軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

河村市長を応援する

まずは、天皇陛下のご快癒を祈ります。
3・11大震災で心を痛められた陛下が、自衛隊機で松島基地に着かれた時、全くお声を発せられなかったという。ご心痛の余りお声が出なかったのだろう、と隊員たちは非常に心配していた。

松島基地に着かれた両陛下≫

昭和天皇がご入院された時、雨が降り注ぐ宮城前広場に10万人以上もの国民が2時間以上も立ちつくしてご快癒を祈る記帳をしたことを思い出す。
その2時間余、私の周りは実に静穏で、外国メディアが興味津々で取材していた。
陛下の一日も早いご快癒をお祈りするが、同時に、ご公務も軽減されるよう関係機関にお願いしたい。筆頭は政府で、めったやたらに大臣を急増するたびに、陛下のご公務が増えている。野田総理にはよく考えてもらいたい。


二〇日、光市母子殺害事件で、最高裁が上告を棄却したので死刑が確定した。産経によるとこんな≪残虐で非人間的≫行為に対しても、宮川光治裁判官(弁護士出身)は「年齢に比べて精神的成熟度が低く幼い状態だったとうかがわれ、死刑回避の事情に該当し得る」と高裁へ差し戻しを主張したという。
「年齢に比べて精神的成熟度が低く幼い状態」であれば死刑が回避できるらしいから、今後は“日教組組合幹部”か“永田町住人”による、極悪非道な殺人事件が起きるのではないか?


米国では「道路に犬が寝ていればブレーキを踏むが、弁護士が寝ていればアクセルを踏む」というらしい。この記事を読んでそれがよく理解できた。きっと彼は「死刑廃止」を唱えるグループ代表じゃなかろうか?

それに比べて家族の無念を晴らすべく、13年間もくじけず戦い続けた本村洋さんに心から敬意を表したい。記者会見における彼の一言一句は、単に被害者家族という立場を超え、社会正義を追い求める人間としての真情を吐露していた。
いかに未成年だとはいえ、人間として許されぬ行為に及んだ“人間の皮をかぶった動物”から、最愛の家族を守れなかった悔しさはいかばかりだったろうか…
それに比べて「精神的成熟度」云々と繕う宮川裁判官の言葉は、現代日本の救いがたい病状を示して余りある。「自らの思想信条に反する決定には如何なることがあっても従わないのを法匪という」


ところである裁判官が「裁判官も厳罰化を求める世論と無縁でいるわけではない」と語ったという。正義を求めるのではなく『世論』を意識するということだろうが、なかなか正直である!
40年前の「雫石裁判」はその典型であり、我々空自の隊員は苦渋を味わった。『世論』とは名ばかりの「虚報」を意識してか、追突された学生を指導していた自衛隊の教官を有罪にした。有罪になった隈教官はその後癌で、家庭を顧みず彼を支えた同期生も癌で、無念のうちにこの世を去った。私に「無念を晴らしてほしい」と言いながら…
彼らの遺志にこたるべく、私はいずれ当時の「真相」を公表したいと努力している最中である。本村さんに勇気づけられて!

しかし長い戦いだった。本村さんは「事件を引きずって生きるのではなく、前を向いていきたい」という。私も心からそう願っている。

≪本村洋さん:産経から≫


さて、今日の本題は、この裁判で一時かすんだ名古屋市河村たかし市長の【南京事件はなかった】発言についてである。
中国訪中団に「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と発言し、「事件から8年しかたっていないのに、南京の人は日本の軍隊にやさしくしていたのはなぜか」と指摘したという。まさに正論だが、相手の劉団長は「南京市民は平和を愛している。憎しみのためではなく、平和のために歴史を学んでいることを強調したい」と述べた。

≪河村市長と劉団長=産経から≫


この国の幹部たちは「平和平和」と連呼するが、それは日本人(の一部)がこの言葉に弱いことを知っていて、村山という老首相からお墨付きを得っているからだが、河村市長にも通じると思っているらしい。

≪北京の“虐殺記念館”にある村山首相の揮毫≫

尤も彼らが信奉する?毛沢東は「平和は銃口から生まれる」と言っているのだから、中国人たる劉団長が言う「平和」とは、日本人が考えているような「軟な平和」とは雲泥の差がある事を知らねばならない。
早速北京からいちゃもんが付いてきて、日中関係は厳しくなった、とメディアがざわつき始めているが、これも彼らの手のうち、脅かせば日本人の中から河村市長に苦言を呈する「進歩的文化人」が出てくると計算しているのである。
身内に弾を撃たせる、つまり「敵は本能寺」なのだ。


友人から次の様なメールが届いた。この問題について適切だと思うから後ろにご紹介しておくことにする。
これに未だに回答が寄せられていないのは、南京大虐殺は≪幻だ≫という証拠である。
今やこの国は、秋の政権交代?を前に、三派が入り乱れて凄まじい闘争が繰り広げられているから、こんな虚構にかかわっている暇などないのだ。
事実、次期主席の習体制を占うこんな論評さえある。


