軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

天下分け目の秋

 恒例の墓参りと神社参拝で、東北を旅してきた。北に行けば少しは涼しくなるか?と思ったが、そんな常識は通用しないことを悟った。福島、宮城でも車外温度は33度、車のエアコンはうなりっぱなしである。
 黄金色の稲穂が一面に広がっていたが、実るほど・・・頭は垂れていない?ようだ。農家に聞くと、今年は水分が不足しているから粒の品質は落ちる、と表情は暗い。

 果物もそうで、色づきも味も今年は異常だと皆さんが言う。自然界の掟は厳しいものだと痛感する。

 帰路、久々に安達太良山系の高原温泉に泊まり天下を見下ろしたが、下界はスモッグで曇っていた・・・


 翌日、猪苗代湖へ抜ける途中で、昨年秋に立ち寄った峠の茶屋で休憩したが、いろいろな手作り料理を振舞われ木の実や薬草類の話を伺った。

 昨年会った時よりも若返って?元気になった観があるおばあさんは、今年の茸は水分がないから不作だし、大根も、種を植えても土が暑いから芽が出ない。すべてが異常だが、だからといってわしらには何も出来ね〜という。山で生活するには自然界の掟に従う以外にはない、人間が自然を左右する、出来ると思うことが間違いだ、という言葉には説得力があった。お天道様には従うほかね〜のである。
 しかし少しも深刻そうには見えない。昔はもっと暮らしが厳しかった、そのころのことを思い出すと、少しも苦にならないと笑顔でいう。

 恵まれているのは水と空気で、勿論気温も下界とはだいぶ違って涼しい。特に水はすばらしく、このあたりの者は皆長生き、90歳はざらだというからうらやましい。
 今度来るときは、ペットボトルを箱ごと積んできて、水汲んでけ〜といってくれた。

 たまたま食事に立ち寄った60代の男性も仲間に入っていろいろ自然界に生きる知恵を語ってくれたが、何だか、東京の雑踏で生活している私とは違った、仙人の話を聴いているような気がした。そう思うと、確かに東京の政界では、天をも恐れぬ傲慢な計画が進行しているように思えてきた。


 民主党の代表選挙では、外国人にも一票与えてあるというのだから恐ろしい。憲法違反などという次元の問題ではないのだが、野党は泣かず飛ばず、誰もなんとも出来ないというから不思議である。

 明らかに民主党政権は、外国人勢力に国を売り渡す計画を進めているのである。朝鮮人学校無償化も外国人優遇策、これさえ誰も止められない!実に不思議である。ヒトラーそのものではないか?
 この政権にだけは従いたくはない!お天道様に何とかしてほしい!と願うだけである。


 日本は日本人だけのものではない、という政策が実現に一歩近づきつつあるようで、中国だけを取ってみても、日本に帰化した中国人は12万人いるといわれているが、彼らのほとんどは、日本に忠誠を誓って帰化するのではなく、母国に忠誠を誓っているのだという。
 何のことはない、日本の無血占領策が進行しているのである。そのほかに、各種の「協議会」や「連盟」など、マスコミはもとより、大学や企業内に“分子”がどんどん浸透している。

 彼らが“流血占領”を厭わぬとすれば、それは来年6月に迫った尖閣侵略であろう。このときは台湾と一緒になって、まず「平和的デモ行為」を装ってくるだろうから、日本人は混乱して手を出せまい。

 何度か書いたが、首都圏を中心に、彼らの戦闘拠点とネットワークは完備しつつある。気がついていないのはお人よしな「日本人」だけだろう。このままではやがて「少数民族」になるのだろうが・・・

 などと話を聴きながら妄想をたくましくしていたら、この東北のすばらしい自然界も、各地の温泉地にも、やがてはマナーを理解できない人種が「観光客」として押し寄せ、静かで心温まる日本の原風景は絶滅していくのだろう、と寂しくなった。


 帰京の途上、演習帰りと思われる陸上自衛隊員たちとSAで一緒になったが、いざというときに彼らが立ち上がってくれることを期待しつつ、今年は「天下分け目の秋」だと痛感した次第。

中国対日工作の実態―日本の中枢、政・官・財を篭絡する工作活動の手口

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