軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

子供には見せられぬ

今朝の産経一面に、有元隆志政治部長が「子供には見せられぬ」と嘆いている。勿論“あの”見苦しい安保関連法案審議の“乱闘シーン”についてである。 




参院平和安全法制特別委員会で可決された安保法案。鴻池祥肇委員長に詰め寄る野党議員ら=17日午後、国会・参院第1委員会室=その一連の写真である(斎藤良雄撮影)≫
 

≪日本の安全保障政策を転換する大きな節目であるにもかかわらず、目を覆いたくなるような議会の状況である。これが「良識の府」「再考の府」といわれてきた参院であろうか。とても子供たちには見せられない光景だ。

 参院平和安全法制特別委員会での安全保障関連法案の採決阻止に向け、鴻池祥肇委員長(自民党)に飛びかかった民主党小西洋之議員。国会前の反対デモに刺激されて、採決を妨害するため国会の通路を占拠した野党の女性議員たち。

 デモ参加者たちが民意を代表しているのではない。議会制民主主義国家では、最終的には国会議員の判断によって法律は制定される。その原則が軽視され過ぎている。

 産経新聞社とFNNによる合同世論調査をみても、法案の必要性についての理解は浸透してきている。調査では衆院で審議入りしてから毎回、「法案は必要か」との質問を繰り返してきた。「必要」との答えは6月49%、7月42%、8月58%、9月52%-との結果だった。

 一方で、今国会での成立には反対との回答が多かった。国民の理解を得るための政府の努力が足りなかったのは否めない。

 残念ながら、国会での法案審議は「戦争法案」や「徴兵制」など、現実と乖離(かいり)した極端な議論が展開された。16日の地方公聴会で、渡部恒雄東京財団上席研究員が述べたように、こうした議論は「日本の民主的な安全保障の形成を損なうし、周辺国にも不要な警戒を与える」といえる。

 その大きな要因が憲法解釈の問題だった。責任の一端は自民党にもある。6月の衆院憲法審査会で、自民党推薦の憲法学者が安保関連法案について「憲法違反」との見解を示し、野党側を勢いづかせたからだ。

 民主党の責任も大きい。ある政府高官は野田佳彦前政権時代に、集団的自衛権の行使容認に向け協力を求められたと明かす。民主党内にも現実的な安保政策を模索する向きもあったが、審議には反映されなかった。限定的とはいえ行使容認は、民主党が与党時代に強調した「日米同盟の深化」につながるにもかかわらずだ。民主党は政権復帰を望むなら共産党と連携していくことがいいのか立ち止まって考えるべきだろう。

 国会議員は日本の安全保障に対する責任感を持ち、判断も先送りすべきではない。参院本会議では堂々と賛否を明らかにすべきだ≫


有元部長の意見に全く同感であるが、付け加えておきたいのは、このシーンに登場した“暴力議員”等を選出した有権者らは、彼ら彼女らを2度と国会に送り出すべきではないと自覚してほしい。

仲間から多くの情報が届いているが、これら暴力議員らは日本を滅ぼそうとする外国勢力メンバーであり、その実名も通名もわかるという。

いずれ一覧表に整理されてインターネット上で話題になるのだろうが、それは別にして、友人はこんなメールをくれた。

≪1960年の安保闘争の時、私は中学生だったが、当時の闘争は少なくとも純粋でそれなりの知性があり、東大学生らの運動には本物の理論と意志の力があったことは確かだ。それに比べて昨今の知性ゼロまるだし、勉強もせずに単なるスローガンでの動物的発作的なデモ隊は質からしてウジ虫以下の何ものでもないのだ!あの胸くそ悪いOやテレビで見るアホみたいな主婦や学生らは白痴に過ぎない。こんな連中をNHKが同情してしつこく報道するのは一体何なんだ!しかもこのデモ参加者はシナのスパイ、少数派のサヨクの群れだ!こいつら命がけでもなんでもない、単に勉強もせずに戦争法案反対という言葉に酔いしれて参加しているだけの糞なのだ!
賛成派は多数であり黙っているだけだ!しかも我々圧倒多数が選んだ与党が多数決原理と言う民主主義の掟に従って黙々と粛々と議論をしてきたのだ!
民主主義を叫ぶウジ虫が民主主義の原理を否定しかつ暴力を振るってやりたい放題の議会を見るとまさにコイツらの仮面が暴露されたことを記憶にとどめよ!≫

いささか表現は悪いが、この問題の本質を見抜いていると思う。

国会は“彼ら”に占拠され、他方我々の身の回りには、熊谷市で起きた警察の不祥事で、幼い姉妹をはじめ6人もの日本人が殺害された。
国が滅びる前兆は、政治が乱れ国民は不満を表し、取り締まるべき警察が機能しなくなる事に出てくる。最後の砦は「法の番人」だが、司法試験受験の時から男女関係で乱れているようでは、先が知れている。

物理的な阻止能力は、実弾を込めた拳銃を持つ警察官だが、それがこの有様だから、この国は既に危険水域にあり、一部で既に「越堤浸水」が始まっているわけで、やがて堤防決壊に進みかねない。
そうなると最後の望みは軍隊=自衛隊だ!

