軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

政界、芸能界のモラル低下問題と地震災害

  TVを見ていて感じるのは日本の将来を案じる番組が見当たらないことだ。

 評論家の大家壮一氏はTVの出現を、昔「一億総白痴化」と予言しが、白痴化は「完了」したように感じる。

 その証拠に最近の報道内容を見ていると、あきれてものが言えなくなることが多い。例えば、テレ朝系がしつこく報じる「自民党のパーティ還元?」問題と、かってメディアが口をつぐんだ芸人たちによるセックスがらみの「ジャニーズ問題」、それに今度は同じような問題が出てきて、しつこく「茶の間に進出?」しようとしている松本問題である。

 今北陸では、寒空の中で死人が出ているというのに、この界隈の関係者たちに、どこに「人道問題」を叫ぶ資格があるというのだろう?

 TV局は今回の地震で、年末に巨額を使って準備した「娯楽番組」が吹き飛んでしまったのだから、どこかでその穴埋めをしたいのかもしれない。

 この国は、Willがいう「蛮行を庇う愚か者たち」で溢れ、「学はあってもバカはバカ」な人間たちしかいなくなったのだろうか?

 私はほとんど海外番組に「逃避している」のだが、凄腕獣医の活躍など、DVDの駆け回しであるとは知っていてもその中にヒューマニズムと、局が言わんとするものが含まれているから、見た後で感動することが多い。

 いずれにせよ、拳をふり上げて一部のメディア?が問題化に成功したものの、その落としどころが定まっていないから大騒ぎするというのが本音だろう。

 大家壮一氏が予言した通りの世界になったようだが、せめて「ぽつんと一軒家」に住む住人達には日本人らしい姿を見たいものだ。

 私は今、時間を見つけて「終活」作業を続けているのだが、昔仲間とともに言論活動をしていた「月刊日本」からは、未だに雑誌が届く。

 面白いことに、今日3月号が届いたので、届いていた12月号から表紙を見返してみたところ、【岸田内閣「危険水域」突入】(12月号)、【岸田政権崩壊!】(1月号)、【自民党に政治改革ができるのか】(2月号)と、政治雑誌だからか、一貫して現政権に「批判的予言?」をしているではないか。

 いちいち解説する時間がないので、読者にお任せするが、この特集の著者たちはそれぞれの“大物たち?”で、12月号は【二階俊博】【石破茂】氏らである。

 二階氏は「政治家たるもの命がけで政治に取り組め」と手厳しかったが、立場が変わった今どう思っているか知らないが・・・

 気になるのは1月号に「平野貞夫氏が【政治劣化の元凶は自公連立だ】」同じく政治家の古川定久氏は【これは自民党の危機ではない、日本の危機だ!】と書いている。

 今日届いた2月号には石破、山崎拓氏らが名を連ねているのだが、前月号とは違って情報量も多くなっているだろうから、【自民党に政治改革ができるのか】は面白そうだ(未読)。ただ本誌主幹の南丘喜八郎氏は今月号の「巻頭言」で「岸田総理に敢えて、辞任を勧告」している。

 右左を問わず著者には政界通が多いのだから、3月号にはどう出るのか、面白そうだ。

 芸能界のセックススキャンダルと政界の金銭スキャンダル

 ドッチモどっちだが、この間にも世界は大きく流動していることを、各々方お忘れなく!

 

 

届いた書籍のご紹介

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「愛が寄り添う 宇宙の統合理論:保江邦夫・川崎愛共著・明窓出版¥2200+税】

 友人でもあり「先生」でもある保江邦夫氏から届いた。対談相手の宮崎女史は「1984年7月6日・京都生まれで立命館大学文学部日本史学科卒」と紹介してあるが、現在は個人セッション・セミナー・養成講座を開催している若い“美女”である。

 超能力者としてお会いした体験は、皆70代過ぎの女性しか知らない私には想像もできないが、保江先生も「すっかり囚われて」いるようだ(笑い)

 終活に入っている「老兵」にはあまり縁はなさそうだが、リハビリ訓練の機会をとらえてゆっくり眼を通してみたいと思う。