軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

東京五輪“強硬論”も〝ワクチン接種を急ぐ施策”もどこか不自然。

東京五輪パラリンピック組織委員会武藤敏郎事務総長(元大蔵事務次官)が4月26日の会見で【大会期間中の医療人員として看護師500人の確保日本看護協会に依頼した】という発言は、医療関係者はもとより世論の反発を招いた。

武漢コロナ対策特別措置法に基づいて東京、大阪、京都、兵庫に緊急事態宣言が発令され、医療体制が逼迫している地域もあり、ただでさえも国民の多くは待っていた連休間の行動も大きく制約され、墓参りも親孝行も控えているさなかである。

やはり「金に絡んだ生活」になじんできた方々の意識は庶民感覚とは大きく異なっていて「時給なんぼ」の発想であることが分かる。以前の森会長の女性蔑視?発言は朝日の捏造記事の影響が大きかったが、今回の武藤事務総長発言は役人感覚丸出しの無責任な発言そのものであろう。なんでそんなに五輪にこだわるのか?

勿論国の大きな事業(それも3・11の復興を世界に示すものとして推進されてきたものだが、いまではコロナに勝った証明だとか・・・)だから、今更「中止、延期」は言い出せないことは理解できるが、それにしても何か不自然である。背景に何かがあるのだろうが、そうじゃないとすれば、いかに現状分析能力と決断力に欠けているお方か、という証だろう。

とうとうこの発言に対して、都内の医療関係者から「アスリートの皆さん、医療従事者の過酷な仕事ぶりを見ても、五輪に出たいと言えますか?」などという意見が出ているという。勿論アスリートにとっては五輪に出場してメダルを取ることが、その後の人生を大きく左右するのだから、彼らもまた言い出せまい。

私は現役時代、訓練、行事などに関して、実行すべきか中止すべきか?と部下が迷ったときには、自ら「中止」の決断を指示したものだ。とりわけ“軍隊”では『やめる』という決断をすることは“卑怯者”だとか〝弱腰”だと位置づけられる傾向が強いから、部下にその責めを負わせることは酷だから最高責任者が発言すべきだと考えていたからである。勿論、ことと次第によっては幕僚が揃って「中止した方が・・・」と進言しても、大所高所から見て「いや、実施する」と決断することも重要である。

そして当然その結果の責任は自ら負うべきものだ。過去の戦史にはいくらでもその例がある。

東京五輪開催に関わる問題山積の中、委員会の決断が注目されるがおそらく自ら決断する人物はいまい。誰も猫の首に鈴はつけたがらないのだ。IOCのバッハ会長に言わせる気だろうか?

おそらく彼も東京都知事に一任して逃げるに違いない。さて、小池知事は、感染拡大状況と迫りくる五輪のどちらを天秤にかけて判断するのだろうか?

 

次に気がかりなのが、まるで水戸黄門の葵の御紋付印籠を国民に突き付けて接種を急がせている政府の姿勢だ。

一般的に厚生省時代から、ワクチンは「製造販売後、可及的速やかに重篤な副反応に関するデータを収集し、段階的に評価を行うとともに、その結果を踏まえ、本剤の適正使用に必要な措置を講じることとされていたはずで、「生ワクチンやインフルエンザなどで使われている不活化ワクチンは、弱毒化、不活化したウイルスそのものを身体に打ち込む」が、今回世界の軍事強国が急遽一方的に生産して大きな利益をあげつつある今回の剤はRNAワクチンベクターワクチンと呼ばれるもので、ウイルス成分を直接身体に打ち込むのではなく、「人体にウイルスと似た構造のたんぱく質を作らせて免疫反応を呼び起こすもの」だという。つまり、遺伝子操作であれば今回のような緊急時に時間をとることなく、迅速かつ柔軟にワクチンを作れるから、先進国?の製薬会社は一斉に取り組んでいるのだ。

この方法だと【ワクチン開発から認可、生産、市場流通まで通常5年から10年かかる」ものが、一年足らずで開発、生産、輸出できるからである。

専門家に聞くと、遺伝子組み替えワクチンで過去に承認されたのはエボラワクチンの1例のみだという。

このことは「本剤の適正使用に必要な措置を講じる」ことなく、従来のインフルエンザワクチンなどとは全く異なる方式で、おっとり刀で生産、接種されているものだといえるから、今後時を経るにつれていろいろな現象があらわれるだろうと危惧されているらしい。つまり、インフルエンザのワクチンは「実際のウイルスを増やして感染しないように薬品で処理して」あるのだが、今回の製法で開発された物の効果は詳しくは分かっていないのである。

慎重な意見を言う医師や専門家は口を封じられ、いろいろな方面(特にメーカー)からお小遣いが届く“専門家”たちがTVでこの薬品の宣伝を仰せつかっているとしたら、犠牲になる国民はたまったものじゃない。

2020年11月にNHKはニュースWEBで「多くの新型コロナウイルスに対するワクチンは従来のインフルエンザワクチンなどとは全く異なる技術で開発が進められているため、どの程度の効果が期待できるのか詳しくは分かっていません。インフルエンザのワクチンは、実際のウイルスを増やし感染しないように薬品で処理して製造します。しかし、今回ファイザーが開発しているのは「mRNA」と呼ばれる遺伝子を使ったワクチンです。

