軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

日本外交の支離滅裂!

中共政府による、内モンゴル自治区ウイグルに対する弾圧は、かってのナチスよりも残酷な所業と言えよう。

国際機関も”充実?”した現代、どこの国も見て見ぬふりしていることがどうにも解せないのだが、遂に新疆ウイグル自治区に対する深刻な事態に対して、米、英、カナダ、EUが中国に資産凍結などの制裁を科した。

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資産凍結にどのくらいの効果があるかはわからないが、中共にとっては痛手だろう。

しかし、そんな中においても、親中派代議士らに牛耳られているわが国は、鳴かず飛ばぬのありさま。産経は「主張」欄で「日本の不在は恥ずかしい」と書いた。

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偉い方々が政治をつかさどっているのだから、我々庶民の特に一"老兵”が口をさしはさむ筋ではないのだが、そんな方々の中にも「ブルーバッジ」をつけている方がいるので、少々気になっていたことを書いておく。

たまたま同じ日の記事に「拉致家族会」に関するものがあったが、私が気にしているのはそのことだ。

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退官後まもない頃、全国家族会の第1回設立総会が日比谷公会堂で開かれ、私も演壇に立ったが、あれから何年過ぎただろうか?

その後ブルーリボンができ、やがてブルーバッジになったころ、背広の襟に着けて「さも協力」しているかのようにふるまう政治屋の姿に接した私は、ご家族には申し訳なかったが、会から足が遠のいた。彼らの人相に、慾得がらみの様相が見えて、不健全な”匂い”を感じた。とにかく「本気ではない」と感じたのである。ただ、真剣に身を投げ出して取り組んでいるのは東京都議会の古賀俊明議員だけであったと思っている。

そのことは今回のウイグル問題によく表れていると思う。

日本政府が頼りにならないからか、家族は「軍事力を持つ」外国、特に米国大統領に期待し依頼した。歴代首相も首相だ。自国民の拉致被害者救出を「外国」に依存して恥じなかった。もっともだらしなかったのが金正日と会談した小泉元首相だろう。口ほどの勇気もなかった、と私は感じている。

そしてこの会談時点で私はすでにこの問題は「終わった」と感じていた。これが我が国の力無き外交の姿である。そして突かれると”賢者達”は憲法のせいにする。憲法も自分の国のたかが規則じゃないか!おかしければ自ら変えればよいだけだろう。それもせずに連日民間会社の幹部らと高額な宴会続きなのだから”外国”に軽蔑されるのは当然だろう。今回のウイグル問題にそれがよく表れている!

他国の”悲劇”には指を銜えて見ているだけのくせに、自国の問題は他国に依存する、そんな不公平さを関係各国はどう見ているのか気が付かないのだ。

これが恐るべき我が国の外交の姿だから、真剣さにかけていることを”相手国”も先刻承知なのだ。

こんな政治家連中には、次々に「天の怒り」が降りかかるだろう。

 

 今密かに話題になっている「マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏」は今回のコロナ禍をはるか以前に予告し、世界人口の削減を予言していたという。

私も「宇宙戦争を告げるUFO(講談社)」に書いたが、そのころから「世界人口を20億人に減らす陰謀」が図られている、という資料があった。それには「ケムトレイル」という、大メーカーによる薬品の空中散布実験や、謎の電磁波操作のことも書かれていた。

有名?なメディアは全く報じていないから、日本メディアが書くわけはなく、おそらく知らぬ人が多かろうが、今回のコロナ禍で、世界の人口は20%減ると言われている。わが国も例外じゃあるまい…

世は既に春。近場の桜は満開を過ぎたが、国民の心は少しも明るくならない。今の指導者たちの顔には笑顔が見られないから、余計むさ苦しく感じる。

コロナ感染者がゼロになるまで、国民の行動制限を続ける気だろうか?変異した株に、急造したワクチンの効果はあるのだろうか?どうせ医者は「ない」とは言わないだろうが、幹から花を咲かせているこの桜のように、一喜一憂せずに少しは自然を見習って、明るく振舞ったらどうだろうかと思う昨今である。

 

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 府中市内の桜並木 一輪の桜の花の健気さに感動した! 

 

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近くの公園の桜並木をウォーキング!

皆さん、まじめにマスク着用だ!

 

届いた書籍のご紹介

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       WILLとHANADA5月号

いともながら話は面白い。WILLでは「実名告発!イスラム”業界”は腐りきっている」が秀逸。しかし実名を挙げられた業界関係者の学者様方は「どこ吹く風!」なのだろう。

HANADAでは「習近平、結党百年の悪あがき」が読ませる。先日の、アラスカにおける「米中外交担当者会議」にその焦りが見えていると思うが、対するアメリカも「売電老人」の政府だから、強がりをどこまで信用していいかわからない。しかし中共政府内での権力闘争がひどいようだから、どっちもどっちだろう。

ただ日本は「武漢蝙蝠」的態度だろうから情けない。

 

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「丸」5月号

今月は戦艦「伊勢」型の特集だが、航空戦艦と言っても今時の若者には何のことだかわからないだろう。

この頃は「対等な外交」ができた時代だが、何せ「武力放棄」憲法だから、悔しいが北朝鮮如きになめられるのだ。最新軍事セミナー「中国がもくろむコロナワクチン世界戦略」は一読に値する。ひょんなことから「生物兵器」が拡散して、当初は大慌てだったが、今や「食塩水」をワクチンと称して売りつける厚かましさ。拝金主義国にはかなわない?!