軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

東洋に浮かぶ「幸せな国!」

11日付の産経新聞の漫画は面白かった。いま世界で起きている“紛争”の実態をよく表している。

暴力を行使した張本人が、何食わぬ顔をして、それに続いた「他人」(ハマス)をののしる。

そう、書いてある通り「お前が言うのはナンセンスだろう!」と言ってやりたくなるが、これが国際関係の「常識」なのだ。

 

21日の産経新聞「週刊誌ウォッチング」に花田氏が書いたように、所詮「素人集団?」である日本人コメンテーターが、今回の事件を解説しても始まるまい。やはり花田氏が言うように、『ニューズウイーク日本版』に限るだろう。日本のメディアは「ジャニーズ問題」程度が適しているのかも…

 

 ところで天候異変もあってか、本来の地球上の生物?である動物達が、食を求めて人家密集地帯に降りてきては、「処分」されているが、なんとも悲しいことだ。

 小熊連れの母熊が、懸命に子供を守るため、人間に襲い掛かっている様は「動物の暴力?」というよりも、人間に侵された「テリトリーの復活」のように見える。

 弱肉強食の中にあって、人間も動物も「共存共栄」が望まれるのに一方的に「人間様」の立場の方が有利のようだが、それは動物たちにとっては「不満」だろう。

 尤もその「人間様」が、プーチンハマスのように、ウクライナイスラエルでやりたい放題?というのでは、動物たちと少しも変わっていないことを意味する。それとも彼らだけが「変わっている存在」なのかもしれないが・・・

 

さてわが国の現状は、何とも「平和国家」の名をほしいままにした天国のようだが、その平和を利用?して卑劣な青年による犯罪が後を絶たない。しかも「弱い者いじめ」の典型的な殺人事件が続いているが、学校で「人を殺すことは悪いことだ!」と教えられなかったからだろうか。

 ならば、せめて女子学生には「男はみんな狼だ」と用心するように教育をしてほしいものだが、そう教育できる「大人」が、ほとんど犯罪を手を染めているというから話にならず、動物よりも始末に悪い。

世の中の動きを見ていたら、この記事のような振る舞いに走るのが、人間の常識?だと思うのだが、我が国の今だけの現象なのか、それとも日本人だけは他国から襲われない!という確信があるのだろう。

 サルが出てきても、クマが出てきても、「お回りさ~ン」と叫べば解決できるからだろうか?イスラエル国民のように「自ら銃をとること」は「悪いことであり」想定外なのだろう。幸せな国だな~