軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

JOCのドタバタ劇が終わったと思ったら、今度は政治家の接待問題!

森問題がどうやら片付いたと思ったら、今度は政治家と企業の”接待”問題で、政治は右往左往している。なんとも程度の低い出来事が続くものだが、しかしこれは「人間の性」と言うか「官僚の欲望の発露」とでもいうべきか、「倫理綱領制定」程度では収まらないだろう。

私の記憶にあるのは、平成10年に大蔵省のキャリアー職員らが銀行から接待を受け、中国人女性が経営する東京都新宿区歌舞伎町の「楼蘭」を頻繁に使っていたいわゆる「大蔵官僚たちによる”ノーパンしゃぶしゃぶ”事件」である。これほど国民を馬鹿にし、期待を裏切った事件はなかった。

当時私は松島基地司令であった。大蔵官僚と言えば右に出る者がいない「エリート中のエリート官僚」だとされていたから、これを知った時、やはり彼らも”生臭い人間だったのだ!”と妙な感想を抱いたものである。

しかし、街の床屋のおかみさんは違った。テレビのニュースを見ながら、「司令さん、この人たちは4年制の有名な大学まで進んだのに、何を勉強したのでしょうね~」と慨嘆したのだ。そして「家が貧しかった私は中学までしか進めなかった。しかし本が好きなので、高校に進んだ友人から教科書を借りて読み、巡回図書館からは参考書を借りて読みふけったのものだ。そんな私に母は『手に職をつけなさい』と理容師学校を勧めてくれた。そこで知り合ったのが主人で、今ではこうして幸せに生活しているがこの方たちはお上の裁きを受けるのでしょうね、気の毒な事…」と呟いたから、私はこういう連中を「高学歴無教養族と言うのです」と言ったことが忘れられない。

昨日の産経「主張」欄はこう書いたが、あれから20年、そのころ「ノーパンしゃぶしゃぶ」のおこぼれに与れなかった入省間もない若手官僚たちは、「キャリアー組はいいなあ~~俺もなりたい!」と羨ましく思っていたに違いない。それが今や最高幹部組に出世しているのだから”生臭い人間”たちが「いい思い」を忘れるはずはないだろう。こうしてお役所にはいつまでも「倫理❕リンリ!」と秋の虫が蔓延るのだ。

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国民全体の奉仕者などと自覚しているはずはない!のでは?

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”陳謝?”して済む問題じゃなかろうに・・・他に人(人物)がいないからだろうか?続投するとか…

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彼らも本気で謝っているとは到底考えられない。この日は226の日、やはり当時の青年将校たちも政治の”腐臭”を感じ取っていたのだろう。

 

今日は尖閣問題に触れようと思ったが、次回に譲ることにするが、心ある官僚若手組には次の「正論」を読んで、気を取り直してほしいものだ。

ただし、笹川氏は「会社の接待問題で、余りに清さを欠く総務省幹部の国会答弁を前にすると戸惑いも覚えるが」と断ったうえで「国家公務員諸君が自信と誇りを持ってこの国の発展に寄与されるよう祈っている」としていることを銘記してほしいものだ。

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要するに、我が国の官僚機構には、志を持った優秀な青年たちが上に立つことができない「人事制度?」があるのか、はたまた上に立つと「腐る」のだろうか?と不思議に思う。

 

届いた雑誌のご紹介

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Hanada4月号

「大メディアが絶対報じない森・コロナ・海警法」は充実している。

余裕があれば、親御さんたちには「スマホで子どもの脳が破壊されている」もご一読いただきたい。

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WILL4月号

「メディアリンチ」は一読に値するが、「蓮舫(議員)の長男が「決別宣言」は面白い。反対するのは政府与党だけではなかったようだ。

アメリカでリベラル病が猛威」は必読だろう。今や世界のリーダーであった面影は消えつつある。米国は伊藤貫教授の言ったとおりになりつつあるのだが、せめて私は「軍隊だけは健全であってほしい」と折っているのだが。

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航空情報4月号

空自の主力戦闘機であるF35にかんする記事は示唆に富む。ファントムライダーだった老兵には訓練シュミレーターにもついていけそうにない!明らかに時代は変わった!

