軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

閑話休題

 各週半日のリハビリ訓練中だが、やはり「強制されないと」人は動かないことが体験できた。指導員の適切な指導で、身体を動かすことは重要である。体重も4キロほど回復したし、暖かくなったら近距離のウォーキングを再開しようと思っている。

 今日は気温も穏やかで、動きやすいこともあり、混迷を深めるロシア情勢やウクライナ情勢など、ストレスがたまる国際・国内情勢を離れて、子供の時の「思い出」に重なる記事を書いてみたい。つまり今日のブログは「閑話休題」というところだ。

 今朝の産経新聞「日米友情人形」という記事を見つけた。

 私事だが退院後の「孤独老人の健康」を気にして、毎晩夜になると“かわいい10歳の孫娘”からスマホが届く。

 内容は彼女のその日の夕食報告後、「おじちゃんは?」とくるから私の夕食メニューを答えるのだが、時々内容を間違えることがある。

「いや~ボケが始まったか?」と思うことがあるが、案外食べたばかりの献立を忘れるので、驚きだ。

 それは「健康確保のための減塩食」を取り寄せて「チンして食べる」だけのことが多いからかもしれない(などと言い訳している)。

 その後彼女からハーモニカ演奏要求が来るのだが、気が付いたのは「老人会」で私たちが“歌っている”曲名をほとんど彼女は知らないということだ。

 アニメソングや、現代の曲は知っているが、「小学唱歌」はほとんどなじみがない。「時代だなあ~」と思わされるが、私たちの老人会では、みんなが懐かしがり、一斉に斉唱する懐かしい歌は彼女には縁遠いものが多い。良いものは良いはずだ。

 最近では「学校も変わったなあ~」と認識を改めているのだが、しかし、どう考えても「老人たち」が未だに忘れていない‟名曲”には快い響きと、胸に迫る内容があるが、アニメソングなどには「縁遠いせいか」なじめない。

 昔母から「子供は流行歌は歌わないように!」ときつくいわれたものだったが・・・

 そんなことで「日本の心をうたう『日本の叙情歌』」という本を買い求めて次々に、“強引に”片っ端から演奏していると、彼女も次第に慣れてきたらしく「おじちゃん上手!」と褒めてくれるようになったからうれしい!。

 そこに今回の記事がでたので、今日は「青い目のお人形」の歌を‟解説”してやろうかと思う。

 この歌は、大正末期に起きた「事実」に基づき、歌は大正12年12月に野口雨情が作詞、本居長世が作曲したできたものらしい。

 

 このころの歌としてこれに似ているのは「赤い靴」だが、これもこの二人が作詞作曲したものだから、感じが似ているのだろう。どことなく楽しい中に哀愁があり、当時の子供たちに好かれていたことだろう。

 

 前述の「青い目の人形」に対しては、日本側は「答礼人形」を米国側に贈ったと記事にはある。

 今の世界情勢では考えられない?ことのように思われるが、大正時代には、日米関係はこうだったのだ、という見本でもある。

 今や「インターネットの世界」、瞬時にして情報が相手方は元より、世界中に広まる。しかも相手方を貶めようとする情報工作が頻繁である…。

 

 世界が狭まった証拠かもしれないが、本当に「それで人間は幸せ」なのだろうか?

【狭い地球、そんなに急いでどこに行く?】と言う時代ではないようだが、人間性という面では何かをどこかに置き忘れてきたように思う。便利にはなった?が、どこかせわしく殺伐としていて、「人間の生きる世界」ではなくなってきたような気がするのだが…

 

 

届いた本のご紹介

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『日本では報道されない・世界のファクト(谷本真由美著:WAC) ¥1000+税』

知人から贈られてきたもの。現実の世界はこの通りだ。日本のメディアもその点では規模が小さいだけで、内容は同じだろう。手ごろだからご一読あれ!