軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

国会議員よ、仕事しなさい!

人によっては10連休と言う長いゴールデンウィークだったが、反安倍闘争をしかけている野党議員たちは19連休を“楽しんだ”らしい。
良いご身分だが、無責任にもほどがあろう。
今審議され様としている「働き方改革」で、国会議員がもっと働くように厳しく規制してほしいものだ。

予想通り、半島情勢は大きく動いた。いや、まだまだ動いている。窮地に立った金正恩は、習近平にすがって、米朝首脳?会談の後ろ盾に使うつもりらしい。やはり若造だ!
何とかトランプの強硬な制裁を逃れるべく、人質に取っていた朝鮮系米国人3人を解放した。
同時に進行していた日中韓サミットでは、李克強文在寅両首脳が、何となく日本側にすり寄って見えたが、米朝会談後の日本の“支援”を促したように見える。
いずれにせよ、北の核武装は、周辺の弱小国威嚇に効果的だったことをうかがわせた。

しかし、何よりの教訓は「拉致された国民の奪還」には、強烈な軍事力がものを言うと言う証明だろう。米国の軍事力とその使用懸念が金正恩を解放に走らせたと言える。
しかし我が国は、自ら「軍事力」の使用(影響力も)を放棄し、同時に国家主権も放棄しているのだから「主権国としては国際的に通用」しないのであって、全く相手にされないのだ、と言うことが国民の前に証明された事だろう。


処で、うれしい情報が入った。反日新聞社である朝日の現在の実際の発行部数は400万部以下に低下したと言うのだ。一時は800万部を豪語していたのだが、その内の3分の一は「押し紙」だと言われていたから、実際は600万部程度だと言われていたものだ。
もし事実だとすれば、{朝日}新聞はやがて『夕日』新聞に陥ると思われる。

その朝日新聞と、兄弟社であるテレビ朝日に関して、平成8年1月9日の産経新聞「メディアこの先」欄にこんな記事が出てきたからご紹介しておこうと思う。

今回の財務省事務次官に対する“隠しマイク”取材事件と、当時の中江利忠朝日新聞社社長の発言を比較すればこの新聞社の体質がよく理解できる。

【――昨年秋、江藤隆美総務庁長官と宝珠山防衛施設庁長官のオフレコ発言をめぐってオフレコ取材のあり方、取り扱いについて議論になりましたが、どうお考えですか。
≪注:江藤、宝珠山両長官のオフレコ発言問題
 江藤総務庁長官が(平成7年)十一月、オフレコの記者懇談で、戦前の日本による朝鮮半島の植民地支配に関して「日本はいいこともした」と発言したと、韓国の東亜日報が報じた。また、国内でも月刊誌が閣僚名は伏せながらも同様に報じた。
これを受けて、毎日、東京両新聞が江藤長官のオフレコ発言を報道。結局、江藤長官は辞任。また、宝珠山長官は沖縄の米軍用地の代理署名問題の処理をめぐって「村山首相は頭が悪い」と発言、内容の一部をテレビが報道。
このあと、自民党首脳との懇談でも記者側が持ちだし、話題となったため各社が一斉に報道し、宝珠山長官は辞任した≫