新型コロナウイルスの情報を持った「mRNA」を投与することで体内で設計図のように働き、免疫の目印となるウイルスの一部を作り出します。

ワクチン開発に詳しい北里大学の中山哲夫特任教授によりますと、今回のワクチンは「mRNA」を脂質の粒にくるんで投与するもので、これによってより効率よく抗体を作り出せる可能性があるということです」と報じていたが、効率よく抗体を作り出せる可能性」という意味が何を意味するものかは解説していない。

とまれ医薬品と言えども100%安全なものはないといえる。色々な状況によって効果は変わるとだろう。だからと言って、今回の武漢コロナ」発生の真相を責任あるWHOが追及もせず、そのまま遺伝子操作の薬品を世界中にばらまく…という事態は前代未聞の事態じゃないのか?日本政府の説明はその点で極めて不親切である。

うがった見方をすれば国際的な「壮大な人体実験」が開始されたのだともいえるし、世界の爆発的人口増加による水と食糧不足問題、ひいてはそれに伴う資源獲得戦争の回避、近代社会のエネルギーを確保するため、何としてでも後進国の消費を回避するため人口抑制を推進したいという何らかの“陰謀?”が進行しているのであれば(拙著「宇宙戦争を告げるUFO」=講談社刊に詳述)、地球環境問題や火星探査などの進行とも連携していると言えるから、安閑としているわけにはいかないのだが、わが国は〝国際運動会”の是非ごときで右往左往しているのだから、宇宙の進歩から数段取り残されていることは間違いない。それにしてもわが国には頼りない政治屋が増えたものだ。

 

いよいよ明日から5月、今の状態では五月晴れ(本当は梅雨の晴れ間を言うのだが)も連日メディアに“コロナ!コロナ!”と恐怖心を植え付けられている真面目な国民は心が休まるまい。

老兵もこの連休間は、外出を控えて家内が育てているバラの花の開花を楽しみに眺めていることにする。

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コロナ禍もどこ吹く風、つぼみが開き始めた我が家のバラ

なんとも息苦しくなるゴールデンウィーク

 3たび「非常事態宣言」が発令された。予想されてはいたが、なんともダラダラ感がぬぐえないので、国民は飽き飽きしている。

ワクチンについても、変異種発生を受けて安心ができない…という指摘がされているが、そんな中、漸く我が国も開発に手が届いたようだ。やはり国産に期待しよう。

ノーベル化学賞などを連取してきたわが国なのに、ふたを開けてみると「先端医療」も頼りにならないようだ。”医療崩壊!”と連日メディアはあおり続けている。

五里霧中とはこのことで、見たくもない知事やコメンテーターなどの顔が連日放映されるので、国民は飽き飽きして実に鬱陶しく感じている。

昨日の産経は実に面白い漫画でそれを揶揄した。

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「船頭多くして船山に登る」とはこのことだろう。どこかモヤモヤとしているのは、的確な指示を出す人物が不在で、「誰も猫の首に鈴はつけたがらない」からだろうと思う。要するに真のリーダーがいないのだ。

マア、今回の疫病の発生源は明らかに中共生物兵器研究所で、「国家機密の漏洩」防止を最優先させた中共政府にあるのだから、戦争事態を想定していない「平和日本」の政府が対処できるわけはなかったのだが、それでも罹患者が出る以上、医療現場は処置しなければならないから右往左往だ。新規患者は本当に日本人なのかなあ?とさえ思ってしまう。

煽り運転?というよりも、信号機そのものが正確に作動しないのだから「交通事故」は無くなるまい。国民は、とんでもない政府を担がされたものだ!

海外の大手製薬会社はぼろもうけなのに、わが国では政府による真面目な中小企業経営者つぶしが横行している様に見える。

 

それにしてもどんどん増え続けるコロナウイルスはどこから入ってきているのだろう?

出火元を突き止めずして延焼が防げるとは思えないのだが、どこかホースの筒先の向け方が間違っているのじゃないか?

これが戦争だったら当の昔に決着がついていることだろう。○○な将軍(指揮者)は敵より怖いというから…。

マア、しかし”専門家の方々”が多い国だから頼りにしてはいるが…

 

そんな鬱陶しいニュースが氾濫する中で、23日に私は「見てはならないシーン」を見てしまい、これが人権=生命を重視する国の男のやることか!と怒りに震えた。北海道帯広市の「ばんえい競馬」で起きた、騎手が出走馬の顔を足蹴にしたシーンだ。スポーツ新聞はこう書いた。

