軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

地球は疲れている!

 メキシコ湾で発生した原油流出事故は、いまだに阻止することができず、史上最悪の環境汚染が広がりつつある。人間のあくなく欲望と能力の限界を見せ付けられるような事故だが、ついにオバマ大統領が執務室から演説する事態になった。如何にこの事故を重視しているかがうかがえるが、英国メジャーのBPは莫大な損害を出して経営破たんするのではないか?

産経新聞から≫

 それが回復しかけた世界経済にどのような悪影響を及ぼすかは知らないが、地球に与えたダメージも極めて大きいと思われる。地球にはいかなる無理難題も通じると勘違いしているのではないか?
 地球規模から見れな、人類は「葉っぱについたダニ」以下の存在だろうに・・・

 世界中に流れた事故の画像の中に、水中から原油が噴出しているシーンがあったが、それを見て私は地球という「人体」が噴出す血液を見ている気分になった。メキシコ湾内に流れ出した原油は「出血多量」で苦しむ様子に見える・・・

産経新聞から≫


≪インターネットから≫ 

 国内では、商工ローンの大手SFCGが経営破たんして民事再生法の適用を申請したのに会長の大島容疑者(62)は債権など2670億円を隠していたという。どこまで人間の欲望は限りないのかとあきれてしまうが、こんな男が一時は「実業界の大物」と脚光を浴びたというから、世間の風潮もたいしたことはない。「実業」と「虚業」の区別もつかない「虚報社会」を痛感する。これを「ホリエモン現象」というらしいが、彼を「弟だ!」と担いだ政治家もいた・・・
 他人を食い物にして自分だけが生き延びる・・・哀れな人間である。

 経済評論家の木村某も、実業が伴わぬ“虚業評論家”だったことがばれたが、「金儲け」を基準にすることが人間の判断力を狂わせるのだろう。机上の空論が実務に即当てはまると考えるのがそもそも間違いの元である。他人の庭を汚染したBPは果たしてどうか?
 よもや地球を食い物にしても自分だけは生き延びられる、とは思っていないだろうが。


 私利私欲追求という点ではこの国の行く末を左右する今の政権も同じ穴の狢だろう。
 小林議員を生んだ北海道教員組合のあのおぞましさ、いや、彼女にも増した数々の悪行を隠し遂せると思っている輿石議員を擁立している山梨県教組の醜悪さ・・・
 彼を支持する山梨県人はこの事件をどう受け止めているのだろう?
 こんな金に薄汚い連中を早く処置しないと、この国にもメキシコ湾並みの環境被害が生じることは間違いなかろう。人心の乱れは天が乱れる大本だという。


 最近各地で頻発する地震も、おそらく地球の疲労に連動しているに違いない。
インターネット上で最近の状況を見るだけでも、
○青森で震度3(時事通信)19日 - 19時23分
○青森東方沖でM4・9、野辺地・七戸で震度3(読売新聞)19日 - 19時13分
○北海道で震度3(時事通信)18日 - 11時47分
インドネシアでM7・3地震産経新聞)16日 - 13時29分
ニューギニアでM7.3 津波の可能性(毎日新聞)16日 - 13時4分
と、宇宙空間に浮かんでいる我々人類の共用船・地球が異常振動を繰り返していることが分かる。中国奥地でも頻発しているが、尋常ではないことが伺える。

 我々の足は「大地」に立脚しているが、地球は空間に浮かんでいることを忘れてはいないか? 空中に3800時間も浮かぶ体験をした私には、空中に浮かんでいる物体に生じる変化がどのような感覚のものであるか体験しているので、今の地球の「疲労」状態が伝わってくるような気がしてならない。地球は疲れている!


 アイスランドの大噴火もその一環だろう。次にこれ以上の大噴火が起きたら・・・。
地球環境に異常事態を引き起こし、人類は食糧危機を迎えるのではないか?
 それでなくともわが国では今牛や豚が疫病で次々に「と殺」されている。この事態は農耕民族の日本人よりも、牧草に壊滅的な被害が出るだろう西欧諸国の狩猟民族にとっては一大事、食料戦争がおきかねない。

 世界各地で殺し合いを続けている人間も多分に「お疲れ」の様子だが、我々を乗せている地球そのものも「疲労」していることを忘れてはならないのじゃないか?

 ウッドデッキ上でハンモックに揺られて考え事をしていると何となく地球になった気分の哲学的?思考にとらわれる週末である。

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