軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

世界戦争を前にして・・・

リハビリ活動の合間に、久しぶりに地上波TVを眺めているが(それまではヒストリー、ディスカバリーなど米国などのCCTVが主だったからか)、何とも我TVは国内の「宣伝品」のコマーシャルが猛々しい。

出てくる人物が「役者」らしく、とにかく大声でがなり立てるシーンが多いのには辟易する。中には本人が目立つことに懸命で「何の宣伝か不明なもの」もあり呆れてしまう。

TVが浸透し始めた時、評論家の大宅壮一氏が「一億総白痴化」を唱えたことは有名だが、今やすでにそれを通り越して、「日本人総白痴」という無残な状態に陥っていると感じる。

 

TV報道に左右されない方々は、お気づきかと思うが、いまや「地球は疲労し、人類は劣化」が進んでいる。

世界では「地球温暖化」とか言い換えられているが、それはまやかし、すでに地球自体が疲弊しているのだ。

そこに張り付いている「地球人類」も「真偽のほどが不明な情報」に右往左往して、生物たる「天然価値を持った生の人間」の特性を忘却し、まるでAIか、ロボットのように血の流れていない「生き物としての価値」を捨てて良しとしているように見える。わずかに残っているのは「ぽつんと一軒家」に住む、一度も都会に住んだことがないご老人くらいかもしれない。

彼ら、彼女らが、不便を省みずに先祖代々の人里離れた山里に住まい、墓を守り続けている姿は”人間臭く”なんとも美しい。ここには少しではあるが「人間としての生物的要素」を持った人間様がいると言えるだろう。

 

さて、イスラエル情勢はきな臭くなってきた。イスラエルは「国家総動員で、ハマス撲滅」に立ち上がった。

何とも奇妙なことだが、近年、ロシアと同様、戦争を仕掛けた方が、何かと理屈をつけて「被害者?たる」相手をあしざまにののしるが、今回はそんなやわなことではすむまい。

登場する評論家(私もそうかな~)はあれこれと屁理屈を並べて弁解するだろうが、特に「日本人的無責任な論評」は今回は通用しないだろう。

今回は第5次中東戦争と呼ぶべきで、「油断して攻撃を許してしまった軍」は国民から信を失うから、特に収まりどころがないだろう。

「学はあってもバカはバカ」という一文を書いた「岩田氏」は、「…我々の国家とはいかなる国家であるのか。それを堂々と物語ることが重要だ。国民としての私という観点を欠き、コスモポリタンのように一人の人間として生きていると強がる人もいよう。本人は先進的だと気取っているのかもしれない。しかし、それは称賛されるものではなく、国家を忘れた愚か者の遠吠えにしか過ぎない。それが現実だ…」と「パスポートを捨てればいい」の項目に書いている。

 

ウクライナ戦争に続いてイスラエル紛争と、メディアは「ボーナスシーズン?」が来たかのようなはしゃぎ様だが、鉄砲も打てずサルやイノシシにもお回りさ~ん」とおびえている国民が、ロケット弾とミサイルの雨に降られたらどうする気だろう。

「世界戦争は近い」とトイレットペーパーの買い占めに走るのが関の山か…