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「丸」4月号

老兵にはこちらの方が適している。決戦機「疾風」戦闘機隊バトルリポートの記事の中に、静浜時代の吉良教官(当時1尉)が出ていたので感動した。当時の隊長は西原五郎3佐で、隊長もノモンハンで97戦で戦闘中、墜落した戦隊長を追っかけて強行着陸して救出してきたつわものであった。このように当時は大東亜戦の生還者が「レシプロ機」で指導してくれていたものだ。今は昔の話だが、当時は器材は米国製だったが、意気盛んな方々が多かった。とても今の男たち(女じゃない!)とは比べ物にならなかった!

「士魂」を失った日本社会

東京五輪組織委員会の森会長が「粗大ゴミ」同様「掃き捨てられた」が、その後もドタバタ劇が続いて、やっと橋本大臣にお鉢が回った。

こんな体たらく”現象”を、他国はどう感じただろうか?

これが80年前に世界を相手に”戦った”アジアの強国だったとは思えなかったに違いない。英霊方が嘆くはずだ。

それにしても”森たたき”を見ていると、日本のメディアも中共並みに落ちぶれたものだと思う。誰も叩くものがいない「第1の権力」がメディアなのだ。

 

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コロナウイルスをまき散らした当該国からは言われる筋ではないだろうが、余りにも児戯に等しい騒ぎなので、飽き飽きしてCSチャンネルに変えたら、原作・池宮彰一郎、監督・杉田成道役所広司佐藤浩市が演ずる「最後の忠臣蔵」と言う時代劇が目に飛び込んできた。

忠臣蔵」は有名なのでよく知っていたが、吉良邸討ち入りの直前に大石内蔵助から密命を受け「死ぬことが許されなかった」赤穂浪士のふたり、孫左衛門(役所広司)と吉右衛門佐藤浩市)の16年後を描いた作品は知らなかったから、思わず引き込まれて最後まで見てしまった。

「劇映画」に過ぎないが、今の世の中には見られないシーンであったから感動したのである。今は、上から下まで、己の欲にまみれて動き、信念を貫く男はいない。

 孫左衛門が任務を果たした後、内蔵助の位牌の前で「おそばに参ります」と言い残して切腹するシーンには目頭が熱くなった。

TVを見ていて感動したのは久しぶりのことであったが、その前に、密かに思いを抱いていた女人の”誘い”を「武士でござる」と断るシーンも胸に迫った。

 

それに比べて総務省の、首相の長男からの”接待”をまるで特権でもあるかのように受け、何ら痛痒を感じない高級官僚たちの精神の醜さは、今も昔も変わらぬものらしい。実に”卑しい顔”をしているのも共通している。

こんな男?らが我が国の役所を牛耳っているのかと思えば、税金を納めるのが虚しくなる…

やはり、戦後失われたものの最大のものは「士魂」だったのだ、と感じる。三島由紀夫が予言したとおり、この国は落ちるところまで落ちつつある。

先月9日付の産経抄氏は国会の現状をこう嘆いている。

 

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「あっちもこっちも、ひと騒ぎ起こして一杯呑みたい奴らばかりだ」と言う宮沢賢治の言葉が理解できるのは、「どうでもいいことを針小棒大に膨らませ、カネ、タイコで大騒ぎして彼らは何を得たいのでしょう」と産経抄氏に手紙を出した読者は理解しているのだが、肝心要の”選良”たちは気が付かないのだろう。

 

3月が近づき、花々の枝先のつぼみは膨らみつつある。三寒四温とはよく言ったもので、徐々に気候が定まりつつあるのだろう。

気温が高くなるのに合わせて、武漢コロナ(風邪の一種?)も勢いが止まりつつある様だが、専門家の委員方はコロナ被害を例年のインフルエンザよりも脅威だととらえて、まだまだ緊急事態を継続させて国民の経済的疲弊を煽っているかのようだが、既に発生から一年経過したのだから、専門家らしく武漢ウイルスの正体を突き詰めたらどうだ?

