軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

東アジア危機と日本の防衛

昨夜は一ツ橋総研と戦略情報研究所共催の、オープンフォーラムに参加した。パネラーは、荒木和博・拓大教授「朝鮮半島情勢」、私「台湾危機の可能性」、近藤重克・防研統括研究官「東アジア安定化のための日米連携」、西修・駒大教授「日本の防衛政策と憲法理念の矛盾とその解決案」、司会は一ツ橋総研の鈴木壮治氏で、それぞれ課題のテーマを15〜20分述べた後、日本の安保問題の補足説明をして、討議に入った。
質疑応答も熱心で、国民の関心の高さを伺わせたが、現場監督の一人であった私から見れば、まだまだ防衛の現実について、十分理解されていないように感じた。
会の趣旨に「国民は主権者でありながら、国および国民の安全保障に関して、政治家・官僚に任せすぎています。自らの命、財産そして誇りを守るため、国民自らが考え、安全保障戦略を練るべきです」とあったが、同感である。
このような会合が、ますます盛んになることを期待したい。