軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

田母神君、出陣!

今日は少し長くなる。
昨日13日、午後2時から市谷で行われる「東京を守り育てる都民の会」に出席する前に、靖国参拝をしようと早く自宅を出たところ、下り線ホーム内で「人身事故」を目撃することになった。
私は上り線のホーム前方で電車を待っていたのだが、下り線に特急電車が進入してきた。
いつものように、今、万一子供がホームから転落したら、救助できるか?という意識が働き、踏切通過から目の前を通過する先頭車両の通過時間を測定したら5秒しかない。これでは救助できない…と思ったとたん、警笛が鳴り響いた。
思わず特急の進行方向に目をやると、ホームから濃い灰色の小動物?が線路に落ちて、まるで線路をぴょんぴょんと飛び越えようとする小動物のような姿が目に入ったので犬か猫か?と思ったが、すぐに電車の外に飛び出してくると思いつつ見つめていたが出てこずに電車は停止した。まさか…と思ったが、人間だったらしく、一人しかいない駅員が飛び出して線路に飛び降り車体の下をのぞきこんでいる。時計を見ると11時38分、上り電車はあと3分で入って来るはずだが、多分不可能だろうとホームを移動し始めると、やはり人が飛び込んだらしく目撃した夫人が顔を隠して歩いてきた。
車掌らも降りてきて線路上は騒然としはじめたが、前部の「スカート」ではねられることなく車体の下に引きずり込まれたらしくおそらく絶望だろう。
急ぎ駅舎を出ようとしたが今度は自動改札から出られない。やむを得ず乗り越えて家内を呼び車で2駅先行して30分遅れで行動することになったが、救急車やパトカーが到着するのに30分かかった。普段、「人身事故のため…」と電車が不通になると、いささか[迷惑だ]と思いつつ待つ程度だが、直接目前で見ると考えさせられる。この瞬間、一人この世から消えたのだから…
2駅先も改札は混んでいて駅員は対応に追われていたが、ここから折り返し運転するという。停車していた電車に乗り継いだのだが、車掌は「大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とアナウンスする。
電鉄が直ちにダイヤを変更して見事に対処しているのだから、むしろ褒めたいくらいだったが、駅員は何故か謝る。迷惑をかけたのは何が理由だか知らないが「故人」の方であり、それによって多くの人が迷惑したのだから電鉄が誤る必要はあるまい。私だったら、「飛び込み自殺は多くの乗客に迷惑をかけますから皆様方、どんな理由があってもおやめください。2つとない命を大切にしましょう」くらい言ってやるのだが…。
向かい側のホームから視界の端っこで見た惨劇だったからまだよかったが、目前で状況を見てしまった人は今後トラウマになるのじゃないか?
一番気の毒なのは直接目撃した運転手だろうが、たまったものじゃあるまい。ましてや女性運転手だったら、気の毒なこと限りない。
ある運転手は、線路に仁王立ちになっている人物をみて急ブレーキをかけたが間に合わず、ドシンと衝突したのだが、直前に目が合ってしまい今でも忘れられないと聞いたことがある。
1月13日成人の日、今年は出だしから深く考えさせられる事件に遭遇してしまった。


打って変わって靖国神社はかなり賑わっていた。成人の日ということもあって若い男女、それも振り袖姿の女性が目立ったのは嬉しかった。和服姿は特に美しく見える?こともあって、若くして戦場に散った多くの英霊方の供養になる、とひとり喜んだ。
≪永遠のゼロ≫ブームの影響もあってか、若者たちの間に、日本の歴史をまじめに学ぼうとする雰囲気が感じられたのは、年初めの収穫だった。


午後2時前、ホテルの会場についたが、すでに熱気にあふれていた。デヴィ夫人が最初に激励の辞を述べたが、外国から日本を見た体験談はなかなか説得力があった。
都民以外の方々も多かったが、既成政党の旧態依然とした手法には限界が来ていると痛感した。
会場では、秋葉原での田母神氏の街頭演説風景の録画が流れたが、これほど多くの聴衆が、真剣に聞き入っている姿を、なぜ既成メディアは報道しないのだろう?と不思議に思う。数十人が集まっただけの“反戦反日小集会”のシーンは、これでもか、とばかりに針小棒大に報じる癖に、思考がずれていること甚だしい。既成メディアの淘汰も間違いなく起きるに違いない。とにかく、自分らの言い分だけを取り上げて、反論を封じ、国民に思い通りに“偏った思想”を植え付けようと考える時代は終わったのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=qkmByf7g0Ik&feature=player_detailpage
秋葉原での演説会風景・チャンネル桜Uチューブをご参照あれ≫



3時間近く聴衆が立ったままの会場は熱気に包まれたが、総勢600人を超えたという。おそらくこの雰囲気は、既成政党や反日メディアにとっては恐怖以外の何物でもあるまい。
ところが意外?にも、もう一つ恐れているところがある。それはシナの共産党と軍部だ。
情報によると「なんで田母神とか石原とかいう右翼主義者が選ばれるのか」「彼らは中国共産党の敵だ!」と二人の顔写真入りで報じているらしい。