それともワクチンで一儲け?するまでは継続するのか??

メディアも、今までと変わらず、連日発生者数などの羅列表だけを解説していても事は進展するまいに。

「船頭多くして船山に上る」と言うが、まるで「憲法残って国滅ぶ」と同様「コロナ残って国滅ぶ」状態じゃないか。真面目なだけに一般の日本国民は疲労をこらえつつ不便を堪えて忍耐しているのだ。

お粗末な”ドタバタ劇”=これが”現代指導者層”の実力か?

森会長の「女性蔑視?」発言で貴重な1週間が過ぎた。この国は本当に「ノー天気な国」になり下がったと思う。火をつけて騒ぎまくったメディア関係者も、国会で「気勢」を挙げた”女性議員”たちも、「敵将の首」を挙げたのだからさぞかし満足だろう!

うっかり口を滑らせた森氏本人は不愉快だったに違いないが、かって政治家として、こんな女性議員たちに取り囲まれていたのだから、「女性は…」と言いたくなるのもやむをえまいと同情する。せめて身内の話の場だったのだから「女性議員らの中には…」と笑いつつ軽く言うべきだったろう。

これらの「ドタバタ劇」に関する結論は、次の産経抄が良くまとめている。

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しかし、本当に我が国の政治家らはやることがないのだな~と感じる。国民は彼らに貴重な血税を出してやる必要はないのじゃないか?仕事をしない”選良”は排除されるべきだ。さらに悪質なのはメディア関係者で、火をつけて喜ぶが「消火作業」は絶対にしないし責任も取らない。

 

たまたまこのドタバタ劇の最中の11日は建国記念日であった。この日玄関先に国旗を掲げて、家内とともに近くの山林公園をウォーキングして回りつつ、広大な住宅街を気を付けて見て歩いたけれども、一軒たりとも「日の丸」を掲げている家は見当たらなかった。

武漢コロナ禍で気がめいっている時である。せめてその「悪霊」を払う意味でも、鮮やかな日の丸が各戸に掲げられていたらな~と残念に感じた。

このように国民の大半は国旗を無視しているから、今や国旗がへんぽんと翻っているのは自衛隊基地と警察署等の官公暑くらいなものだろう。これでは国が衰退するはずだ。これも”無国籍”教育のせいに違いない。あと10年もすれば、どこかの国の旗に代わっているのかもしれないと危惧を覚えるが、そんな目には会いたくないから、それまでには別の世界に飛び立とうと思ってはいる…

建国記念日の「正論」欄に、尊敬する小堀桂一郎東大名誉教授はこう書いている。

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旧仮名遣いの長い文章だが、最後の項目の「『理』をもって簡潔明晰に」という項目に全く同感である

しかし「ドタバタ劇」に明け暮れている政治家らには『国難を克服する王道』などは念頭にはあるまい。

とても「明治の維新政府が示した冷静な「理」」など期待できない。

はためく日の丸を眺めながら「明治は遠くなりにけり」を痛感した。

 

 

届いた書籍のご紹介

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軍事研究3月号

今月も盛りだくさんな内容だが、特に目を引いたのが「新型コロナウイルス生物兵器だ!」と言う、元陸自化学学校副校長・浜田昌彦氏の一文である。彼は最後にこう書いている。

「必要なのは、適時適切な補佐ができる幕僚と総合判断力を持った指揮官なのかもしれない。それにしても「緊急事態」と言う言葉が軽くなってしまったという意見に賛同する方々が多くいるというのはなぜだろうか」

軍事を忘れた国の当然の結果だというべきだろう。

頼もしい後輩たちの活躍ぶりを嬉しく思う。

モノ言えば唇寒し…メディアの森氏追及は紅衛兵並み!

