軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

胡錦濤は一切の役職を去るだろう

はや9月、今朝は防災の日だったが、早朝から豪雨で、家の前の坂道は水路になった!
水不足で、家内が大事にしているバラも枯れ始め、処置なし状態だったから、これで一息つけるかも…
天災は避けがたいが、人災も避けがたい。
そしてわが国周辺で起きつつある人災?は、2012年危機が進行していることを明瞭に示している。


前回のブログに、「未確認情報:大物亡命か?」という情報を紹介し、北京発米国行きの民間機が、北京の指示で急きょ北京空港に引き返すらしいと紹介したが、昨夕の大紀元時報に次のような記事が掲載された。全文ご紹介しよう。

≪北京発NY行きの便、突然とんぼ返り 政府高官の亡命阻止? 

                                                                                                                          • -


【空港に留まっている同フライトの乗客たち(ネット写真)】
大紀元日本8月31日】中国国際航空の北京発ニューヨーク行きCA981便は29日、出発7時間後に北京空港へ引き返した。現時点までに詳しい理由は公表されていない。一部情報には、同機には指導部の高官が乗っており、米国への亡命を阻止するためだったのではないかとの報道もある。

 同飛行機は29日、北京時間午後1時に出発し、米国現地時間29日午後2時過ぎニューヨークに到着する予定だった。

 インターネット情報によると、途中で一部の乗客が飛行ルートの案内画面で飛行機が引き返したことに気づいたが、乗務員はモニターの表示エラーだと説明した。北京空港に着陸する前も、機内アナウンスは、乱気流の発生によるシートベルト着用を案内しただけで、着陸を知らせなかった。着陸直前に、はじめて機長から、「飛行機が脅迫の情報を受けたため北京空港に戻った」と説明があった。


【空港のグランドで待機する警官の隊列(ネット写真)
 着陸した当時、空港では多くの警官が待機していたという】

 脅迫の内容について、航空会社や当局からの説明はまだない。

 一部の情報では、同飛行機に中国指導部の高官が乗っており、米国への亡命を試みようとしていたと伝えられている。この情報はまだ確認できていない。

 北京時間30日午前0時30分、乗客たちは別の飛行機でニューヨークに再出発した≫


ところが、着陸後乗客は一人ひとり入念に調べられ、うち3人が捕まったという。噂では≪薄キライ≫ではないか?と言われているらしく、米国に住んでいる息子のところへ逃げようとしたというのだが、事実だったら米国はどう対応しただろう?

共産党内部の極秘資料が全部筒抜けになり、米国は大きなカードを手に入れることになっただろうが、今は米国も大統領選挙中。はたしてどう取り扱っただろう?


中国機が成田に緊急着陸していたら面白かったのに…などというと、相手は「ほんとにそうそう、野田さんどうしたろう」と同意してくれたが…

≪薄キライと谷夫人=インターネットから≫


「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」というが、日本の保守論壇、マスコミを含めて、政官界とも対中、対北関連になるとどうもその気が強い気がする。
シナ事変当時の近衛首相の汪兆銘政権の取り扱いではないが、どうも敵味方識別が不十分で、とうとう「国民党政権を対手にせず」と宣言して、泥沼に踏み込んだように、今なおそれが続いているような気がしている。
3年前、金正日の過去についてもろもろの資料を積み上げて上梓したことがあったが、事実は小説より奇であると実感した。
金正日亡き後の北の情勢を見ていると、再びそれが起きているように感じるのだが、どうも≪シグナル≫を受け止める様子がうかがえない。拉致問題解決の千載一遇のチャンス!といった方がいるようだが、物にしてほしいものだ。


他方大陸についても大きな異変?が起きつつあるように思える。
注目の18大会は、10月10日午後6時から予定通り開かれるようだが、胡錦濤主席は一切の肩書を外すようだ。ただし後継者の習近平の副主席に、李克強を送り込み影響力を残すだろうが、自らは一切の役を離れる可能性がある。
その大きな理由は、彼の妻が乳がんで入院したことにあるらしい。
胡錦濤の経歴を見るとわかるように、彼の家庭は教育一家で商売が不得手、質素な生活だったが、文化大革命で告発される。同時に身分の低い家系であったから迫害され、文化大革命後、父は泰県の農村にて病没する。
胡錦濤の小学校時代の同級生の回想によると「家柄の良くない胡は政治活動に興味を抱き、読書に没頭していた」といわれている。しかし授業態度はまじめで成績は優秀であり「飛び級で10歳6ヶ月半で小学校を卒業」している。
清華大学水力エンジニアリング学部を卒業した胡錦濤は「本当は政治家ではなくエンジニアになりたかった」ともいう。