【2021年初めての検査で、4月18日昼過ぎに行われた第18レースで7頭がそれぞれ重さ500キロ近いそりを引き、2つ障害の坂がある200メートルの直線コースに挑んだ時、3頭が上り坂で立ち往生し、うち2歳牝馬のドウナンヒメは、鈴木恵介騎手がムチで尻を叩くが、前脚の膝をついたため、顔を何度も地面で擦って苦しそう。(中略)騎手がそりから降りて、左横から綱を1回引っ張った後、いきなり左足でドウナンヒメの顔を蹴り上げた。 さらに、横から2回引っ張り、そりに戻るが、その後も降りて、また左足で顔を蹴り上げた。しばらくして、係員が来て、ドウナンヒメがレースに戻ることはなかった。この様子は、ばんえい十勝のユーチューブ公式チャンネルの動画で見ることができる】

 ネット上でも、虐待ではないかとの疑念は強く、一部でばんえい競馬自体の廃止論も出ているそうだが、高齢化で馬不足も続いており、北海道開拓時代からの馬文化が転機を迎えつつあるようだ、という。

 

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インターネットから。左端がドウナンヒメ号

 

折角の土地の伝統行事であり文化なのだから、潰せとまではいわないが、「万物の霊長?」と言われて思いあがっている人間として恥ずかしくはないのか?

ドウナンヒメが痛々しくて見ていられなかったが、競馬会は、出走馬の検査よりも、出場する騎手の「審査」の方を優先すべきじゃないか?。

家畜は文句を言わないし、抵抗もしない。しかし喜怒哀楽を感じる心は持っているのだ。

人間のエゴのため、デビュー前の能力検査を行うレースで、足蹴にされた2歳牝馬のドウナンヒメ号の気持ちを思うと更に怒りがわく。

愚かな人間どもに、いづれ「天罰」が下される時期が来ると思われて仕方がない。

 

 

届いた書籍のご紹介

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共に6月号だが、相変わらず、シナに対する批判が続く。近代資本主義国は、ただただ金儲けのために、シナという巨大な田舎者を表に引き釣り出してしまった。文化を否定し、異民族を虐殺する国に、資金を与えてしまった資本主義国の過ちだろう。しかしそんなことはどうでもいい。HANADAの「コロナ禍」という皇室の重大危機「WILL」公明党よ、まだ中国を庇う気かは一読に値する。人目に触れぬところで、着々と日本崩壊の策謀が進んでいるのだ。自民党よ、いつまで海保を持つ国土交通省を、カルト集団の手に委ねておくつもりか?

自民党も自壊が始まっている・・・。

f:id:satoumamoru:20210424163215j:plain航空ファン6月号

特集「ファントム完全退役」は百里の飛行隊長時代から愛機であった336号機の最後の姿が取り上げられていて感動的だ。沖縄で退官した時のラストフライトも336号機であった…

f:id:satoumamoru:20210424163058j:plain航空情報6月号

こちらも同様な内容だが、表紙のYS11は忘れ難い。昭和44年5月11日、美保基地航空祭にフライバイを予定していたF86Fのうち3機が島根半島に墜落した時、私は遺族係としてご遺族をご案内して、当時輸送機だった151号機でご遺族を乗せて墜落現場を上空を慰霊飛行した機であった。ファントムの336号機も、YSの151号機もともに長生きしてくれたことを感謝した。むしろ最後まで手をかけてくれた整備員たちにお礼を言うべきかもしれない。

翼を”完全に”失った老兵だが、さて今後はどうする??彼らほど長生きできるかなあ~~

f:id:satoumamoru:20210424163400j:plain「丸」6月号

日米アタッカー伝説は貴重だ。それにしてもこのような機体を製造して、米国と戦っていた日本国が存在した時があったのだ!と感じる青年らはいるのだろうか?

昔はすごかったのだ!と思い直してほしいものだ。「丸」もF4のラストフライトを掲載してくれた。これには336号機もくっきりと映っている。よく頑張ったものだ、と思う。

今月の航空雑誌は、F4の退役を特集してくれているので、大切にとっておこうと思う。青春時代の思い出が詰まっているのだから…

 

 

内外共に新しい時代の幕開けが迫る。

前回、水泳の池江選手復活劇を目の当たりにして「若者に期待」した一文を書いたが、その後も‟勇気無き○○老人たち”の話題よりも、新世代の若者たちの活躍が続いていて頼もしい限りだ。

今日の「直球曲球」欄に宮嶋茂樹氏は私に代わって!こう書いている。そのとおりだと思う。

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そしてそれに続いた快挙は、ゴルフのマスターズを制覇した松山選手だろう。

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いささかそれに隠れているが、メジャーリーグでの大谷選手の活躍も見逃せない。彼もひじの手術などで苦労したが、今シーズンは二刀流で活躍している。

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それにもう一人、囲碁の仲邑薫2段(12)がいる。小学2年生時にあどけない笑顔でデビューし、4年生で有段者になった彼女はすでに中学生になっていた!12歳での2段昇段は快挙だという。

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私事だが、10年前に親しくなった当時5歳の幼児に「剣道を習わせなさい」と母親に指導したが、彼女も同意して彼は剣道に精進し、中学2年生で初段を、3年生で2段をとった。われながら驚いたのだが、たまたま近所に拓大出身の先生がいて、彼に見込まれて指導を受けていたというが今や170㎝に成長して、鋭い面を繰り出しているから将来が楽しみだ。

