軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

韓国が“合法的に”対馬を侵略か?

一ヶ月ほど前、久しぶりに会った現役幹部が、『先輩が言っておられたとおりになってきましたね』と言った。対馬が“合法的?”に韓国から侵略されつつある、というのである。国内からの観光客が激減している対馬では、韓国人目当てに別荘地が売り出され、かなり売れているばかりか、ひっきりなしに韓国から「観光客?」が訪れ、対馬は韓国領だ!と息巻いていると言うのである。
沖縄勤務時代は勿論、東北地方で勤務していた時も、日本の人口減、嫁不足が引きがねとなって、間接侵略は完成される!などと幹部教育してきた事を思い出す。
つまり、東北地方は嫁不足だから、例えば南米各地から『農業の研修生』という名目で入国させ、農家の跡取りに『くっつける』というのである。「そうでもしないと日本の農業は壊滅する」というのが現地の声であった。中国、韓国、南米のみならず、ロシアの観光?団、東南アジアの娘達も、かなり“進出”していて、観光名所『松島』のホテルでは、ロシア娘がハッピを着てロビーでみやげ物を売っている! 青森で、チリだったかのアニ―タ?とか言う変な女性に巨額の金を毟り取られた日本人男性がいた事があった。日本になじめない?とか言って学校がえりの日本人の子供を殺した中国人女性もいた…。
沖縄方面は100を越える離島が散在し、有人離島も50を超える。それを陸・海・空合わせて僅か7000人の自衛隊で守ることになっている。相手が公然と侵略してきた場合には、防衛出動が発動されるだろうから、存分に訓練の成果を発揮できるだろうが、問題は平時に間接侵略が行われた場合、適用できる法律がないから、恐らく政府は『困惑』して、何も手出しが出来ないだろう。その内に『合法的に』島々は占領される。竹島がその良い?例である。
現役時代、部下達にそんな話をしていたものだから、それを覚えていた幹部が『対馬の現状』を知って私に語ったのである。
確か私のブログにも対馬の現状が『警告』されていたように思うが、『週刊文春5月18日号』を見て驚いた。『警告』通り、今対馬では恐るべき事態が進行しているようである。見開きのグラビアに『傍若無人!我が物顔で跋扈する彼等に対馬住民は大迷惑』とあったので、“彼等”の姿から、どこかの暴力団か?と思って読んだ所、“彼等”とは韓国からの『観光客御一行様』だったのである。現地ルポは、本文154ページに特集してあったが、『対馬に4万人の韓国人が来襲』とタイトルにあった。まるで第3次蒙古来襲さながらではないか。
「『対馬も韓国の土地』ドイツW杯ではこう書かれたTシャツを着る団体が登場するという。ノムヒョン大統領が『竹島問題強硬化』談話を発表する一方で、『対馬を紛争地域化する必要がある』(金元雄議員)と、韓国はいま何と対馬までも標的に。年間4万人の韓国人が押しかける島の現状とは如何に」と言うリードだが、中に「『五万坪の用地を百区画以上に分割した高級別荘用地として販売を計画し、すでに150人の韓国人が予約済み。推進する不動産会社(有)つしまの入り口には、こんなハングルが躍る。『対馬に別荘を!』『さらに韓国資本によるゴルフ場も開発許可が下りました。航空便や船の増便なども期待できて、いずれは年間40万人規模を目指す』(同社・西山和良氏)」とある。
あの穏やかな対馬の『高級別荘地』に、映画『血と骨』に代表される集落が出来るとは!何とも物悲しい。
北から、南から、そして西から、『上陸用舟艇』ならぬ、観光船で、日本国民が戦後『公正と信義』を信用し続けてきた周辺諸国から、『万引き・密漁のやり放題』な人民が、大挙『来襲』している現実を、政府はどのように『理解』しているのだろうか?と、『安倍か福田か』『森派分裂か』などと『興奮?』している政界や、政治評論家達の姿を見て、どこか場違いな感想を持ったのだが…。