軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

教育現場からの報告=最終回

1、竹島を巡る外交“駆け引き”は、とりあえず終了したようだが、北方領土問題と、尖閣問題が控えている。ロシアと中国は『注目』しているだろう。この“事件”の結果から、やおら「棚上げ」や「共同管理」方式を持ち出してくるに違いない。今回の「竹島問題」が、悪しき前例にならぬよう、政府はしっかりした戦略を構築すべきである。
2、千葉の補欠選挙はなんとも“滑稽”だった。「選挙」が大好きな人達による≪お祭り騒ぎ≫に思えたが、一千葉県民がテレビで言った言葉が的確にそれを象徴していた。「今まで千葉県にこれほどの有力者が来た事はない。選挙ってなんだろうと思ってしまう」

さて、孤軍奮闘して「教育改革」を果たした、南口教諭の体験談の最終回をお届けする。


≪さて、今年(平成17年)の卒業式では、国旗は壇上に高々と掲揚されました。国歌斉唱時には生徒、保護者、来賓の方々は勿論の事、学生主任を始めとして八クラスの全担任が起立しました。始め良ければ終わり良しの格言通り、式典は厳かに粛々と進行して無事終了しました。昨年とは打って変わった見事な卒業証書授与式で、誠に感無量でありました。
今は昔、伊豆に流されし源氏の嫡流源頼朝は、源氏再興の夢を適え、質実剛健たる武家政治の実現を目指して諸国に激を発しました。そして艱難辛苦の末、鎌倉に幕府を打ちたてました。
平成の今、東京に知事たる石原慎太郎氏は、日本再興の夢を追い、毅然たる日本外交の実現を標榜して東京を変えつつあります。
特に、教育施策においては霞ヶ関中央政府を圧倒する迫力を示しつつ、中国や韓国の内政干渉にも毅然たる態度を貫いています。
国旗・国歌に反発する教師には処分という、これまでどの為政者もなし得なかった厳しい措置対応によって教育の是正が急速に為されつつあります。これぞ日本男児、誠の坂東武者といえるでしょう。
石原都知事はまさに800年の時空を超えて再来した源氏の源慎太郎の末裔であります。東国の源慎太郎の激に、われら大阪の攝津源氏や河内源氏も応えなくてはなりません。則ち、東京の教育改革に大阪も続かなけばならないと思うのです。
私は、微力ではありますが現職の一教師として、そして何よりも憂国の志ある武士の末裔として、今後も立ち向かって行きます。皆さんと一緒に大阪の教育を再生する力になりたいと思います。
われらは日出る国の日本人です。大和民族の栄光の歴史と武士としての矜持を取り戻そうではありませんか。次代を背負う若者達にも、そのような精神を伝えて行こうではありませんか。その為には、左翼の猖獗を何とかしなければなりません。特に教育現場における決起は喫緊の課題であります。
私は平成16年の4月、違法発言と信用失墜行為を繰り返す左翼偏向教師を実名で告発しました。一度は本校の校長(即ち大阪府教育委員会)から口頭による「厳重注意」の申し渡し(同年5月)を受けましたが、同年10月、校長(即ち大阪府教育委員会)から「厳重注意」の会議録削除を勝ち取りました。私は、屈辱と臥薪嘗胆の日々を経て、ここに会稽の恥を雪ぐことが出来ました。遂に回天の秋が来たのであります。
諸国に雌伏せる憂国の志ある先生方、今こそ決起するべき秋です。
違法発言や信用失墜行為、偏向教育を繰り返す教師を実名で告発しましょう。教育現場から左翼の猖獗を取り除きましょう。
そして、日本の次代を背負って立つ児童・生徒たちに健全な教育実践を行いましょう。道徳と歴史と学力を取り戻すのです。我々はその為の捨石となろうではありませんか。  (完)≫


勇気ある、南口教諭の「体験談」、いかがでしたか。政府、文部省にはもっとしっかりしてもらわねばなりませんが、何よりも「現場」でこのような「決起」が始まる事が大切でしょう。今丁度「教育基本法改正」が問題になっています。今、声を上げなければ、再び今後半世紀間もかっての「大阪府阿倍野高校」のような状態が続く事が懸念されます。
「郷守人」と南口先生に感謝して「体験談」の連載を終わります。