そしてこの時、彼は同級生の劉永清と知り合う。ダンスがうまい彼は女子学生たちのあこがれだったらしいが、彼女も目立たないところに静かに座っているので彼はひかれていたらしい。なんとなく彼の性格がうかがえる…
こうして二人は恋人同士となったが、「学生時代の胡は文学と芸術、とくに映画・芝居・小説を好み、図書館から中国やロシアの作家の小説を借りてきて読み耽った」。
こうして二人は結ばれるのだが、その最愛の夫人が乳がんが重く、手術するというのである。そういえば米国訪問などでも、彼女の姿は見えなかった。愛妻家かそれとも恐妻家?なのか、古希を迎えた人間・胡錦濤、引退後どう身を処する気か?

胡錦濤劉永清夫妻=インターネットから≫


胡錦濤の人柄について、同僚たちは、礼儀正しく、先輩の意見を尊重する。記憶力抜群で、言うことは論理的で説得力がある。頭も切れるし、腕も立つ。しかも決断力がある。同僚に対していつも謙虚にふるまうし、各部署との連絡を密にして、ものごとがスムーズに行われるようにする、とおおむね好評である。
北京で私が直接聞いたところによると、決裁文書を持ち込むと、緻密に目を通していろいろ質問するから、江沢民時代の“アバウト?”決済に慣れ親しんだ官僚には不評だと聞いた。


我が国における胡錦濤の“悪評”の元には、チベット自治区党委書記時代のチベット人虐待がある。
しかし、彼が書記に就任したときすでに区都ラサではデモ活動が起こっていて騒乱が続いていた。
地方政府はこれを弾圧し、逮捕した僧侶に死刑判決を含む重罪判決を言い渡し、その際、僧侶を侮辱してチベット民衆に対する見せしめ行為を取ったという。その直後にパンチェン・ラマ10世が急死したのだが、多くのチベット人は胡がそれにかかわったと信じている。

しかし不確かな情報だが、北京と台北などで得た情報を総合してみると、胡錦濤には糖尿病の気があり、そのうえ高山病である。


高山病とはいわば我々パイロットが体験している低酸素症で、空気が薄い高所では、頭痛、吐気、めまい、手足のむくみ、睡眠障害、運動失調など様々な病状が現れる。そのため、高所に行くためには、酸素供給装置が欠かせず、行動は鈍重にならざるを得ない。

台北情報では、ラサで迫害事件が起きていた時、彼は赴任途中だったから直接手を下したとは思えない、と聞いたから、北京でさりげなく裏を取ると、それは事実のように思われた。
そして“それ”を実行したのは当時のさる政府機関の大物の名を出したから驚いた。権謀術数の国柄だけのことはあると思ったものである。

確かに暴動鎮圧の責任は自治区の最高責任者であった胡錦濤にあるのは事実だし、そのご4年間「分離主義の弾圧」「経済建設」推進政策を実行したのも事実である。しかし、ここにも伝えられるものとは違った「事実は小説より奇」なることが見え隠れする。


そんなこんなで、この10月に、胡錦濤から習近平への政権交代は淡々と実施されるのだろうが、群雄割拠化した権力闘争と、経済崩壊が及ぼす影響が、お隣のわが国にどんな影響を及ぼすか・・・。

そんな中、メールには「東議員が野田首相に、今国会での人権救済機関設置法案の閣議決定をするように要請し、野田首相閣議決定をすることを返答しています」と危機感を伝えるものが殺到しているし、政権を維持している間に何とか「外国人参政権問題」も進展させようと躍起になっているという。ゲバ学生政権の本性が現れたというべき野田政権の異常さが表面化してきているのだが、野党も票集めに躍起で、国家の危機を認識していない。
内憂外患、2012年危機は目前に迫っている。

≪「日本が乗っ取られている!と危機感を持ったこんな手紙も届いたのだが、さて真偽のほどは?≫

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