「鉄は熱いうちに打て」とよく言うが、その通り、変な‟色”が付かないうちに武道などの精神に目覚めさせるのが大人の役目だと思い、自分の経験から助言したにすぎないのだが、その彼は今年高校に進学した。

世のなかはコロナ禍で変則的な教育環境になっているが、おそらくまっすぐに成長してくれるだろうと信じている。

若い、ということはいいことだ。健全な精神は健康な肉体に宿る、と昔から言う。池江選手などはその典型的な例だと思う。勿論本人の努力の成果なのだが、裏で、彼女、彼らを金づるとしてしか見ていないような大人たち!が暗躍していないことを切に望みたい。

 

処で国際情勢は静かに?動き出した感がある。ウクライナイスラエル方面は一触触発の気配が高まっているが、私が“期待?”しているのは米軍のアフガンからの撤退である。トランプ前大統領が決断した時、私は彼はなかなかの戦略家だ!と感心したものだが、メディアは気が付いていなかっただろう。

時事通信は、【米政府は13日、米同時テロから20年の節目を迎える9月11日までに、アフガニスタン駐留米軍を完全に撤収する意向を明らかにした。これにより2001年から続く「米史上最長の戦争」は終幕。ただ、米軍撤収後にアフガン情勢が不安定さを増すのは必至で、同国が再び内戦状態に陥り、テロ組織の温床となる可能性は否定できない。(中略)米政権高官は「同時テロ首謀者に正義をもたらし、アフガンを米国攻撃の拠点として使っていたテロリストを倒すためにアフガンに侵攻したが、その目的は数年前に達した」と指摘。「アフガンから米国に及ぶ脅威は駐留軍なしで対処できる水準になった」と説明した。その上で「バイデン大統領は中国との競争やパンデミックなど、米国にとってより深刻な現在の脅威と課題にエネルギーや資源、人員、時間を費やすべきだと確信している」と表明した。「アフガンを苦しめている問題に軍事的解決策はない」とも言い切り、対アフガン支援を軍事から外交分野に切り替える方針を示した】

と報じたが、その裏には意味深長なものが含まれているように見える。日本のメディアには深読みできていないと思う。 

この決断に一番気をもんでいるのは中共だろう。おそらくISなどテロ組織の活動が活発化するので「中近東は再び混とん…」などと日本のメディアは書くのだろうが、ウイグルなど、中共政府に民族を抹殺されかかっている中華周辺の諸国に波及するだろうから、今度は北京政府は、ウイグル族の「反政府活動」に対して「テロ鎮圧活動だ」などと騙って欧米に言い逃れが出来まいから、明らかにウイグル族は香港のように正式な「反政府運動」を展開して、国際的な人道支援が受けられるようになるだろう。

つまりこれはトランプが仕掛けようとした「対中包囲網」に今まで米軍と戦って消耗していた民族派の各派閥がウイグル族と共同して、北京を目標に活動することになると思われる。そして今度は、ISなどの組織も「大義名分」を見出すだろうから米国が武器援助をするかもしれない。昨日の敵は今日の友という。

そうなれば、中共の海に浮かぶ“大艦隊”の出番はなくなるし、人民解放軍の存在そのものが“人民”から「役立たず」と非難されることになろう。そこで米国はシナの暴発を防ぐため、台湾との緊密な軍事協力を確立しようとしている。

そんなさなかの「菅首相の訪米」である。バイデン政権から、国防力の強化と、対米軍支援始め、相当な要求が突き付けられると思われる。バイデン政権が、友好国として日本を最初に選んだ!などと歯の浮くような自賛記事しか書かない日本のメディアは、ある日大慌てすることになるかもしれない。

いずれにしても、「菅=バイデン会談」は西欧はじめ中共からも相当な関心をもって注目されると思われる。

何が「コロナ対策」か「東京五輪再開か」とピントはずれで浮ついた日本の今の政情にあきれているのだが、やはり「高齢者」は免許だけでなく議員バッジも返納して若者たちにバトンタッチすべき時に来ている様に感じる…

 

届いた本のご紹介

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軍事研究5月号

開発研究スタート!「敵基地攻撃ミサイル」とあるが、ものを揃えても「使う意思と能力」が無ければ無意味である。政府にその意志ありやなしや??

ワールド・フォーカス「日本の空を守った50年・さらば我が青春の機体ファントム狂騒曲」はファントム飛行隊長として首都圏防空に当たった一人としては嬉しい!高Gをかけた空中戦闘訓練で、椎間板ヘルニアになり、朝夕その後遺症に苦しんでいる老兵の身としては励まされる。実は空自パイロットのほとんどは腰痛などの”勲章保持者”なのだ。政治家と役人は知らないだろうな~~

 

