軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

コロナ漬けの日常から少し脱皮しよう!

TVは相変わらず「コロナ一点張り」で視聴者に不必要な恐怖感を与えているが、中にはアイデアを駆使して、生産物の浪費を回避しようとして生産者とコラボする試みが広がっているという。
民間のたくましい経済観念と活動力には頭が下がるが、そろそろコロナ後の「経済不況」始め、「予期される安全保障環境」をどう乗り切るか?についてメディアも関心を持ったらどうだ?

太平洋を守備していた米海軍も、コロナ禍にやられて半身不随、悪いことに本家本元の中共は「危機を脱した?」と宣伝し、軍事活動を開始し始めている
シナには想像を絶する経済不況(危機)が迫っているので、共産党政府は外に向かって武力を行使しないとも限らない。北朝鮮の首領様!に異変が起きた場合には、これを契機として半島に混乱が起き、一番被害を受けるのは日本、ということになりそうだが、何せ「国際紛争を軍事力で解決しない国」なのだから「精強な自衛隊も宝の持ち腐れ」になりかねない。マ、最もその場合には「超法規」で敵を排除せざるを得ないだろうが…。

 

今日の産経一面に罹患した医師の体験談が出ていて「初期症状」が理解できたから一安心した方も多かっただろう。

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つまり、おおむね健康体である場合には「味がしない。筋肉痛。関節痛。悪寒。急激な呼吸悪化などの症状」が出たら直ちに行動することだろう。罹患した医師は専門家だったからか無事に復帰している。

また、週刊誌などで「不思議がられている」事に、災害派遣で大活躍した自衛隊部隊に患者がいないことがあげられている。多くの患者を受け入れた中央病院もその一つ、さすがは統率が取れていて、日ごろ各人が体を鍛えているからだろう、と感心する。
この事件が始まった時、もたもたしている関係者を見て、私は「結局最後は自衛隊が尻ぬぐいすることになるだろう」と‟予言”したが、その通りになったようだ。

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その自衛隊の本来の任務は有事に備えることだから「河野防衛大臣」の処置は正しい。今までは”人件費がかからない”ことをいいことに、「がれきの処理」や「病死した馬や鶏の後始末」まで地方自治体から押し付けられていたのは防衛大臣がだめだったからだ。

 

10面に三浦瑠麗女史が『国難に思う』という一文を寄稿しているが、その中に「…人びとは労働を通じて誇りを支え、自我を保つ。社会の無用人として見られると感じることほど、人の心を蝕むことはない。…」とあるが、ある意味自衛官の苦悩を表現してくれていると感じた。もっとも「3・11以降大幅に自衛隊は国民から信頼される存在」になったが、それまでは「何をやっても評価されること」は少なかった。むしろメディアからは「あることないこと、針小棒大に非難される」のが落ちだった。その点では私の現役時代と今とは様変わりしたと喜んでいる。

さて、三浦女史は「日本は中庸な対策を取り戻せ」として「アフター・コロナに備えよ」と説いているが、その通りだと思う。

経済に詳しい田村編集委員も、「首相はV字型回復の道筋示せ」として「コロナショック悲観主義を排す」と書いている。
その隣の「日曜に書く」欄では、河村論説委員が「在宅勤務は運動不足が怖い」として体験談を書いているが、今最も注意すべきものは、巣籠り中の国民に及ぼす体力減退の悪影響だろう。特に若者はそうだ。

いくら自宅待機を呼び掛けても、街に出かける者が後を絶たないのは、それが原因にあるのかもしれない。勿論、パチンコや、キャバクラ、デリヘル通いする“無用人”?は論外だが、サーファーとか、ジョギングなどは、三密を避ければ許されるのじゃなかろうか?

近くにある森林公園は、お花見の時ぐらいしか人が来ず、もっぱら高齢者たちのウォーキング場だったが、今や「毎日サンデー」だからナップザックを担いだ子供連れでにぎわっている。そう、育ち盛りの子らにとっては「運動不足」ほど怖いものはない。太陽から隠れた日陰で「虚弱」になった子供らがコロナに狙われるのだ。日光浴は大切だ!

 

中国企業を積極的に呼び込んできたニューヨークはじめ、親中派のドイツ、イタリー、フランスなどに被害が集中しているのは、ある意味当然の結果だろう。自らウイルスを呼び込んできたのだから…。
しかし、我が国は”親中派代議士”がいる割には感染者数13,231と、医療関係者らの涙ぐましい努力で低く抑えられている。
勿論、油断大敵だがいつまでもコロナ、コロナと恐れてばかりはいられまい。中共という「異質の国」が生み出した疫病に被害を受けることは実に不愉快だが、近代医学を駆使したワクチン開発もそう遠くはなかろう。
それまでは各人、体力を鍛え、不用意に風邪をひかず、万一「ニューヨークの医師」が体験した症状を感じたら速やかに対処することだろう。

政府部内にも感染者が出た由、陣頭に立つ総理には十分警戒してほしいと思う。何せ「替りがいない」のだから…。

先の短い老兵はともかく、何はともあれ将来を担う日本の青少年たちの今後の人生が、武漢コロナごときで潰されてはならないのだ。