軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「光と闇との戦い!」なんとももどかしい!

郊外で隠居生活を営んでいる老兵だが、久しぶりに老人会で「UFO」の話をした。

昨年米国防総省が「UFO」(UAEと今後いうそうだが)の存在を認めたせいか、以前の様な“半信半疑”の表情は消えて、終わっても熱心な質疑が続いたのには驚いた。

 質問は「なぜ来ているのか?」「何しに来ているのか」というものだったが、確証はないので推測しか言えなかった。ただ「地球人を亡ぼす」というのであれば、太古の昔から来ていたUFOにとっては、進化の遅れている地球人を滅ぼすことは他愛もないことだろうから、少なくとも「地球を占領する」のが目的ではないようだ、と答えるにとどめた。

 しかし、個人的には“愚かな人類”の方が宇宙に進出して、宇宙戦争を始める公算が大きいと思っているプーチンウクライナを侵略したように…

 さて、この“戦争”はロシアの“成金たち”に取っては深刻な状態を招いているようで成金たちにとっては銀行預金が凍結された上、自家用ジェット機や豪華ヨット、別荘なども次々と差し押さえられているから、プーチン離れが始まっていて、政権内部では抗争が始まっているようだが、「金の切れ目が縁の切れ目」。彼らにとっては一夜の夢?に終わったも同然だからだろう。

 

ところで、それに比べて、わが政界人の貧相でいじましいことには失笑を禁じえない。産経抄氏はこう書いている。

日本の「野党」はまるで“夜盗”だと思わされるが、彼の場合は育ちが育ち!人相も”貧相”だから、こんな男を選ぶ選挙民が地方には如何に多いか!という証拠だろうが、彼の場合は落選した「元議員」だから捨ておくにしても、「現職議員」もこれに類した者が、特に与党にいたので有権者の怒りを買った。議員バッジを振りかざして私利私欲を求めるような輩が多い我が政界は、隣国の政界を批判することはできまい。いずれにせよ議員の質の劣化は疑う余地はないといえる。

さてロシアだが、わが国の外交的措置に対して入国禁止措置としてロシアの入国禁止対象者リストを公表した。

気になるのは“予想通り?”野党議員やNHKや朝日、毎日などの関係者名がないことで、如何に密接かを示している。ところが産経の乾・論説委員長の名もなかったことから、彼は「選に漏れたことが悔しい」と次のように書いた。

 乾氏は「ロシア外務省の選に漏れた!」という表現をしているが、この一文はなかなか含蓄が深い。もう週刊誌では「分析」が始まっているだろうから、ソワソワしているお方!もいるのじゃないか? 週刊文春の発売が待たれる!

 

それはそうとして、先日のプーチン氏の演説は、予想通りで面白かった。彼には責任感は全くないようで、核についてもウクライナ側の発言だ?と言いくるめる狡猾さだ。それとも認知症の始まりか?

やはりこの国は「壮大な田舎者の集まり」だと言えるような気がする。後ろに居並ぶ軍人らの「キンキラキン」な服装がよくそれを表している。近くにある国もそうだが、これほどまでに専制・独裁国とは似通るものだと呆れる他はない。他に威張れるものがないからだろう。

とまれ彼の演説については、次の「正論」が的を射ているだろう。日本の野党議員たちの“水準”は、平気でうそをつくほどの域には到底達していないというべきかも。新幹線「グリーン車ただ乗り」程度が夢なんだから…

 

届いた書籍のご紹介

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軍事研究6月号

ロシア軍の”実態”を示す論文が多く出ている。それに比べて「令和の【敵基地攻撃能力】の全貌」は遅れている防衛論議の”実態”を紹介している。我が国も「軍事」と「政治家」の周波数があっていないことの証明だろう。