東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が女性蔑視ともとれる発言をしたことに関連し、メディアは連日にぎわっている。

確かに森氏の発言は軽率だと、会見を見ていた私も感じた。しかし謝罪会見さえも「火に油を注ぐ結果」になり、今度は自民党二階俊博幹事長がボランティアの辞退が相次いでいる動きを「瞬間的」と指摘したことが問題になり、さらに麻生太郎副総理がこの二階発言に対して「ボランティアは大きな大会で必要な力だ。そういった方々に対する敬意に欠けるのではないか」と述べたと言う。

政治家らの”弁解めいた発言”は”老害”極まれり、と言うべきだろうが、それにしてもメディアは「政界の大物の発言を取り上げ、首をとる!」ことに快感を覚えるという悪い癖があるから、首をとるまではこの問題は収まるまい、と私は見ていた。

それにしてもメディアの追及姿勢の異常さにはいつものことながら辟易させられる。野党の批判”癖”だけだったらさほどでもなかったろうが、連日TVなどで騒がれると、森氏の方が気の毒になってくるから不思議だ。

言論の自由を標榜するメディアは、自分らの”自由”を阻害されまいと思っているのか、それとも「コロナ禍」は目途がついたとでもいうのだろうか?他にやることがないらしい。

女性蔑視!だと大合唱するが我が国には「女3人寄れば姦しい(女性はおしゃべりだから、3人も集まれば騒がしくて仕方ない)」と言う言葉もある。

「女賢しくて牛売り損なう(女は、利口のようでも大局を見通す力がなく、目先の欲に捉われてかえってことを仕損じる)」という浄瑠璃もある。

これらの日本古来のことわざや、文化までも否定すべきものだろうか?

 

在日欧米の大使館までが騒ぐが、彼らの国には女性蔑視の「フランス小話(イストワール)」はないのだろうか?

内政干渉だとまではいわぬまでも、寄ってたかって「五輪開催国」を誹謗中傷するのはいかがなものか?どうせ大会は”お流れ”とみているのだろう。

まるでアジア諸国に不法侵入して、植民地化した中世欧州の国々を思い出す。それとも「コロナ禍」で鬱積したうっぷんを、おとなしい我が国に対してぶちまけるとでもいう気なのか?相手が違うのじゃないか?

こんな感情的な国々から、「選手」が大勢押し寄せて男女平等だの、オリンピック精神などと騒ぐのかと思えば気が重くなろうというものだ。

言葉尻を捉えて騒ぐ日本のメディアにはあきれるが、外国から言われると更にいい気分はしない女性蔑視発言だとい騒ぐ前に、自分らの国は五輪精神にかなった行動をとっていると証明してほしいものだ。もっとも、不適切発言をした後期高齢者の時節柄を意識しない軽率な「不適切行動」の方を情けなく思うのだが、それにしても「鬼の首をとった!(とりたい)」かのようにふるまうメディアの幼稚さを諫めたい。

物言えば唇寒し秋の風」とはよく言ったもの。まるで開発途上国で起きた「文化大革命」の不法な現象の再現に似ている。紅衛兵並み”の我が国のメディア関係者は少しは大人になったらどうだ!と反省を促したい。それともすでにそこまで、シナの共産化が及んでいるとでもいうのだろうか?

文化大革命とは に対する画像結果

文化大革命とは に対する画像結果

まるで幼稚な”文革”の再現だ!

 

 

「嘘つき」は泥棒の始まり!永田町はまるで「泥棒」の集まり!

自民党松本純国対委員長代理が「緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題」は、緊急事態発令下で苦しむ国民の「反感」を買ったようで、TVでは連日報道されているが、問題がどんどん拡大していて「新たに田野瀬太道文部科学副大臣大塚高司国対副委員長が同席していたことが判明」した。焦った自民党幹部は、田野瀬氏の文科副大臣を更迭した上で、3氏を離党させることにしたが、党の幹事長自らががすでにこれと同様な違反行為を体験済みなのだから、本人も後ろめたいことだろう。