中国共産党にとって「田中角栄」は、井戸を掘った友人だが、石原は反中国共産党の悪人であり、田母神は統幕学校長時代に訪中して、悪態をつく中国軍幹部を黙らせた強硬派だから、軍と共産党にとっては「敵だ」というわけだろう。
“陶芸家”や“介護専門家”が都知事になれば、赤子の手をひねるように「対日工作」の仕上げはやりやすいが、軍事専門家が都知事になれば、五輪テロを計画している連中はやりにくくなるし、軍人は手が出しにくくなる。レベルが違うのだ。
おそらく今後は、日本国内に潜伏するエージェントと日本の「反日メディア」を総動員して田母神落としに狂奔するだろうから注意が肝心である。
どの会社が、何という識者がその手助けをするか見ものである。都民はじっくりと観察する必要がある。
佐川急便や徳洲会やパチンコ業界から援助してもらえるような人物とは異なって、元自衛官を擁立する田母神陣営の弱点は資金だが、今回はおそらくメディアが今まで絶叫してきた「手作りの清潔な資金」とボランティアの活動で補われる選挙活動の先駆けになるだろう。勿論、ある程度の資金は欠かせないが、政治と金の限界が問われるのも面白い。東京から全国に広がることを期待したい。


さて今入った情報だが、黒竜江周辺の気温はマイナス40度だそうだが、そんな極寒の中で、瀋陽戦区に動きがあるという。瀋陽の第39集団は43万の兵力を持っているが、その中の10万の兵が100台以上の戦車と連携して、中朝国境付近に集結中だという。中には実弾演習をしているという情報もあり、北朝鮮内で何か異変か? それとも北に対する“懲罰”準備かというが、単なる演習だとは考えにくく、今のところ詳細は不明である。
他にも習近平は32か国の大使を集合させて、「安倍と対決する」と訓示したらしい。靖国神社参拝に対する反撃ののろしだそうだが、おそらく反日新聞を動員して「だから言わんこっちゃない!」と安倍首相の靖国参拝を非難させようとするのだろう。今後の創価大学出身の駐日大使の動きに注目したい。
その線で動き出し、反安倍論調を書いて中国に味方する新聞・TV会社が出たらその会社こそ≪ゾルゲ≫である事を証明できるのだが、今のところまだ出ていない。今後を注目しておきたい。
しかし一説によると、集められた大使らの中には「天安門広場事件から25周年」の方がよほど大事とする者もいたという。
習近平が「対日強硬姿勢」をとればとるほど、人民の中の有識者たちは反発し、「自分の息子や娘を米国という安全地帯において、日本と戦争する気か?」といっているらしい。
特にベトナム戦争に従軍した元兵士らは、「日本と戦争するなら、かってに自分らの家族と共産党でやれ!」と冷たい目線で反対しているというから面白い。
ウォッチャーによると人民は目が覚め始めたというのだが、その背景には、日本の外務省が出しているホームページに、日本が多額のODAを中国に拠出してきたと広報したことから、事実を知った人民が驚き、識者の中には「日本の恩を忘れたのか」とか「人民は全く知らなかった。その巨額の金も共産党幹部のポケットに入ったのだろう」と厳しく非難しているという。
既成の報道メディアにはできなかった事業で、インターネットの特技である。


今や日中韓は「情報・謀略戦争」の真っただ中にあるのだ。外務省の、当たり前の「広報活動」で、これほど影響が出るのは意外だと思う向きもあろうが、実はほとんどの人民は「情報統制」されていて、尖閣が日本の固有の領土であることさえ知らされていないのだ。
日本人の多くが「沖縄の混乱状況」を誤解しているように、中国人民も、事実を知らされてはいないのだ。
「知る権利」を強調する我が国のメディア関係者たちよ、“友好国”である中韓両国民側に立ってどんどん真実の情報を流してやってほしいと思う。
それなくして今後、日本の情報界に生き残ることはあり得ないことを銘記すべきだろう。


午年の今年は長年地下に隠蔽されていた[陰気=悪]が、地表に突き上げてきて、いよいよその正体を現し始めた気がする。光と闇の世界の対決が始まったのだ。


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≪悪韓論vs悪日論=井上和彦金慶珠双葉新書¥819+税≫

題名と対談者名を見れば、およそ内容の想像はつくだろう。井上君はチャンネル桜の防衛漫談の相棒、金女史は東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了・現東海大学教養学部国際学科准教授だという。中国の研究者と10年にわたって闘論してきて思うことは、彼らが「日本の大学の学位」が容易に取れること、並びに日本人は肩書きに弱いこと、特に[教授様]にはめっぽう弱いことを熟知していると感じる。内容をご一読あれ!
どちらがしっかりした素養を持っているか一目瞭然である。


≪祖父たちの戦争=高知連隊元兵士の記録=高知新聞社
ご紹介したい本だが、下のアマゾンに画像がないので添付した。地方新聞社らしい取組内容。ヒューマニズムを感じる。

祖父たちの戦争―高知連隊元兵士の記録

祖父たちの戦争―高知連隊元兵士の記録