≪新唐人テレビの政治解説者であるジェイソン・マー氏は「習近平は基本的にどの派からも出身していない。唯一の利点は、中共内部に絡むどの派閥に対しても強い敵ではないということだ。しかし裏を返せば、その出身ゆえに土台の影響力は弱い」
ペンシルベニア大学で国際関係論を教えるアーサー・ウォルドロン教授は、「習は、トウ小平に承認されない初の後継者候補だ。中国の政治家は、有力者の後ろ盾なしで意見の統一を図ることは不可能だ」と答えた。

 マー氏はまた、次期の中国情勢を悲観的に見ている。「現在、経済はまだ8〜9%成長しているが徐々に減速しており、一般市民の社会状況は不安定だ。利益集団間の抗争はより激しくなる」(大紀元日本)≫



胡錦濤国家主席閣下への公開質問状

このたび中華人民共和国国家主席胡錦濤閣下のご訪日に当たって、日中両国の友好を願う者として心より歓迎申し上げます。

さて、われわれは1937年12月に行なわれた日中南京戦に伴って起こったとされる所謂南京事件を検証すべく、研究して参りましたものです。貴国のこの事件に対する見解とその取り扱いにつき、深刻な憂慮を感じております。昨年南京屠殺記念館が大規模に拡張改装されましたが、一方で友好を唱えながらこのような非友好的なことを平然と行なう貴国に対して強い不信の念を感じざるを得ません。そもそも南京で大虐殺があったという論拠は最近の研究によって根本的に否定されつつあります。以下重要な5つのポイントについて閣下のご見解を伺いたく、謹んでご質問申し上げます。

一、 故毛沢東党主席は生涯にただの一度も、「南京虐殺」ということに言及されませんでした。毛先生が南京戦に触れているのは、南京戦の半年後に延安で講義され、そして『持久戦論』としてまとめられた本の中で「日本軍は、包囲は多いが殲滅が少ない」という批判のみです。30万市民虐殺などといういわば世紀のホロコーストとも言うべき事件が本当に起こったとすれば、毛先生が一言もこれに触れないというのは、極めて不自然で不可解なことと思います。閣下はこの事実について、どのようにお考えになられますか?
二、 南京戦直前の1937年11月に、国共合作下の国民党は中央宣伝部に国際宣伝処を設置しました。国際宣伝処の極秘文書『中央宣伝部国際宣伝処工作概要』によりますと、南京戦を挟む1937年12月1日から38年10月24日までの間に、国際宣伝処は漢口において300回の記者会見を行い、参加した外国人記者・外国公館職員は平均35名と記録されています。しかし、この300回の記者会見において、ただの一度として「南京で市民虐殺があった」「捕虜の不法殺害があった」と述べていないという事実について閣下はどのようにお考えになられますか。もし本当に大虐殺が行なわれたとしたら、極めて不自然で不可解なことではないでしょうか?
三、 南京安全区に集中した南京市民の面倒を見た国際委員会の活動記録が『Documents of the Nanking Safety Zone』として、国民政府国際問題研究所の監修により、1939年に上海の英国系出版社から刊行されています。それによりますと、南京の人口は日本軍占領直前20万人、その後ずっと20万人、占領1ヵ月後の1月には25万人と記録されています。この記録からすると30万虐殺など、到底ありえないとしか考えられませんが、閣下はいかがお考えでしょうか?
四、 さらに『Documents of the Nanking Safety Zone』には、日本軍の非行として訴えられたものが詳細に列記されておりますが、殺人はあわせて26件、しかも目撃されたものは1件のみです。その1件は合法殺害と注記されています。この記録と30万虐殺という貴国の主張とは、到底両立し得ないと考えますが、閣下はいかが思われますか?
五、 南京虐殺の「証拠」であるとする写真が南京の屠殺記念館を始め、多くの展示館、書籍などに掲載されています。しかし、その後の科学的な研究 (『南京事件の「証拠写真」を検証する』(東中野他・草思社)など) によって、ただの1点も南京虐殺を証明する写真は存在しないことが明らかとなっております。もし、虐殺を証明する写真が存在しているのでしたら、是非ご提示いただきたいと思います。そのうえで検証させていただきたいと思います。

以上述べました5つの点は南京で大虐殺があったなどということを根本的に否定しているものとわれわれは考えざるを得ません。上記5つの点につきまして、閣下のご見解を承ることができれば幸いです。この問題は多くの日中国民の関心事と考えますので、公開質問状として提出させていただきます。子子孫孫までの日中友好を願うものとして、閣下のご高配を、衷心から期待しております。

平成20年5月5日

南京事件の真実を検証する会委員一同

(会長)加瀬英明 (事務局長)藤岡信勝 (監事)冨沢繁信 茂木弘道
(委員)阿羅健一 上杉千年 小林太巌 杉原誠四郎 すぎやまこういち 
高池勝彦 高山正之 西村幸祐 花岡信昭 東中野修道 溝口郁夫 宮崎正弘

「南京虐殺」への大疑問―大虐殺外国資料を徹底分析する

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「南京大虐殺」のまぼろし (WAC BUNKO)

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「南京事件」の探究―その実像をもとめて (文春新書)

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もうひとつの南京事件―日本人遭難者の記録

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