軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

改めて、熱心なコメントに感謝!

29,30日と、先祖の墓参りに東北を旅行してきた。梅雨前線がちょうど北関東から東北地方で「暴れる」との予報だったが、私は現役時代からあまり「予報」を信じていない?。福島にある、私が退職金の第一号として建立したご先祖と両親の墓にお参りするとき、雨のためお参りができなかったことは過去一度もないし、宮城県の、松島基地司令時代に、ブルーインパルスをT−2から、T−4型へ変換するに際して、無事故祈願した神社に「お礼参り」するとき、雨で断念したことは一回もないからである。その点ではある意味私は「神がかり」なのだが、今回の旅行も、北関東の一部で霧雨のところがあっただけで、まるで梅雨前線を押し上げていくように好天が続き、29日も、30日も、暑いくらいの日差しの中でお参りすることが出来た。
福島のお寺では、住職様が「昨日までは大雨で大変でした。いい時にお出でた」といわれ、一泊した仙台の秋保温泉でも、「昨日は大雨で露天風呂がだめでお客様にご迷惑をおかけしましたが、今日は本当に良くなりました」と係りが喜んでいた。
「天気」とは「天の気」、「気」が大きく左右する、と聴いたことがあるが、一途に念ずれば通じるのか?と思ったくらい恵まれた墓参り旅行であった。
ただし、東北自動車道の「走行速度」は平均120Kmで、追い越し車線は優に140Kmを越えていると思われる。法定速度を遵守すれば、行列が団子になってかえって危険状態になる。
「最高速度を見直しては?」と以前私はこのブログに書いたが、一般道のどこかで、一部最高速度を80Kmに改定したことが報道されていた。きっと高速道の方も見直しが進められているのだろう。ただし、車は高性能になったが、どうも運転者の技能はそれほどでもなさそうだから気にかかる。風圧を全く計算していない連中が多い。
今回は、軽自動車なのに、猛烈に後方から接近してきて、進路を譲ると後方に回り込み、しばらく追走してからふたたび追い越し車線に出て行く行為を繰り返す不届き者がいて、車の「メーカーマーク」を消し、「ナンバー」も意図的?に「汚している」のがいたが、これなどは明らかに「異常運転者」といえるだろう。
トラックの中には、自分の車体の長さを計算に入れていない運転手がいて、追い越し車線をほぼ並行して追越をかけている最中に、ウインカーを出すや突然追い越し車線に進路変更しようとして接近してきて、極めて危険な状態になったが、これなんかも「小型車のほうが減速するだろう」という、わがままな思い込み運転だといえる。車は「でかい」が、この運転手の「脳みそ」は小さいに違いない。現役時代の空中戦だったら、こんな「阿呆」は、直ちに「撃墜」するのだが・・・

さて、帰宅してブログをあけてみて、熱心なコメントが多く寄せられているのでうれしくなった。いちいちごもっともなご意見だから、回答は差し控えるが、「ゲーム脳」の著作については、私自身読んでいないので「聊か無責任」な紹介であったと思っている。雑誌での著者の対談をご紹介しただけなのだが、以前「脳内革命」なる著作を送られて読んだことを思い出した。医学的に無知な私には、いちいち反論するほどの「知識はない」から、そういうことも確かにありうる、と読後感を持った程度であった。
確かに「運用」が問題だろう。親も子もそれ以前に「人間に接する訓練」が出来ていないような気がする。
「泰山(大山)鳴動」についてもご関心がおありの方が多いが、日経紙以外の大手がそろそろ「退き始めた」ことに私は注目している。
あのメモに名前を挙げられていた方が数人いたが、その方々の「つながり」、たとえば「出身学校」「勤務先」などを「ゲーム脳」でパズルのように解いていけば、面白い相関関係が出来る。私はそれに注目しているのである。
ゲームをお勧めくださった方もいたが、息子たちの「コンピューターゲーム」は昔の話、中でも「大戦略」というウォーゲームは面白かった。
もっとも、私たち「自衛官」は、そのほとんどが「ゲーム」に熱中しているようなもので、図上演習などはその代表である。今では各自衛隊とも、大型コンピューターを使用した「指揮所」で、各種の演習(シミュレーション)をするが、そういう意味では「ゲーム脳」の代表はわれわれ「自衛官?」だといえないこともない。
しかし、個室に閉じこもって、人間関係を断ってまで「ゲーム」をやることはないから、健全なのであろう。そういう意味では確かに「運用」が最も気をつけなければならないことだといえる。
軍事学講座」については、ご意見が集中していて、逆にやりづらく?なった感があるが、隗より始めよ。この場合は、言い出した者というより、卑近なことから初めよ、と考えて動く所存。変わらぬご意見を賜りたい。
とりあえず多くの熱心なコメントに感謝申し上げる。