軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

韓国は「テロ支援国家?!」

 アフガニスタンで起きた韓国人ボランティア“団体”拉致事件は、予想通り「身代金2000万ドル(23億円)」で解放された。とにかく「贈答品」の多寡で面談が左右されるお国柄だから、裏取引は物凄かろうと思っていたが、これほどだとは思わなかった。金大中氏のように、北朝鮮の首領様に、己の生命保護を確約するための「ノーベル賞」取得協力運動を要請し5億ドルもの“献金”をするくらいだから、今回の23億円なんて軽いものだろう。
 10月に予定されている南北首脳会談では、10億ドル要求されているらしいが、さすがに韓国の良識ある国民は怒り心頭に発し、金大中氏の身辺も雲行きが怪しくなっていているという。大統領交代後の行き場がないノムヒョン大統領の「安全保証代?なのか亡命資金?」なのか分からないが、韓国国民にとってはいかに何でも高すぎる。しかも北に拉致されている自国民救出は全く無視しているのだから・・・
 大統領を降板したノムヒョン氏は、反対勢力に始末?されないためにも、前任者のように金さんから保証してもらおうと考えているのだろうが、その金さんは韓国よりも米国に「色目」を使っている!その米国が韓国政府の今回の「テロリスト達への献金」には怒り心頭に発している。
 タリバン幹部は「身代金は武器購入や組織の通信網の刷新、自爆テロを遂行するための車両購入に当てる」と語ったそうだが、購入された武器類で犠牲になるのは米・NATO軍である。撤退を決めた韓国軍の、アフガンで健闘している“友軍”へのいたちの最後っ屁にしてはきつすぎる!その上、自爆テロ用の車両には北出身社長が経営する「ヒュンダイ」がまさか新車を提供するのでは?!
 そしてその穴埋めとして「北と連携」して日本政府に「過去の精算金」を要求するのは疑いない。昨日の産経新聞2面に、6者協議の日朝国交正常化作業部会が5、6両日にモンゴルで開かれるが、非公式に接触した会議で「作業部会の下に拉致問題と『過去の清算』問題に関する分科会を設ける案などが話し合われた」とある。やっぱり出てきた!韓国は、北と連携して23億円は日本から分捕るつもりなのである!

 その昔、我が国の「3●●トリオ」が、イラクで拉致される自作自演を演じ、今や「評論家・作家」並みの活動をしているそうだが、あの時も3人の無責任ぶりに国民はあきれはてた。国民の税金を使って“解放”されたくせに、何ら感謝しなかったからである。今朝の産経抄は「・・・救出に尽力した政府関係者に感謝の言葉一つなかった3人に対して、小欄は苦言を呈した。驚いたことに、しばらくすると、不当なバッシングだという反論が勢いを増してくる。『自己責任論』は、イラクへの自衛隊派遣を正当化するために、首相官邸が発信したとの主張まであった。人質の一人はその後の講演で、日本政府より武装勢力の肩を持つ発言までしている。やれやれ・・・」
 それは彼ら及びその支援者としては当然の行為なのである。3●●のリーダーは、当時週刊朝日の『レポーター』という肩書きで、その身分証を現地で活用した。しかも直接日本からイラクには入れないので、隣国から進入し、当時の高校卒業生が「明日は大きなことが起きるかも」などと事件を“予言”するようなメールを友人に送っていた、との証言もあった。武装勢力が撮影していた日本製のビデオカメラは彼らのものだったという説まである。そうだろう。武装勢力がそんなに簡単に最新鋭のビデオカメラを使って長々と撮影するのもおかしい。とにかく、被写体である3人の表情に「緊迫感」が全くなかった!3人は、命を保証されたタレント気分だったのだろう。女性が“泣きまね”していたが演技も下手だった! つまりこの“事件”は、自衛隊反対派が結集して行った「自作自演」だったのであり、要は「アマちゃんの自作自演だった」というのが正しいのだが、その裏には「正規の新聞社など」がついていた!だから“クレーム”をつけた産経抄は、「支援団体の統制の取れた抗議活動」で「不当なバッシング」を受けたのであった。自衛隊の「基地反対闘争・各種抗議活動」や「騒音苦情」なども実に統制が取れていて、誰が指示して「バッシング」させているか、現役時代にその裏を調べて納得したものであった。
 それはわがメディア界と結託しているのである。その手の協力者がメディア界に潜入していることの証明でもあり、3●●は踊らされただけなのである。
 今回の参院選で、彼らが意図的な「編集」をすれば、政治も変えられる!ことが一部証明された!。自信を持った彼らが次に目指すのは「テロ特措法改正阻止」である。
 実は、韓国のボランティア拉致事件は、本人達の宗教信者としての基礎知識欠如と「軽挙妄動」が、テロリストに上手く利用されてノムヒョンというアマチュア大統領を動かし、韓国の国際的な信用を失墜させた事件になったわけだが、我が国の「テロ特措法改正」は、それを上回る重大な国際関係を生むことは間違いない。万一改正できなければ、今回の“韓国の失態”をカバーして余りある結果をもたらすだろう。