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島嶼研究ジャーナル

笹川平和財団が定期的に発行している”専門書”で、防研同期の高井氏の編集によるものである。今号も「尖閣諸島問題の歴史と課題(1)」を高井氏が執筆しているが、当時沖縄の防空を担当していた私としては、普天間基地問題が浮上して、米海兵隊の反対を押し切り返還が決定されたとき、クリントンと橋本の戦略眼なき合意に呆れたものだ。要するに「土地の値上がりを期待した」地元業者と政治家らの結託、並びに目だちたがり屋二人の「政治上のパフォーマンス」と受け取ったから、退官時に幕僚たちに「普天間返還はあり得ないよ!」と謎めいた話をしたのだが、一番反応したのは時の大田知事だった。ここにもN・A・T・O(ノーアクショントークオンリイ)の弊害が見られる。

あれからすでに25年たつが、辺野古は進まない。これが”法治国家”ならぬ「放置国家」日本の実態だと思う。私の目の黒いうちには「憲法改正」と「沖縄問題」は進展しまい。

代わりに浮上したのは中共政府による尖閣奪取作戦だ。お手並み拝見と行くことにする…

この国を立て直すのは‟青年達”だ!

白血病で闘病していた水泳の池江璃花子選手が見事に復活劇を果たしたニュースは、コロナ禍ですっかり緩み切った国民に大きな希望を与えた。「白血病と闘い、去年8月にレースに復帰して7か月余り。3年ぶりの出場となった日本選手権で4冠を果たした」のだから奇跡に近い。サンスポ紙はこう激賞した。

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女子50メートル自由形決勝のレース後、池江は記録を確認。8日間で計11レースを戦い抜いた(撮影・福島範和)

 

【4月11日 もはや奇跡の復活と言いたくないほど、本来の姿を取り戻した印象だ。競泳女子の池江璃花子。50メートル自由形東京五輪代表は逃したものの、2つのリレーですでに五輪出場を決めている。素人目に見ても、泳ぎが美しく力強い。全力を尽くした後の爽やかな笑顔には、当欄も思わず目頭が熱くなった。

 白血病を発症した池江はかつて、抗がん剤治療に苦しんだ。食事もできず「死にたい」ともらしたこともあったという。それを乗り越えられたのは医療従事者や周囲のサポートがあればこそだが、ここまで復活できたのは、本人が言う通り「努力は必ず報われると思った」という日々の精進の結果でもある。

ただ、現在も6週間に1度は通院。抗ウイルス剤を毎日服用しているという。今後も体調管理を第一に五輪本番に備えてほしい。開会式翌日7月24日の400メートルリレー予選から登場、翌25日には決勝に臨む。20歳。改めて、無限の可能性を秘めた若さって素晴らしいと思う。水泳に限らず、日本選手団を引っ張る求心力となる予感がする。同世代の学生や新社会人にとっても、どれほど勇気をもらえることだろう。折しも、コロナ対策の模範となるべき厚労省の一部職員たちが、深夜に及ぶ宴会でコロナに感染した愚行とはあまりに対照的だ。日本は現在、変異株の流行による感染拡大の真っただ中。会食による飛沫が、主な要因とされる。 歓送迎会のシーズンとはいえ、宴会は少人数による短時間のマスク会食で自己防衛するのが賢明だろう。特に若い世代は会食より何より、池江のように、今は自分の得意分野をじっくり伸ばすいい時期ぐらいに考えてほしいものだ。】と森岡真一郎氏は書いたが、私も目頭が熱くなった。

今日の産経紙スポーツ欄には女子レスリングの須崎優衣(早大・21歳)も、練習中に左ひじを脱臼して選手生命が暗転したが、今回挫折を超えて圧勝し金メダル候補に名乗りを上げたと報じられている。

いささか旧聞に属するが、大相撲の 照ノ富士関も、両ひざ故障で一時は序二段にまで陥落したが、師匠の素晴らしい指導にこたえて遂に3度目の優勝を果たし、大関に復帰した。

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師匠から優勝旗を授与される照ノ富士

隠居の身である老兵には、余りにも情けない我が国の”大人たちによる”政治活動に愛想が尽きているのだが、今回のこれらの青年たちの快挙には惜しみなく拍手を送りたい。将来に希望が見えてきた!

処で関心を失っている「政情」についてだが、産経抄氏に面白いものがあったから紹介しておこう。

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ウイグル中共政府が行っているのはナチスドイツ以上の「ジェノサイド」である。ところが“人権、人権”と喧しい割には公明党の判断力と行動は地に堕ちている。

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自民党を筆頭にした保守政党がこれまでだらしなかったのは、こんな政党と連立与党を組んで、自民党議員らの選挙の票を”学会員の投票”に依頼してきたからである。こんな”野合”から決別できない限り自民党はますます凋落することだろう。

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これはミャンマーのクーデターに関する記事だが、NATO(ノー・アクション・トーク・オンリー)とは言いえて妙?だが、いかに日本政府が口先だけだとして期待されていないかを示すものであろう。

ミャンマー人だけではなく、日本国民さえも現在の政治家らにはNATO(口先だけ)と感じているのだ。

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この記事は「マンボウ」についてのものだが、「ピントのズレた議論」しかできない政治家らは「病んでいる」としか言いようがないという証明だろう。

 読書中の「看取り先生の遺言」から、老兵は現代医学界にも疑問を持つようになったが、「生物兵器」として開発された「コロナウイルス菌」はどんどん発達していく性質を持っているから、もたもたした「ワクチン対策」は無意味になると予測しているが、現に死者が出ている国もある。

かって長春に設置された細菌戦研究のための秘密部隊「531部隊」を森村誠一が「悪魔の飽食」と非難したが、今回ワクチンを速やかに製造した国々は「悪魔の国々」とでもいうべきか?