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その他、これに類似した議員、閣僚たちの国民に対する「裏切り行為」は、前法務大臣やその妻の参院議員など、選挙に絡むものだけでも多数明らかになっているのだから、国会議員らの不祥事には、まじめに従ってきた国民から見れば「目を覆いたくなる」ほど醜悪だが、更にクラブママ?への支払金が国民の「血税」だというのだから、昔だったら「百姓一揆」ものだろう。

ミャンマーで起きたクーデターとは若干見方は異なるだろうが、軍であれ、庶民であれ、政治に対する不満が高まれば、黙ってはいないという証明だ。

一部TVでは、農水大臣など、すでに罪人となっている輩の「穴埋め(補欠選挙)」についた語っていた評論家もいたが、補欠するほどのことはあるまい。ただでさえ多すぎる議員らの整理をするにはいい機会だから、そのまま欠員にすることだ。つまり、定数を削減するのだ。どうせ出てくるのはロクな”選良”ではなかろうから。

その点では公明党はずるがしこい。比例制だから同じ党から「補填」できるからだ。

産経は【これまで「1人で行った」と説明していた松本氏は後輩を守るために嘘をついたことを認め、結果的に自民の傷口を広げた。国会で野党から追及を受ける菅義偉首相にとっても大きな打撃となる。松本氏と田野瀬氏、大塚氏の仲の良さは永田町では有名で、頻繁に酒席を共にしていた。田野瀬氏は昨年9月に副大臣に就任する前まで国対副委員長を務め、大塚氏は松本氏を「兄貴」と慕っていた。松本氏も2人を高く評価するなど、深い信頼関係が築かれていた】と”弁護?”しているが、まるで”やくざの関係”じゃないか!

むしろ本物の”やくざ”の方が義理人情には厚いだろうし、何よりも自分らが”悪事”を働いていることは分かっているはずだからだ。

しかし”代議士先生”の方は”悪事を働いている”ことも判らないお粗末な”大人”なのだろう。大方のやくざと違って「嘘つきは泥棒の始まり」だと親から教えられていなかったからだろう。

国会議員と言うだけで、普段から新幹線などにも優遇されているから”庶民の苦労”なんぞわかるはずもない。いや、苦労してきたから厚遇に舞い上がっているだけの”下衆な”輩なのかもしれないが・・・。

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処で話は飛ぶが、今回のコロナ禍で不思議に思うのは、ノーベル賞化学(医学)部門であれほど素晴らしい成果を収めているはずなのに、一年たっても我が国の医学者(製薬会社)などがコロナワクチン開発に成果をあげないことだ。欧米の製薬会社が競って開発に血道をあげ、シナでは食用塩水をワクチンと称して安売りしているというのになぜか日本の製薬会社は声をあげない。薬までも欧米の指図を受けているのか?と思いたくなる。

それとも”不完全なワクチン”に疑問を持っているのかもしれない。

国会議員たるもの、夜の銀座のクラブで高級取りの女性などから「意見を聞く」よりも、製薬会社や大学などの方から聞き取りを初めて、その背景を調査すべきじゃないのか?

こんな体たらくの政治状況ではいざ有事と言う「安全保障事態」に全く心もとない。自民党の標語「国民を守る」がいかにも虚しく見えてくる。

そうか!「最後の砦は自衛隊頼み」だから安心しているのか!

国民を指導する立場にある者たちの”愚挙”

28日の産経抄氏は、国会議員らの”愚行”を厳しく叱責した。

緊急事態宣言で、国民には「自粛」などの行動制限を課しておきながら、それを決めた国会議員たちの常識外れの愚行についてである。

麻生財務大臣は以前、コロナの蔓延を防止しつつある「日本国人の民度の高さ」を激賞していたが、今回の同じ派閥の議員の愚行はどうお考えか? 仲間の民度が低すぎはしないか??

