軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

なんとも息苦しくなるゴールデンウィーク

 3たび「非常事態宣言」が発令された。予想されてはいたが、なんともダラダラ感がぬぐえないので、国民は飽き飽きしている。

ワクチンについても、変異種発生を受けて安心ができない…という指摘がされているが、そんな中、漸く我が国も開発に手が届いたようだ。やはり国産に期待しよう。

ノーベル化学賞などを連取してきたわが国なのに、ふたを開けてみると「先端医療」も頼りにならないようだ。”医療崩壊!”と連日メディアはあおり続けている。

五里霧中とはこのことで、見たくもない知事やコメンテーターなどの顔が連日放映されるので、国民は飽き飽きして実に鬱陶しく感じている。

昨日の産経は実に面白い漫画でそれを揶揄した。

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「船頭多くして船山に登る」とはこのことだろう。どこかモヤモヤとしているのは、的確な指示を出す人物が不在で、「誰も猫の首に鈴はつけたがらない」からだろうと思う。要するに真のリーダーがいないのだ。

マア、今回の疫病の発生源は明らかに中共生物兵器研究所で、「国家機密の漏洩」防止を最優先させた中共政府にあるのだから、戦争事態を想定していない「平和日本」の政府が対処できるわけはなかったのだが、それでも罹患者が出る以上、医療現場は処置しなければならないから右往左往だ。新規患者は本当に日本人なのかなあ?とさえ思ってしまう。

煽り運転?というよりも、信号機そのものが正確に作動しないのだから「交通事故」は無くなるまい。国民は、とんでもない政府を担がされたものだ!

海外の大手製薬会社はぼろもうけなのに、わが国では政府による真面目な中小企業経営者つぶしが横行している様に見える。

 

それにしてもどんどん増え続けるコロナウイルスはどこから入ってきているのだろう?

出火元を突き止めずして延焼が防げるとは思えないのだが、どこかホースの筒先の向け方が間違っているのじゃないか?

これが戦争だったら当の昔に決着がついていることだろう。○○な将軍(指揮者)は敵より怖いというから…。

マア、しかし”専門家の方々”が多い国だから頼りにしてはいるが…

 

そんな鬱陶しいニュースが氾濫する中で、23日に私は「見てはならないシーン」を見てしまい、これが人権=生命を重視する国の男のやることか!と怒りに震えた。北海道帯広市の「ばんえい競馬」で起きた、騎手が出走馬の顔を足蹴にしたシーンだ。スポーツ新聞はこう書いた。

【2021年初めての検査で、4月18日昼過ぎに行われた第18レースで7頭がそれぞれ重さ500キロ近いそりを引き、2つ障害の坂がある200メートルの直線コースに挑んだ時、3頭が上り坂で立ち往生し、うち2歳牝馬のドウナンヒメは、鈴木恵介騎手がムチで尻を叩くが、前脚の膝をついたため、顔を何度も地面で擦って苦しそう。(中略)騎手がそりから降りて、左横から綱を1回引っ張った後、いきなり左足でドウナンヒメの顔を蹴り上げた。 さらに、横から2回引っ張り、そりに戻るが、その後も降りて、また左足で顔を蹴り上げた。しばらくして、係員が来て、ドウナンヒメがレースに戻ることはなかった。この様子は、ばんえい十勝のユーチューブ公式チャンネルの動画で見ることができる】

 ネット上でも、虐待ではないかとの疑念は強く、一部でばんえい競馬自体の廃止論も出ているそうだが、高齢化で馬不足も続いており、北海道開拓時代からの馬文化が転機を迎えつつあるようだ、という。

 

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インターネットから。左端がドウナンヒメ号

 

折角の土地の伝統行事であり文化なのだから、潰せとまではいわないが、「万物の霊長?」と言われて思いあがっている人間として恥ずかしくはないのか?

ドウナンヒメが痛々しくて見ていられなかったが、競馬会は、出走馬の検査よりも、出場する騎手の「審査」の方を優先すべきじゃないか?。

家畜は文句を言わないし、抵抗もしない。しかし喜怒哀楽を感じる心は持っているのだ。

人間のエゴのため、デビュー前の能力検査を行うレースで、足蹴にされた2歳牝馬のドウナンヒメ号の気持ちを思うと更に怒りがわく。

愚かな人間どもに、いづれ「天罰」が下される時期が来ると思われて仕方がない。

 

 

届いた書籍のご紹介

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共に6月号だが、相変わらず、シナに対する批判が続く。近代資本主義国は、ただただ金儲けのために、シナという巨大な田舎者を表に引き釣り出してしまった。文化を否定し、異民族を虐殺する国に、資金を与えてしまった資本主義国の過ちだろう。しかしそんなことはどうでもいい。HANADAの「コロナ禍」という皇室の重大危機「WILL」公明党よ、まだ中国を庇う気かは一読に値する。人目に触れぬところで、着々と日本崩壊の策謀が進んでいるのだ。自民党よ、いつまで海保を持つ国土交通省を、カルト集団の手に委ねておくつもりか?

自民党も自壊が始まっている・・・。

f:id:satoumamoru:20210424163215j:plain航空ファン6月号

特集「ファントム完全退役」は百里の飛行隊長時代から愛機であった336号機の最後の姿が取り上げられていて感動的だ。沖縄で退官した時のラストフライトも336号機であった…

f:id:satoumamoru:20210424163058j:plain航空情報6月号

こちらも同様な内容だが、表紙のYS11は忘れ難い。昭和44年5月11日、美保基地航空祭にフライバイを予定していたF86Fのうち3機が島根半島に墜落した時、私は遺族係としてご遺族をご案内して、当時輸送機だった151号機でご遺族を乗せて墜落現場を上空を慰霊飛行した機であった。ファントムの336号機も、YSの151号機もともに長生きしてくれたことを感謝した。むしろ最後まで手をかけてくれた整備員たちにお礼を言うべきかもしれない。

翼を”完全に”失った老兵だが、さて今後はどうする??彼らほど長生きできるかなあ~~

f:id:satoumamoru:20210424163400j:plain「丸」6月号

日米アタッカー伝説は貴重だ。それにしてもこのような機体を製造して、米国と戦っていた日本国が存在した時があったのだ!と感じる青年らはいるのだろうか?

昔はすごかったのだ!と思い直してほしいものだ。「丸」もF4のラストフライトを掲載してくれた。これには336号機もくっきりと映っている。よく頑張ったものだ、と思う。

今月の航空雑誌は、F4の退役を特集してくれているので、大切にとっておこうと思う。青春時代の思い出が詰まっているのだから…