効果が減退したワクチンの被害拡大がないことを祈るばかりだが、とまれこの国に軍事的発想力が回復しない限り、世界の後塵を拝する“大国?”でしかあるまい。情けない限りだが、池江選手のような若者たちの増加を期待するしかないのだろう・・・

 

 

 

コロナ禍:先に息切れしたのが厚労省の役人とは!

まさか「エプリル・フール」じゃあるまいにと思ったのだが、厚労省役人たちの大失態を今朝の産経抄氏は厳しく批判した。この事態には産経抄子のみならず、全国民があきれ果てたことだろう。

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コロナ禍が始まって早2年になるが、当初のダイヤモンド号の大失敗にもあきれたものだが、私は「軍事的考察」ができない役所だから仕方あるまい!とみていた。つまり、これは武漢にある「生物兵器」研究所からの漏洩で生じたもので、その証拠に”現地”では猛烈な情報隠ぺい工作とそれを告発しようとした医師らを拘束して、真相の漏洩を遮断した。

国家機密の漏洩を防御する中共政府は、さすがに独裁専制主義国だと思ったが、憲法で否定されている「軍事」能力保持禁止で、軍事に無関心な我が国には「生物兵器」に対処できる部門はない。病院は”平時の健康管理部門”だからだ。

オウム事件サリンが散布されたときは、機転が聞いた自衛官と彼を指導する医師の決断で解決への道筋が建てられたが、それがなかったら政府は右往左往するだけで警察官にも犠牲者が多く出ていたに違いなかった。つまりこの時も「軍事的備え」が皆無だったのである。この時は「化学兵器」によるテロ対処だったが、今回は「生物兵器」の拡散による被害の拡大であり、それが証拠に「ワクチン開発」に取り組んだのは”軍事大国”だけであった。わが国に求められても所詮無理な話だから、わが国は製品を買うだけ、である。なんともみすぼらしい国になり下がったものだが、その先端を行く「厚労省」としては当然ながら解決は難しいものであった。だから連日マスコミらによる「今日の感染者数」などと国民を恐怖に陥れる統計が主体で、政府は無為無策、だから連休ごろには第4次感染が始まることだろう。

国民はコロナ禍にそろそろ飽き飽きしてきている

時は春、気候もいいし行事も多いから、皆外に出たがっているのだ。

そんな、飽き飽きした気分が国民の間に広がっていることを、知ってか知らずか責任ある役所のメンバーが自ら禁を犯すなどとは、‟鬼の平蔵”が聞いたら黙ってはいないだろう。

一番“無策”に飽き飽きしていたのが、国民を指導する立場にあり、連日取締り?をしているはずの当の厚労省の役人達だったのだから何をかいわんやだ。

おそらくこれを知った若者たちは誰も承服するまい。だからどんどん拡散すると思われる。

産経抄氏はこんな役人たちが蔓延るのは「…家庭生活や趣味の世界など何本も杭があれば視野も広がり自らの過ちに気が付くことができる」と書いたが、趣味の世界が「宴会とカラオケの類」なのだから、期待はできまい。

前回「笑顔が見られない」ことを指摘したが、今日の産経に「大空にニッコリ」と、エアレースパイロット室屋義秀氏が東京上空に「ニコちゃんマーク」を描いた、とあった。

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彼も「疲労して息切れしつつある都民らの顔を空に向けさせてニッコリしてほしかった」のだろうと思う。しかし、息切れしていたのは実は厚労相の‟お役人たち”だったのだ!

しかも都心の空は“大陸からの黄砂”で曇っていたから、私にはニコちゃんを見ることは出来なかったが、その黄砂の発生源は20年程昔に日本人グループが砂漠緑化のために植林し、「日中友好」を合言葉に桜の苗木2万本を植えた“跡地”だという。シナ人らは木が育ったら全て伐採して金に換えた、つまり彼らには砂漠化防止などどうでもよかったのだ彼らには「金以外」の贈り物は不要(プヨ)なのだ。しかもその黄砂には放射能や化学物質、糞尿などが‟ふんだんに”含まれているのだから、花粉どころの比じゃない。

ウイルスと黄砂、なんとも戦後日本人の“お人よしぶり”を象徴する出来事ではないか!

日本外交の支離滅裂!

