、この国の指導者には人間性のかけらも見当たらない。


言語道断で国際的非礼を恥じない大統領をいただく韓国、若い指導者?を担ぎ四苦八苦している北朝鮮、そして内乱寸前?のシナ大陸、ロシアも政治的に不安定…。
わが国周辺の国々には、「公正と信義」が微塵もないことが明白になってきた。

今まで、勇気もないくせに、タレント並みの“人気取り”にはしゃいできた「事なかれ議員たち」だが、ことここに至ったからには、男としての意地を見せてほしいものだ…

軍事的反撃は“苦手?”だろうが、彼らが得意とする「口先の反撃」だけでも、ことここに至れば世界は聞く耳を持つだろう。

67年間、眠り呆けてきた「平和国家」日本の反撃のチャンスである!

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