軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

日本という国は素晴らしい!

 昨日の衆院予算委員会は自民・民主、攻守ところを変えた攻防になったが、会場を埋める議員たちの人相が何と無く気になった。一般大衆化したといえば聞こえは良いが?1億2千万の国民をリードするにはいささか物足りない顔ぶれのような気がする。

 独り気を吐いたのは長島防衛大臣政務官で、他はありきたり。“攻められる”与党のほうが内部統一できていないのだから答えになっていない。もっとも今回成立した政府は、よく言えば「個性が強い」方々の集まり、悪く言えば“他の意見を聞かない”いわば協調性がない唯我独尊の方々が多いのだからまとまる筈もない。予算、外交と目白押しだが、さて・・・


 今日は国旗を掲げて新聞に目を通したら、楽しい記事が出ていたので、せめて「文化の日」くらいは楽しい記事で楽しく過ごしたいと思う。

1、「30分間の天国と地獄」(6面=勅使河原豊・文化部長)
 英国の世界的な劇作家で、第21回高松宮殿下記念世界文化賞受賞者のトム・ストッパード氏(72)の体験談。
 14日正午過ぎ、伊豆旅行を楽しんだストッパード氏は伊豆急河津駅ホームに荷物を置いたまま、自分が乗る電車かどうかを聞こうと電車内に入ったところ、ドアがしまって電車が出てしまう。
 次の稲取駅で降りて駅員に事の次第を伝えると、30分後に荷物が無事手元に届く、というストーリーなのだが、日本語が出来ない氏は焦ったことだろう。30分後に稲取駅に着いた電車の指定席には「荷物が置かれていて駅員もついていた」というのである。こんなエピソードを披露したストッパード氏は「日本という国は素晴らしい」と結んだそうだが、参考までに記事を転載しておこう。


2、「“日本人狩り”」(8面=河崎真澄記者)
 近代中国の小説家・魯迅を記念した上海市内の魯迅公園での出来事。散歩中の記者に中国女性が近づき、「あなたは日本人ですか?」と聞く。うなずくと「あっという間に20人近い人垣に囲まれた。すわ反日団体の“日本人狩り”かと身構えた」が、実は週末に公園に集まって日本語を勉強している仲間だという。
 ハイテク日本に憧れて日本語を学んでいるようだが、「別れ際に一人一人が握手を求めてきて『ありがとうございました』と深々と頭を下げたことには驚いた」という。
「確かに就職に有利といった現実的なもくろみもあるのかもしれない」が「日本人と深い心の交流を生涯続けた魯迅の前で“日本人狩り”をする中国人はいとおしい」と河崎記者は書く。
 日本語を学び、正規に入国して正規に働くのならば大歓迎、しかし大半はそうではない。『いとおしい』なんて書くと「ほらご覧、悪い人たちばかりじゃないでしょう!」と“友愛”を強調する首相が嬉しがる・・・

 いずれの国も『庶民感覚』と『政府の考え』には隔たりがある。ましてや相手は『共産主義一党独裁国家』、庶民感覚がこの国の政府には全く通じないことをお忘れなく!


3、「海の武士道」講演会
 日本人は、60年前に負けた戦争で、自信喪失、自虐史観に覆われている。これも占領政策の効果の一つだが、過去の歴史を自ら検証せず、唯唯頭を下げていれば何とかなるだろう、という浅はかな考えで60年過ごした結果、あとを継ぐべき若者たちまでも自信喪失気味、そこで私は今、アジアの戦争の隠された実態を纏めているのだが、『海軍は太平洋で惨敗?』したが、『陸軍は満州〜東南アジアで、8月15日現在も戦い続けていた』のだし、ほとんど負けてはいなかった。
 このアンバランスに気がつかねばなるまい。東南アジア諸国が独立したのは歴史的事実である。そのきっかけは、少なくとも大東亜戦争にあった。日教組の職員は、自分が学んでいないこともあるし、自分に都合が悪いこともあって、そのような過去の日本の輝かしい歴史を教えない。これじゃあとを継ぐ青少年達が健全に育つ筈がない。
 体験者は徐々にでもかまわないから、事実を教える義務がある。自国に誇りが持てない若者に『自信』が沸くはずがない。これじゃわが国の将来は暗い。どうなるかは『国会審議』を見ていると良く分かる。たかが一回戦争に負けたくらいでこの有様!実に見苦しい。

 自信回復の一環として、次の集会をご案内したい。小さな集まりだが、大きな第一歩になることを期待して。


 昨日は、恒例のチャンネル桜で『防衛漫談』をしてきた。スタッフのアイデアで、私の著書を5名様にプレゼントすることになった!
 沖縄の実態の一端について井上キャスターと放談したが時間切れ、沖縄はやがて収拾がつかなくなるだろうからまた来月『秘話』を語ろうかと思う。昨日の分は今夜11時からスカパーで放映される予定。

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