中共政府による、内モンゴル自治区ウイグルに対する弾圧は、かってのナチスよりも残酷な所業と言えよう。

国際機関も”充実?”した現代、どこの国も見て見ぬふりしていることがどうにも解せないのだが、遂に新疆ウイグル自治区に対する深刻な事態に対して、米、英、カナダ、EUが中国に資産凍結などの制裁を科した。

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資産凍結にどのくらいの効果があるかはわからないが、中共にとっては痛手だろう。

しかし、そんな中においても、親中派代議士らに牛耳られているわが国は、鳴かず飛ばぬのありさま。産経は「主張」欄で「日本の不在は恥ずかしい」と書いた。

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偉い方々が政治をつかさどっているのだから、我々庶民の特に一"老兵”が口をさしはさむ筋ではないのだが、そんな方々の中にも「ブルーバッジ」をつけている方がいるので、少々気になっていたことを書いておく。

たまたま同じ日の記事に「拉致家族会」に関するものがあったが、私が気にしているのはそのことだ。

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退官後まもない頃、全国家族会の第1回設立総会が日比谷公会堂で開かれ、私も演壇に立ったが、あれから何年過ぎただろうか?

その後ブルーリボンができ、やがてブルーバッジになったころ、背広の襟に着けて「さも協力」しているかのようにふるまう政治屋の姿に接した私は、ご家族には申し訳なかったが、会から足が遠のいた。彼らの人相に、慾得がらみの様相が見えて、不健全な”匂い”を感じた。とにかく「本気ではない」と感じたのである。ただ、真剣に身を投げ出して取り組んでいるのは東京都議会の古賀俊明議員だけであったと思っている。

そのことは今回のウイグル問題によく表れていると思う。

日本政府が頼りにならないからか、家族は「軍事力を持つ」外国、特に米国大統領に期待し依頼した。歴代首相も首相だ。自国民の拉致被害者救出を「外国」に依存して恥じなかった。もっともだらしなかったのが金正日と会談した小泉元首相だろう。口ほどの勇気もなかった、と私は感じている。

そしてこの会談時点で私はすでにこの問題は「終わった」と感じていた。これが我が国の力無き外交の姿である。そして突かれると”賢者達”は憲法のせいにする。憲法も自分の国のたかが規則じゃないか!おかしければ自ら変えればよいだけだろう。それもせずに連日民間会社の幹部らと高額な宴会続きなのだから”外国”に軽蔑されるのは当然だろう。今回のウイグル問題にそれがよく表れている!

他国の”悲劇”には指を銜えて見ているだけのくせに、自国の問題は他国に依存する、そんな不公平さを関係各国はどう見ているのか気が付かないのだ。

これが恐るべき我が国の外交の姿だから、真剣さにかけていることを”相手国”も先刻承知なのだ。

こんな政治家連中には、次々に「天の怒り」が降りかかるだろう。

 

 今密かに話題になっている「マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏」は今回のコロナ禍をはるか以前に予告し、世界人口の削減を予言していたという。

私も「宇宙戦争を告げるUFO(講談社)」に書いたが、そのころから「世界人口を20億人に減らす陰謀」が図られている、という資料があった。それには「ケムトレイル」という、大メーカーによる薬品の空中散布実験や、謎の電磁波操作のことも書かれていた。

有名?なメディアは全く報じていないから、日本メディアが書くわけはなく、おそらく知らぬ人が多かろうが、今回のコロナ禍で、世界の人口は20%減ると言われている。わが国も例外じゃあるまい…

世は既に春。近場の桜は満開を過ぎたが、国民の心は少しも明るくならない。今の指導者たちの顔には笑顔が見られないから、余計むさ苦しく感じる。

コロナ感染者がゼロになるまで、国民の行動制限を続ける気だろうか?変異した株に、急造したワクチンの効果はあるのだろうか?どうせ医者は「ない」とは言わないだろうが、幹から花を咲かせているこの桜のように、一喜一憂せずに少しは自然を見習って、明るく振舞ったらどうだろうかと思う昨今である。

 

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 府中市内の桜並木 一輪の桜の花の健気さに感動した! 

 

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近くの公園の桜並木をウォーキング!

皆さん、まじめにマスク着用だ!

 

届いた書籍のご紹介

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       WILLとHANADA5月号

いともながら話は面白い。WILLでは「実名告発!イスラム”業界”は腐りきっている」が秀逸。しかし実名を挙げられた業界関係者の学者様方は「どこ吹く風!」なのだろう。

HANADAでは「習近平、結党百年の悪あがき」が読ませる。先日の、アラスカにおける「米中外交担当者会議」にその焦りが見えていると思うが、対するアメリカも「売電老人」の政府だから、強がりをどこまで信用していいかわからない。しかし中共政府内での権力闘争がひどいようだから、どっちもどっちだろう。

ただ日本は「武漢蝙蝠」的態度だろうから情けない。

 

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「丸」5月号

今月は戦艦「伊勢」型の特集だが、航空戦艦と言っても今時の若者には何のことだかわからないだろう。

この頃は「対等な外交」ができた時代だが、何せ「武力放棄」憲法だから、悔しいが北朝鮮如きになめられるのだ。最新軍事セミナー「中国がもくろむコロナワクチン世界戦略」は一読に値する。ひょんなことから「生物兵器」が拡散して、当初は大慌てだったが、今や「食塩水」をワクチンと称して売りつける厚かましさ。拝金主義国にはかなわない?!

