軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

靖国神社参拝と講演会報告

自宅を午前中に出発して、靖国神社に参拝した。1時を過ぎていたが、雨も上がり、境内は蒸し暑かったが結構にぎわっていた。特に夏休みなので、若い夫婦に手を引かれた小学生や、青年男女が多く参拝していた。テレビカメラは4台見かけた。一台はTBSのようであったが、何を「集中的に取材」していたかは不明である。もっとも、朝の番組で、訳知り顔の外人教授たちをスタジオに招き、訳も分かっていない若手?タレントたちに「ご講義」していたようだから、おそらくTBSは15日まで「反日キャンペーン」を張るつもりなのだろう。しかし、もう大勢は動かない。中国政府同様、ダメージコントロールに入ったらどうか?
私のブログのコメンテーターの意見にあったが、こんな「反日」テレビ局からは「スポンサー」が消えるのじゃないか?
騒げば騒ぐほど会社の反日組織の実態が表面化し、夜の某有名キャスターの出自が鮮明になり、「日本国民」に愛想をつかされるのが落ちである。視聴者が「不買運動」を始めたら、スポンサーも降りざるを得まい。

静かに2拝2拍手1拝して退出したが、いつの間にか後ろに3列できていて、横で手を合わせた娘さんは、私を見よう見まねで拝んでいた。
しきたりは大切なことだが、今の子供たちは親からも、学校や社会からも教えられていないのだから仕方がない。作法はどうであれ、拝む真剣な姿に感動した。若き英霊たちも喜んでいることだろう。

そのまま大手町のサンケイホールに向かい、世論の会で約1時間15分講演をしてきた。会場は会議室だからさほど広くないのだが、入りきれない方もいて、係りがいすを手配していた。聴衆には、私のブログの読者も多く、なんとなくやりずらかったが、話し出すと止まらないのが私の「売り!」。調子に乗って言わなくても良い「リップサービス漫談」をやってしまった!
 万一中台紛争が起きた場合、わが国は安穏とはしておれないことを説き、少しはご理解いただけたかと思う。
 質疑応答で、「王毅大使が帰国したがその意味は?」「中国経済と日本企業の関係のあり方」「沖縄のタクシーで感じたこと(運転手が一様に日本に付くより中国に付いたほうが良いと言う意見なので驚いた)」など、時間を少しオーバーしたが、聴衆の関心は「間接侵略」に危機感を抱き始めていると感じた。もっともそこは「お人よしの日本人」のこと、まさか?とか、そこまではいくら何でも・・・という顔をしていた方々もいたから、軍事常識欠落と、情報の重要性は理解はしていても、どうすればいいのか、というあせりも感じられた。
個人的見解だが、日本人はかなり「目覚めつつある」と感じる。だから「周辺アジア諸国」は「危機感」を持って懸命にそれを防ごうとしているし、反日メディアも、正体を現すことなんぞお構いなく、必死でそれを阻止しようとしているのだろう。一体何の「得」になるのだろうか不思議でならない。
8月15日、あと3日、小泉首相の参拝実現は、これらの問題に一気に決着をつけるだろう。後は9月20日の交代だが、まだ油断はできない。
裏で「怨念を抱いた」グループが、何とかして個人的?恨みを晴らそうとしているように見える。まさに「老害」というべきことだが、歳をとると「国家」よりも、個人の恨み辛みに関心が高まるものらしい。国家から「叙勲」を受けていながら、晩節を汚さないでほしいものである。

山手線は落雷でストップしていたが、私のほうは無関係、帰路の車内で、高校生?くらいの若い「きれいな女の子」が、「席を替わりましょう」と立ち上がってくれた。(帽子をかぶっていたのだが・・・)
不意打ちを食らったから思わず「すぐ降りるから大丈夫。どうもありがとう」といって断ったのだが、家内に言うと「折角の気持ちは、快く受けるべき」と怒られそう。
電車内では「制服は座らないで立つ!」という、防大時代の癖がまだ取れていない・・・
しかし、靖国神社の女の子たちや、この子のような若い女の子の「日本人らしいやさしさ」に直に触れて、なんとなく先行き明るいものが見えたような気がして、楽しい一日だった。今から息子たちと「乾杯」する。日本の未来がこの8月で大きく転換することを祈って。