軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

無理が通れば道理引っ込む

 連日、色々なペーパーが手元に届く。個人の活動もあれば団体の活動資料もあり、見逃した情報を丁寧にコピーして送ってくださる方もいて、色々助かっている。
 先日は、近在の地方議員・W氏から活動報告書がメールで届いたが、その中の一項目を読んでみて唖然とした。まず、読んで頂くことにする。
 
外国人学校児童生徒保護者補助金の不適切な支出】 
「日野市が出している朝鮮人学校児童生徒保護者補助金は平成八年から毎月六千円でしたが十六年に五千円に減額しました。それまで学校に振込んでいたのですから、金正日のポケットに直接振込んでいるようなものでした。
 十八年からは姑息なことではあるが保護者の口座に直接支払う方法に変え、外国人学校児童生徒保護者補助金と名前を変え、三千円に減額することになりました。しかし朝鮮学校も含めた全外国人学校の子供にも支払うことになってしまいました。
 外国人学校の子供十二人分、年額三万六千円(月額三千円)、総額四十三万二千円になると、昨年度の予算委員会で答弁がありました。六月には市部長以下の三人が朝鮮学校に減額を説明に行きましたが反発され、七月には朝鮮学校学校長や児童保護者たち十人が市に押しかけ「減額するな」と抗議したため、それに屈して年額六万円(月額五千円)に戻すことになったのです。
 その説明会は昨年十月に市の会議室で行われ、朝鮮学校校長ら十六名が押しかけたそうです。この議会答弁を覆した市当局のやり方は断じて許されません。外国人児童が十二人と想定していたが、申込み者が朝鮮学校の四人だけだったから予算内のことなので五千円に戻してもいいと勝手に判断したのです。
 十七年三月の多摩地域で支給している十七市の調査では国立市が四千円、武蔵村山が二千五百円、府中、国分寺あきる野、立川が二千円、東大和羽村が千五百円、多摩市が千円であり、十七市平均では月額1537円、年額18444円なのです。日野市の月額五千円、年額六万円は突出しています。
 いくら我が国が北朝鮮経済制裁を厳しくかけても日野のような弱腰自治体が補助金を提供していては制裁は全く効果が無い。大体、学校長の所に市の担当者は何故説明に行くのか、何故学校長が抗議に押しかけたり、説明会に出てくるのか。学校がこの補助金を吸い上げるからではないか。」

 なんとも耳を疑う話だが、こんなことは市民が知らないところで“平然と”行われていることの「氷山の一角」なのである。九州出身の私は、敗戦で力関係が逆転し「第3国人」による「敗戦国人」としての悲哀を身をもって味わったものだが、現役時代も3回北九州で勤務したので“裏社会の実態”を垣間見る機会があった。それは私が地域で少年剣道の先生だったことと、警備担当の司令部幕僚として、警察始め多くの関連部署と密接に連携する立場にあったからでもある。九州地方は、その地域特性と石炭産業地帯という特殊事情上、朝鮮半島出身者が多く、戦後は司法も立ち入れない「空白地帯」さえ存在していた。
 勿論、そんな中にあっても、まじめに日本社会に溶け込もうとする者も多かったが、身内でそれを阻止されることが多かったようだ。大学を出たある青年が真顔で「私は結婚しない」と言うので理由を聞くと「先生は何も知らないだろうが、結婚式当日に招待もしていない仲間が来てドンちゃん騒ぎをして披露宴を破壊するから、仮に婚約者が日本人だとしたら、その場で破談になるからだ」と言ったので理解できなかったことがある。
 そして彼は黙っている私に向かって「日本の常識が通用しない社会だから私はこれでは『自らの首を絞めることになるから、改めるべきだ』と言っているのだが、仲間は『過去300年間に日本人から受けた差別に今こそ仕返しをするときだ』と言うだけで全く聞く耳を持たないのだ」と言ったのである。
 その後徐々にそれが事実だと分かってきたのだが、それには地方の役場の「脅迫に屈する」卑劣な態度が輪をかけていた。例えば、町営住宅への入居優先、しかもほとんど家賃無料、その家族の青年男女には、自動車免許取得まで全額補助・・・などと言う、逆差別がまかり通っていた。国内の朝鮮総連の施設に対する『税負担免除』などがその代表である。まさに『泣く子と地頭には勝たれぬ』卑屈な姿勢である。
 2年前後で転勤する自衛官は、これまた物議をかもさぬよう“事勿れ”に徹していたし、私が役場の知人に抗議すると「先生、根が深い問題なので触らないで下さい」と逆に制止されたものである。役人も分かっているがどうしようもないのである。
 警察も一部はそうで、隊員が「車で接触され」賠償請求しても、逆に「示談」を勧められて賠償を取られる有様だった。そんな異常事態を体験してきた私には、今でも日野市の様な理不尽が平然と行われていることにあきれたのだが、市役所の役人達は「自分の懐から出すわけではない」ので、唯々諾々と理不尽を承認するのである。つまり『無理が通れば道理が引っ込む』のである。
 外国人参政権が如何に恐ろしいものかを証明しているようなものだが、市民も少しは理解すべきであろう。
 半島生まれで、満州、大陸各地を駆け巡っている門脇翁は、「朝鮮を手放して始めて日本は栄える」と語り、戦後の混乱期に悪事を働いたのはほとんどが朝鮮人で、例えば終戦一ヵ月後頃に、根本中将の部屋に刀を振りかざして乗り込んで来た朝鮮人もいた。彼らは「中国(本家)にやられることは全く気にしないが、後進国とみなしている日本にやられることは我慢ならないらしい。しかし、武力で適わないときは従うが、一旦相手が弱いと見ると“身の丈以上に”強がるのが特徴で全く始末におえない」とその実例を色々話してくれたが、身に染みた体験談には説得力がある。
 日野市の役人達は、脅せばなんとでもなる、と見くびられているのである。そのやり方は北朝鮮外交に如実に伺える。給食費不払い、治療費踏み倒しなど、今までの我が国の文化から想像できない『異文化的不祥事』が多発しているのも、大多数は『彼らの仕業』ではないのか?少なくとも多くの日本人はそう疑っている。
 朝鮮学校の児童生徒、保護者の中にも教養ある人物がいるはずである。九州で話を聞いた立派な青年のように『自らの首を締める行為』は速やかに止めたほうがよい。“郷に入りては郷に従え”という。従えない者は出て行くより他にあるまい。何時までも日本人を舐めたらあかんぞ!という血気に流行る日本人が出てこないうちに!
 市会議員・W氏の地道ながら合法的な健闘に期待したい。