 

 

 

目に見えないものを証明するのが‟科学”ではないのか?

10年目の3・11に対するメディアの当時の画像と犠牲者に対する追悼行事は、コロナ禍という不便な中であったものの各地で熱心に行われだが、未だに多くの犠牲者に対する東北地方を中心とした人々は気持ちの整理ができていない処が残っていることを痛感した

東京五輪は、そんな被災者を供養して世界に復興を告げる目的があったと思うのだが、今ではその本質は忘れ去られ「五輪精神とか人種差別」などという、当初政府が意図したものとはかけ離れてしまっているように見える。

実は当初から「儲け主義が優先」していたのだとしたら、本末転倒どころか、犠牲者を冒涜するものであったと言えよう。

それもこれも「コロナ」が原因だが、発生して伝染させた国は、今では知らぬ存ぜぬでこの機に世界を制覇しようとたくらんでいるかに見えるから遥かに悪質でたちが悪い。

実は今だから言うが、五輪が東京に決まって一部の有識者が「狂喜乱舞」していたころ、私はお礼参りに参拝した被災地の中心に位置する神社の宮司に「五輪は無事開催できるでしょうか?」と聞いたことがあったのだが、その時宮司は「出来ない」ときっぱり宣告した。「やはり直下型地震が東京に来るのですか?」と聞くと、「いや、疫病が蔓延するからそれどころではなくなる」と言ったことが忘れられない。

先日電話でこの話をしたら「まだ5年は混乱が続くな~」「そして世界の人口は激減するだろう」とのこと。まるでそれを思い出させるように、先日震度5強の地震が東北地方を中心に襲った。何かのお告げのように感じたのだが、そんなことを言うと「現代人から蔑まれる」ことだろう。

明後日、聖火リレーが始まるそうだが、なんとも私には虚しく思われる…

3・11に関連して多くの”不思議物語”が伝えられているから、これを機に少し勉強したいと思って、しばらく本屋通いをして読書に励んだ。

とはいえ、老眼の身、視力が低下していてなかなかはかどらない!というのが実情だったが。

たまたま春の彼岸、産経抄氏は「神仏に饅頭や団子を備えるのは、人の魂は球のような形をしていると先祖が考えていたからではないか…」「いつにも増して命の尊さを考えさせられる今年のお彼岸である」と書いた。

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処で、3・11に関する「霊体験」奥野修司氏の「魂でもいいから、そばにいて」に集約されている。

私も石巻の神社詣でをしていたから、氏子さんたちから多くの実話を聞いている。だからこのドキュメンタリーは、事実であり貴重な記録だと感じている。

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次に読んだのは桜井識子氏の「神仏のなみだ」である。第2章の「東日本大震災津波到達ラインと神様」はこれま不思議であり、海岸のすぐ近くにあった「寄木神社」のごときは、5mの津波に襲われて集落は押し流され神社も参道の途中まで水没したものの社殿は無事だった、というような現象が起きているという。

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奥野修司氏の「看取り先生の遺言」は2,000人以上を看取った癌専門医・岡部健医師の遺言というよりも「医学書」であると言えよう。

現在のコロナ対処中の医師たちの活動とダブって見えるから、なかなか先に進まないが、治療の現実とその在り方に対する貴重な提言は胸を打つ。

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次にご紹介する「心の神秘と量子の力」は友人の保江邦夫氏の近著だが、この書も物理学の基本である「人間原理」を解いていて、教えられる。

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UFO問題に関して多くのTV局と関わった経験からすると、スタジオの雰囲気はとにかく「オチャラカ」であり、真剣に物事を考える雰囲気にはない。要するに「視聴率稼ぎ」の面白番組に過ぎず、真剣に語る内容ではない。スタジオに登場する”科学者”も、目に見えないものは一切信用しない側の立場の者だから、UFOは「幻覚」でありこの世には存在しないと決めつけている。

しかし、米国防総省はFA18のパイロットがとらえた画像を公開に踏み切ったから、今頃関係者は慌てていることだろう。

要は、人間の視力には限界があるのであって、視力の周波数範囲にないものは逆立ちしても見えないのは当然なのである。

だから「細菌類」にしても、電子顕微鏡によって、人間の視力を補って初めて目視でき、その存在を認知できるのだから、天体の構造もロケット技術が発達し、カメラが光学フィルムからデジタルに進化したからこそ、地上で他の天体の画像を見ることができるのだ。

さて、目に見えないものの代表には産経抄氏が書いた「霊魂」がある。そして奥野氏がまとめたように、魂の存在は明らかであり、実に不思議な現象が続いているのもまた事実だ。

科学技術が高度に発達した現在、私は「目に見えないものを証明するのが‟科学”ではないのか?」と考える。

そう追及することによって、「知的生命体」の存在も明らかになりそうな気がして今後は楽しみである。

 

届いた書籍のご紹介

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航空情報5月号

今月の特集は「ビジネスジェット大解剖」だが、東日本大震災時に活躍した「海自ヘリなどの記録」「防災ヘリの検証」は裏方の活躍?を知る上での貴重な記録だろう。お目通しあれ。