ワールドサッカー・パラグアイ戦は、手に汗握る大接戦だったが、PK戦で惜しくも敗れた。この瞬間、全国各地で応援していた国民の悲鳴が聞こえた気がした。
私もひざを崩して涙する選手の姿に思わず目頭が熱くなった。高校、大学時代に、剣道大会で同じ経験をしているから、彼らの心中は察するに余りある。
しかし試合終了後にTVのインタビューを受ける姿は、みんな吹っ切れた表情で男らしくてすがすがしかった。何にも増して目つきがいい。
腐ったいわしの目玉のような“大人たち”の目や腐臭漂う人相を見せ付けられ、日本の現状を諦めかけていた私には、将来に大きな希望が持てた気がしたのだったが、とりわけ、ブラジル生まれの日本人、田中マルクス闘莉王選手が「日本人になってよかった」といった一言には感動した。
政界には“外国人”が多くなって、いわゆる外国の手先としてこの国を取り壊そうと動いている「売国行為」が増えているだけに、いっそう嬉しかった。
練習試合では連敗した岡田監督も、ベスト4という目標が達成できなかった悔しさをにじませながらも、選手一人ひとりを抱きしめて迎えている姿から、指揮官としての胸のうちがよく伝わってきた。
以前は岡田監督をぼろくそにメディアは罵倒していたが、なんとも変わり身の早いこと!今じゃ「神様扱い?」する始末。勝てば官軍、勝負は勝たねば結果はゼロであることを示している。
スポーツは参加するだけでは無意味である。ルール内で何としても勝たねばならない。そしてそれは「攻撃力」による。「下手な鉄砲も・・・」じゃないが、撃たねば弾は当たらない。攻撃は最大の防御といわれるゆえんである。
今回は本田選手に見られるように、シュートで敵陣を脅かした。パラグアイ戦では、PKになったから「専守防衛」しなければならなくなったが、これは多分に運が左右する。そして運は“残念ながら”パラグアイに付いた。一日本人としては悔しかったが勝負は“運”、この結果は仕方があるまい。
しかし、戦争ではこうは言えないのである。負ければ「敵軍の手にかかって裁かれ」絞首台が待っている事は過去の大戦で証明された。勝てば官軍、負ければ賊軍、国家の命運がかかった戦争は、絶対に勝たねばならないのである!
今回のサッカー試合を見ていて「専守防衛」という“防衛戦略?”が如何に無意味なものか、政治家と役人の紙の上の発想に過ぎないか、多くの若者たちが自覚したのではないか? そうであってほしいと退役自衛官の私は心から願っている。
「専守防衛」というまやかしに洗脳されて、一朝有事の際に遅疑逡巡してはならない、ということを日夜軍事訓練に励んでいる後輩たちにも改めて伝えておきたい。君たちには「敗戦」は許されないのである。
戦闘機を操縦できただけでは戦力とはいえないのであり、空中戦で敵より優位な位置を占めるように機動し、かつ冷静に照準して撃墜して初めて戦力といえるのである。そうでなければ操縦教育の成果があったとはいえないし、操縦技術が生かされたとはいえないのである。
≪艦艇攻撃≫
≪部下の快挙:F-4でF-15を撃墜!≫
日本代表選手たちは、今回の“敗戦”の悔しさをばねに大きく成長するだろうと私は思う。何よりも、上から下までモラルが退廃して鬱陶しいわが国の世情に、風穴を開けてくれたし、多くの国民に、「ニッポン人」であることを再認識させてくれた功績は非常に大きい。岡田監督と選手たちに改めて感謝したい。
これからは「攻撃は最大の防御である」ことを肝に銘じて、群がる“敵軍”を撃破していってほしいと思う。岡田監督と選手諸君、本当にお疲れ様!
さて、今日はちょっと趣向を変えて、ご近所の芸術家ご夫妻らの「3人展」をご紹介する。
「ヨーロッパ生活を彷彿とさせる色彩の小品を描く」水彩画家のご主人と、帽子作家である奥様の「オートクチュールの生地を使った1点物の帽子、コサージュ」、それに「カラフルで軽量で、お洒落と三拍子揃った」バッグ作家の友人の初のコラボレーション!展開催とのご案内を戴いた。
7月1日〜15日の間、場所は東京銀座「ニューメルサ」2F、クリエーターズスペース。
お時間のある方は、しばし異次元?の華やかな雰囲気をお楽しみあれ!
私も息抜きに拝見しようかと思っている。
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