 そんな中、またまた遠藤農水大臣が辞表を出して交代した。補助金不正受給が原因だそうだが、如何に国会議員が金の亡者であるかを、いやというほど証明してしまった。政治評論家によると、野党党首の錬金術はこれを上回るそうだが、これはメディアが「保護」しているらしいから“安泰?”なのだという。アンフェアなことこの上ない!さぞかし今日の朝日新聞社説は大はしゃぎだろうが、それは論説部に反日勢力が陣取っているからだそうで、やりたい放題らしい。こんなことを続けていれば、コメントにあったような「在日追放運動」がおきかねない。
 遠藤元“脳衰”大臣は、山形2区出身・68歳だそうだが、彼は農水大臣に決まった途端「一番やりたくなかったポジションだった」と記者会見で言ったのだから辞めて本望だろう。
 加藤紘一議員も確か山形出身だった筈、しかも私と同じ68歳!何と無く「戦後の浮浪児時代」を髣髴とさせるようで「惨めな気分」になった。それは我々3人は“68歳の同級生?”ということになるが、遠藤氏は僅か一週間足らずしかポストにいなかったにもかかわらず、今後の肩書きは「元大臣!」なのだから“同級生”の私としては嫌になる!。しかし悔しくなったら「成層圏を超音速で飛んでみろ!」と“同級生”に言って鬱憤を晴らすことにしよう。彼らには絶対出来る筈がない!

 今回の韓国人ボランティア騒動は、韓国が「テロ支援国家」だった事を世界に証明したようなものだが、日本の「テロ特措法改正」が阻止された場合には、我が国も「テロ支援国家」の仲間入りをすることになる。
 とにかく、永田町に人材がいないことが歴然としたが、それにしても「コップの中の嵐」を楽しんでいる場合じゃないことを肝に銘じて欲しいものである。


●ところで、コメントに再び長文が貼り付けられていた。内容は国際的にも高度な論文だから大いに参考になったが、貼り付け失敗で同文が2回張られている。台湾の方の気持ちは十二分に理解しているが、やはりコメンテーターとしての「一分」は守っていただきたい。
 私は出来るだけ多くの方々からご意見をいただき、知識を研いていこうと楽しみにしているのだが、意図的な「妨害」はまだしも、真剣になりすぎて、他のコメンテーターから理解を受けられないのではまことに気の毒だと思っている。「2000字以内に制限せよ」というご意見もあるが、ここはそんな堅苦しい場ではないから、気楽に書き込んで下さって構わない。ただ、既に数回「お願い」してきたように、長文の主張をなさるのであれば、自分のHPなどを教えていただけばいつでも「訪問」させていただくので、そのような御配慮をお願いしたい。どうぞよろしく!

再現 南京戦

再現 南京戦

自衛隊エリートパイロット 激動の時代を生きた5人のファイター・パイロット列伝 (ミリタリー選書 22)

自衛隊エリートパイロット 激動の時代を生きた5人のファイター・パイロット列伝 (ミリタリー選書 22)

これだけは伝えたい 武士道のこころ

これだけは伝えたい 武士道のこころ