産経抄氏は昔は「己を厳しく律する。そんな気骨のある政治家は、令和の時代にはいないのか」と慨嘆しているが、令和に限らず、いつの世にも気骨のない政治家らが蔓延っていた。ただ、今年は国民が”コロナコロナ”で自由を奪われている最中だから、”おとなしい”国民の怒りも納まるまい。次回の選挙で落選させることを地元有権者にに要望する。

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花田氏も、週刊誌ウォッチング欄に時津風親方の”不祥事”と共に議員らを批判しているが、「あいつやっていますよ」と通報した誰かがいるわけで、「そういう風潮は何か嫌な感じがする」と書いたが、そんな”風潮”を引き起こさせている本人らの方が「いやな感じ」どころか、政界から消えてほしいと思う。

ニューズウィーク日本版は、米国民の中に圧倒的に多いトランプ支持者たちをどう扱うか?を問題視しているが、”新”大統領のお手並み拝見と行こう。

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米国内情勢にご関心ある方は、マグマグAC通信 http://www.mag2.com/m/0001690065.htmlにご登録の上、AC 論説No.826「新社会主義が社会を壊した」をご一読あれ!日本のメディアでは知りえない米国内の状況がよくわかると思う。

 

それにしても、武士道の国「日本」に生きる現代男子の”愚行”を、靖国の英霊方はどんな気持ちで見ておられるのだろう?と気にかかる。神技である大相撲の親方の”愚行”は、その程度の人物が親方呼ばわりされていただけという、大相撲の風上にも置けない人物だ。大関「正代」はじめ弟子たちには鼻からあしらわれていたのじゃないか?

親方にしても、議員にしても、この程度の質の悪い、こんな連中に上から目線で偉そうな話をされると、弟子だって、有権者だって誰だって不愉快になるだろう。

質の低い、モラルのかけらもない男(女もだが)どもが、議員になったとたんに威張くさり、飲み屋の女性にもてていい気分になっているさまは、「阿保」以外の何物でもない。

人の上に立つ資格のない連中は、速やかにバッジを返納すべきだ!

 

 

届いた書籍のご紹介

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「【マジカルヒプノティスト】スプーンはなぜ曲がるのか?

保江邦夫ⅩBirdie共著:明窓出版¥1800+税」

「(孤独にさいなまれていたのは)・・・この地球という星に生まれてから、出会った人間全員の考えも行動も全く理解できなかったからだ。(略)

つまり、この地球上にいる僕以外の人間と僕自身は、外見は同じような姿をしているにもかかわらず、外からは見えない奥深い本質的な部分で、まるっきり違うものではないかとさえ思えていたのだ。(あとがきより)」

対談や講演会などで何度もご一緒した保江先生は、理論物理学者であるが、”一般的?”な物理学者と言うよりも、実に気さくで、理論と同時に実践して確かめる”実践”物理学者だと私は見てきた。

その先生が「稀代のスプーン曲げ師」に挑んだ愉快で読みやすい一冊(写真入り!)である。

バイデン”新”政権誕生。国防力の充実を図れ

報道によると、バイデン“新”大統領は、「政治的過激主義に勝つ」「真実を守り嘘を打ち倒す」(産経)と就任演説したという。しかしちょっと待ってほしい。

「真実を守り嘘を打ち倒す」べきは今回の選挙で、数々の不正が暴露されているバイデン氏本人じゃないのか?この選挙に関わる情報を整理すれば、「政治的過激主義」に走ったのはバイデン氏を取り巻く民主党の方だったといえる。

 そんなルールを無視した「カンニング受験生(A・T氏の指摘)」が”堂々と?”当選して『私たちが立ち向かい、打ち勝たねばならないものに、政治的過激主義の台頭や白人至上 主義、国内テロがある。こうした挑戦を克服し、魂を取り戻し、米国の未来を守るには、言 葉以上のものが必要だ。それは、民主主義の中でも最も手に入れにくいもの、つまり結束、 結束だ』と発言するのだから、本人の「厚顔無恥さ?」とメディアの情報操作はすさまじいと言わねばなるまい。

これが世界の指導者を自認する今の米国政治の実態だとは恐れ入った。このような行為を昔の日本人は「盗人猛々しい!」と軽蔑したものだ。

 就任式をTVで見ていて私が痛感したのは変わり映えしないあの!オバマ政権の復活ということである。彼じゃあ恐らく世の中は好転するまい。

 