 中江=オフレコの効用は認めます。これがないと深みのある記事が書けないというケースもあるし、オフレコで聞いたことを咀嚶(そしゃく)しバックグラウンドとして判断するという意味もある。ただ、今度の二つのケースを見ても、オフレコを乱用したといわれても仕方がない。江藤氏の場合は、途中まではオンレコの記者会見で、途中からオフレコにしたやり方はよくないと思いますね。 
――いったん記者会見を打ち切り、オフレコにしたいなら席を改めて、ということでしょうか。
 中江=そうですね。
――オフレコは、取材する側がオフレコで結構だから教えてくれというべきものであって、取材を受ける側がオフレコだよというのはおかしいということでしようか。
 中江=(オフレコを申し出るのは)両方あると思いますが、取材を受けるほうのオフレコを認めると、どうしてもオフレコの乱発になる。取材する側がオフレコでいいから話をしてくれという場合もあり得ると思いますが、あらゆる場合にそういうことをしてもいいかと言うと、やはり取材する側も乱発する傾向になる。
なかには、まともに取材したら本音を聞けないからそういう手を使うというケースもあるでしょう。いずれにしてもオフレコは非常に限られたものにすべきだと思います。
――オフレコ発言を月刊誌に売った記者、それが載っていることを韓国の報道・機関に通報した者、これは記者かどうか分かりませんが、これについてはどういうふうに考えますか。
 中江=直接「オフレコだよ」と約束して取材した記者、オフレコを承知で(その情報を)聞いたデスク、部長も、その情報は流すべきではない。そこははっきり守る必要があると思う。
 今回の場合、こっちも(東亜日報は朝日と提携しているから)心配して調べた結果、朝日から漏れたことはないと判っています。
 この問題では新聞協会の編集委員会でも犯人捜しで大論議があったようですが、真相は分からないままで終わるかも知れない。いずれにしてもオフレコは取材する側も、される側も限定すべきだというのが基本的な考え方ですが、いったん納得してオフレコ取材が成立した場合は、信義として守るべきです。
  (聞き手:文化部長小林静雄)】


次は当時テレビ朝日報道局長であった椿氏の発言要旨である。今回の“隠しマイク取材女性記者”が所属している同じ会社であるから念のため。

(参考:中日新聞10月14日)


(発言要旨を掲載=中日新聞10月15日)

見出しには「梶山氏は悪人顔」とある。


【椿前報道局長発言要旨
 一、今回の非自民連立政権は、久米(宏)、田原(総一郎)連立政権であるという新聞のコラムがあった。はっきり言って自分としては実にうれしく感じた。       
 一、というのもこの数年、「ニュースーステーション」に対する自民党からの風当たりは猛烈に強かった。それは暴力的ともいえるものがあった。山下徳夫厚相が「ニュースーステーション」のスポンサーに圧力をかけたのも事実である。
 一、桑田社長が民放連会長として事業税の減免を陳情に行ったとき、その問題はそっちのけにして自民党筋から「ニュースーステーション」での久米発言に対し罵言(ばり)雑言を浴びせられた。
 一、郵政省の役人が新任のとき、社長があいさつしたところ、「ニュースーステーション」のことが話題になり、自民党が偏向していると言っているが、どうなのかと詰問された。
 一、梶山幹事長が出演したとき、久米氏が「梶山氏が通産相時代に自動車メーカーにスポンサーを降りろと圧力をかけたうわさは事実か」と質問したことで、梶山氏が放送後激怒した。
 一、こんなことの連続で、自分としては自民党守旧派は許せないと考えた。
 一、五五年体制を突き崩すことが日本のためになるとテレビ朝日(ANB)報道局は考え、一丸となった。  
 一、六月末からANB報道局は小沢一郎氏の「けじめ」を問題とするより、それを棚上げにしても非自民政権が選挙によって生まれるよう報道せよと指示を出した。
 一、幸い自民党の梶山幹事長、佐藤孝行総務会長は惡人顔をしており、二人が小声で話しているのをツーショットで撮り、報道するだけで、視聴者には悪だくみをする悪代官と言う印象となり、自民党守旧派に対するイメージダウンを作るのにプラスに働いた。
 一、その点、羽田氏は誠実さを感じさせるし、細川氏はノーブル、武村氏はムーミンパパといわれるような好印象を視聴者に与えるキャラクターを持っており、われわれが非自民グループを応援するのに好都合な条件がそろっていた。’
 一、こう言うと、テレビの公正さとは何かと非難する方がいらっしゃるだろうが、自分は五五年体制を崩壊させ、三十八年ぶりの政権交代を実現することが民意であり、テレビが「政治に新しい風」を吹かせることが、歴史の中で公正であると考えた。
 一、簗瀬進栗本慎一郎海江田万里高市早苗などは選挙中、積極的にその選挙戦を報道し、バックアップした。この人たちの当選は我々のテレビのお蔭だと考えており、政権交代を実現する為、それは間違っていないと自負している。】