後輩たちよ、この国を守る最後の防波堤は君たちの双肩にかかっていることを自覚してほしい。

20年前のPKO法案時代から、全く変わらない≪ノー天気な≫この国の行く末は危険である。
金(予算)も物(武器)も与えられず、困難続きだろうが、しっかりと縁の下を支えてほしい。

君らが自覚しないと、一瞬にして流された常総市の家々のように、土台から流出しかねない。
物言わぬ国民の大多数はじっと見ていて君らに期待しているからだ。そう、最後の砦は君たちなのだ。
常総市水害で、冷静沈着に救出活動にあたった、ヘリの操縦士と救難員たちの活動を見れば、まだこの国は大丈夫だ!と思っている国民は多いに違いない。


手元に、平成6年1月6日付の「朝雲新聞」がある。一面トップは「はるかなアフリカから、新年おめでとう!」とあり、平和維持活動参加3年目の日本からはるか14000キロ離れたモザンビークから、ONUMOZに派遣されている輸送中隊2次隊と司令部要員の53人のたくましくも明るい笑顔の写真が出ている。
この時も自衛隊は政争の具にされ、ひどい目にあったが、それをものともせず黙々と「平和維持活動」に貢献して、立派に任務を果たして帰国した。

陸自輸送調整中隊が“間借り”するポルトガル軍通信大隊宿営地。写真撮影と聞いてポ軍兵士も飛び入りし、両国国旗が仲良くはためいた。今浦中隊長(前列左から5人目)も元気そうだ。草葺の食堂や偽装網の日除け、衛星放送受信アンテナが見える(モザンビーク・マトラで)とキャプションにある=朝雲≫ 


今回のような(いつもだが)政治家らの暴力主義が戦争を起こす、ということが国民の目にもはっきりしただろう。
そう、戦争は政治家らが起こすのだ。クラウゼヴィッツは言った。「戦争は政治の延長だ」と。そしてその責任を軍人に押し付けてうまくズラかるのがこれまた文民だ!。大東亜戦争の結末を見るがよい。


A級“戦犯”として巣鴨で絞首刑になった7人のうち、文民はわが高校の大先輩・広田弘毅ただ一人だった。それも自殺した近衛と協力した木戸幸一に代わるバランサーとして…

東京裁判=堂々と対応した東条英機元首相と“戦犯”たち―インターネットから≫



≪報復裁判で絞首台に散って行った英霊たち=インターネットから≫


国会内の“暴挙”に連動して、国会前で騒いだ“支持派”は、いわば『確信犯』だが、テレビも見事に連携していた。

いわくつきの政治家らを引っ張り出したり、特にTBSの解説者の話は聞くに堪えなかった。そう感じたのは私だけではなかったようで、今朝の産経3面に「反対一辺倒・賛成派は黙殺」「報道番組、スポンサー撤退も」とある。
この報道を受けて「テレ朝(同番組)のスポンサーをやめます」と宣言したクリニック院長もいるという。
良いことだ、こうしておごり高ぶったTV番組は、自らの首を絞めていくがいい。


突然だが今、A新聞から電話が来て、来週から紙面を一新しますので、無料配布しますから読んでください」と女の子が言った。
私は「一切読む気がない」と言って電話を切ったのだが、かなり焦っている様子。もともと「チョーニチ新聞」だと中国高官から教えられて以降、全く信用していない。


何はともあれ、TV各社は、この国会論争のニュースを流す前に「非常に暴力的なシーンがあります。よい子たちは決して真似をしないでください」とテロップで流してから放映するべきだろう。


面白いシナの情報や、いい番組の紹介をしたいと思ったが、次回に譲ることにする。

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第26回国防講座
≪演 題:自衛隊悪玉論の実態
 =メディアの言論の自由とは、自分らの悪意ある言論を防護する事である≫
  新聞記事は「疑ってかかるべし!」という実例のご紹介。

2015年9月19日  13:00 - 15:30
靖国会館2階 田安の間

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