 しかしそんなことはあくまでも他国の選挙だから口出しはすまい。問題は自分の国の在り方である。”こんな政権”には頼ってはおれない。

 コロナコロナで明け暮れる我が国のお粗末さには言葉もないが、とりわけ与野党を含めて、と言っても野党の実力?は証明済みだが、政治に活力がないのは大きな課題だろう。

 とにかく何でもかんでも最後は「自衛隊」に依存する政府の癖はやめてほしいものだ。先日も防衛大臣がワクチン接種に自衛隊を活用するとのたまった。 

 もとより鳥インフルでも、豚コレラでも始末に駆り出されるのは自衛隊員であり、今回の大雪でも出動し、閉じ込められた運転手たちに食料配布までやらされたから「最後の砦は自衛隊」であることは国民の知るところだが、世界情勢を見てみると、混乱している米国はじめ、ロシアも不穏であり、北朝鮮もおかしい。

 とりわけ不穏なのは中共の指導部内に反乱?が起きていて、4派による権力争いが熾烈になっているという情報がある

 習主席は昨年末に脳腫瘍で手術したらしいが、今年は姿を見せていないので何か異変があるのでは?と世界中が注目している。米国もそうだったが、この国のメディアは常に米国に輪をかけて隠蔽する体質が強く、真相を公表しないから、更に不安を煽られる。

 情報では、この権力争いから人民の目をそらすために、台湾攻撃に踏み切ろうとする動きがあるそうだが、肝心の人民解放軍内には反対論が強いという。その理由は政治家四派の対立同様、軍内にも派閥が台頭していて混乱しているのだそうだ。しかし、いずれにせよ巨大?な戦力を持つことになった人民解放軍内の指導者の動きには注目しておく必要があろう。

 そこで我が国では、コロナの影響で産業構造が大きく変動していて一部で再編中だとされるが、とりわけ若者たちが職を失い苦労している。そこでこれらの労働力を自衛隊に吸収して、若者たちに職を与え人生の気力充実に活用したらどうだろう。若者教育にも適している。

 勿論厭戦ムードの強い野党は反対だろうから「コロナ問題が解決するまでの”暫定的”採用だ」と言えば、特定アジア諸国も文句は言うまい。

 国家基本問題研究所の田久保忠衛副理事長は、バイデン“新”大統領の就任演説は同盟関係の修復に触れているとする一方【トランプ政権の 4 年間の日米関係は良好だったが、むしろ修復が必要なのは日本側だろう。警察、消防の担当分野を自衛隊が過度にカバー する例が増えている。これでは自衛隊は災害救助隊になってしまう。自衛隊に国軍の名誉を 与えることが最良の日米関係を生む時代に入っているのだ】と喝破している。

 国民の生命と財産を守る自衛隊の充実こそ、これからの不穏な国際情勢に対処できる「最後の砦」になるはずだから、菅政権がまずやるべきことは、今後の世界的なミリタリー・バランスの変動に備えた国防力の充実を図ることだと思うが、政治家ならぬ〝性事家″には理解できないことかもしれない。

 ロシアも不穏だし、中共も、インドも、中近東も不穏である。菅首相には今こそ国民の負託にこたえてほしいと思う。

 

届いた書籍のご紹介

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航空情報3月号

特別企画「無人機での災害支援を目指すTERRA LABO」は「戦場もリゾートも飛ばない社会的存在のUAV」特集だが一読に値する。

 

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航空ファン3月号

 孤高のテストパイロット、チャックイエガー物語はファンの垂涎の記録だろう。

第2特集は「ファントム退役」に関する記事。貴重な写真が多く読みやすい。

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WILL3月号

「新春特別対談」菅総理に直言「真っ当な国家観・歴史観を示せ」菅総理にぜひ読んでいただきたい。

「今アメリカで何が起きているか」も必読。

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HANADA3月号

「日米メディアが死んだ日」も必読。TVでは伝わらない真実が見えてくる。