朝日新聞:10月20日」

朝日新聞は、各紙の報道ぶりを検証した後の20日に、放送番組調査会に出席した13人に取材して、他社の報道内容を“薄めよう”と躍起になっていることが判る。つまり「否定的回答が多数」「権力の介入を警戒」などと自分らに都合の悪い内容は取り上げず、「権力」を牽制するのだ。

これが10年前に起きた、報道によって自民党を下野させようとした「反自民活動」の実態を報じた当時の記事である。

10年ひと昔とはよく言ったものだが、現在の朝日は、野党政治家を巻き込んで、あからさまな倒閣運動を継続しているのだが、国民からは相手にされないわけがよくわかる。


日本のテレビ文化の黎明期に「一億総白痴化…」と大宅壮一氏は警告したが、見事に成果が上がっていると言うべきだろう。
それにしても、当時の新聞に掲載された椿局長の顔写真を見て「梶山氏は悪人顔」などとよく言えたものだ!と呆れたものだ。テレビ関係者が如何に「自分のことは棚に上げて上から目線で国民を見ているか」と言うこともよくわかる。

これからは、恐らくテレビ、新聞は、インターネットに食われて消滅するに違いない。
世界は急激に動いていると言うのに、実に情けないわが国の体たらくである。


届いた本のPR
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「軍事研究6月号」
巻頭言に志方俊之氏は、金正恩が臨む米朝首脳会談について、「年月がある者と年月に限りがある者との戦い」と書いている。
民主主義国には選挙があるが、専制独裁国の北朝鮮とシナにはそれがない。一時的にでもうまく時間稼ぎが出来れば、相手は交代して自分の思うとおりになる。
金正恩がそう考えているのは自明だろう。暗殺されない限りは・・・
そして最後にこう書いた。
「森友・加計学園、財務次官セクハラ疑惑、防衛省日報問題などで、国会の時間だけが過ぎてゆくわが国は『年月があり過ぎる者』にちがいない。」

せめて働かない議員たちの歳費は削減すべきじゃないか?彼らの方が福田次官よりもたちが悪い、と思うのは私だけか?


「戦史に学ぶ人のためのミリタリー総合誌「丸」6月号」
今月は航空自衛隊の戦力特集である。最新軍事研究<迎撃システムを無力化するプーチンの新核兵器構想>は興味深い。
UFO研究でご指導受けた佐野千遥博士の警告に通じるものがあるから…


最後の国防講座のご案内
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 第40回 軍事評論家・佐藤守の国防講座 
軍事評論家としてブログなどで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの最終回です。今回の国防講座では、かつて34年間にわたり日本防空の任務を遂行してきた“大空のサムライ佐藤守氏が、自衛官を志した動機や、操縦課程学生から戦闘機パイロット、操縦教官、飛行隊長、三沢基地司令、そして沖縄の南西航空混成団司令へと歩んできた人生を振り返って、あれこれと思い出話をいたします。「雫石事件」で無実の罪を架せられた同僚パイロットの無念さ!厳しくも暖かい心での後輩パイロット育成!墜落事故で殉職した部下パイロットの壮絶な最期!UFOに遭遇した後輩パイロットの証言!自衛隊を「御巣鷹山事故」の主犯に仕立て上げようとした朝日新聞との戦い!米空軍を驚愕させた三沢での空中格闘戦訓練、沖縄南混団司令として「国民党空軍OBの尖閣諸島侵攻」を阻止した作戦や「米軍普天間飛行場辺野古移設」の真相など、笑いあり、涙あり、目からウロコの「空の守り」よもやま話です。
抱腹絶倒、脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。
         記
演 題:空の防人(さきもり)よもやま話〜34年間の戦闘機パイロットとしての体験から
日 時:5月19日(土)13:00開演(16:00終了予定)
場 所:靖国会館 2階 偕行の間
講 師:佐藤守(軍事評論家、日本兵法研究会顧問、元南西航空混成団司令・空将)
参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278(件名「国防講座」にてご連絡ください。事前申込みがなくても当日受付けます。
 (日本兵法研究会 家村和幸)

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