軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

不信任決議とは何なの?

昨日は史料調査会で、安保研会長・袴田教授の「プーチン政権の動向と日露関係」を聞いてきた。
北方領土竹島、そして尖閣問題と、わが国が抱える領土と主権問題が、これほどまでに混乱している元凶は、すべてといっていいほど過去の政権にある。
ことを荒立てないで済まそうという、いかにも小役人的処方が、とうとう行き詰ったのだが、こんな「事なかれ主義」を実行してきた過去の“大物?”たちが免責、いや、それどころかいまだに老醜をさらして「実力者」と称して政界“再編?”を画策しているというが、こんな無責任老人たちこそ“高級老人ホーム”に収容すべきだろう。
血税でSPをつけるなんぞもってのほか!

≪この方が総理になってからこの国の衰退が始まった…≫


袴田教授は冒頭の「最近の領土紛争の本質」で、問題の背景は皆同じであり、「主権国家としてのオーラ(気迫)」を欠いた日本が、世界から軽視され、侮辱されたことにあり、「冷静な対応」「大人の態度」「大局的な観点から」という、弱さゆえの自己弁護に終始したこと、つまり【気配り外交=卑屈なご機嫌取り外交】の結果だと断言したが、全く同感である。


このような「自己責任を回避して“後任者負担”」で逃げてきた、当時の責任者こそ弾劾されねばなるまい。

つまり「外交」を「友好・社交・親善行事」と錯覚し、机下に棍棒を隠して「談判する」という気迫無き外交が今の結果を招いたのである。

そしてその背景には「軍事力欠如」どころか、不使用という愚かな憲法をいただいていることがある。軍事力無き外交の哀れさ極まれりというべきだろう。


ところで、「近いうちに解散」すると発言した野田総理は、延々と【近いうち】を引き延ばし、12月のボーナスまでは辞めそうにないことがわかってきた。

≪APECで握手した李と野田総理天皇を侮辱した安重根並みの“敵”に対してなんと節操のない…=産経から≫


追い詰めたはずの野党党首が逆にダウンするのだから、何ともこの社会は狂っている。そればかりか、肝心な野党自身が分裂気味で、その隙に「不信任決議」を突き付けられたご本人が、身内の総裁選に再出馬し、実質的に不信任決議を撤回、というより無視しようという魂胆!

あれほど話題をさらった≪総理の不信任決議≫っていったい何の効用があるのだろう?
一件落着することなく、ネズミ一匹出はしなかった…


皆うそつきばっかり、うそが嘘を呼んで、どれが本当かわからなくなったゲバ政権、今のわが政界は近隣アジア諸国よりも無様に見える。
なぜって「命をかけていない」からだ。お隣を見るが良い。李さんは来年下手すると逮捕されて死刑宣告されかねないし、胡さんも先が見えない。後継者争いは再び闇の中になりそう。彼らは毎日、暗殺される覚悟でいるのだ。

≪APEC会場で本国からの情報に耳を傾ける胡錦濤主席。気が気じゃないだろう。本会議開始時刻は本国からの情報を受けていた彼のおかげで遅れたという=インターネットから≫


それに比べて我が国の極楽とんぼぶりには愛想が尽きる。
AKB48の“選挙”じみた、ホームルームのごっこ状態。
それを、まるで”芸能人”でも追いかけるように興味本位で報道するメディアの幼稚さ。


一部コメントにもあるが、そんな表の浮ついた“ごっこの陰”で、恐るべき陰謀が着々と進行しているのだが、一段落した途端、国民は「あっと驚く為五郎」にならねばいいが。


自民党が衰退したのは、票目当てにどこかと組んだことにあるのだが、日本維新の会もそうだ、という情報がある。そうなるとこの国はますます衰退する。


今は昔、YKKというコンビがいたが、その中のY氏が、秘書だったK氏に裏切られたことがあった。
学歴詐称問題を流して彼を失脚させたが、地元は泥仕合にあきれはてたから、補欠選で危機感を持ったY氏は、ここにひれ伏して票を集めた。補欠選では辛勝したが、その後地元は彼に失望し、今は浪人のはず。一時的勝利に目がくらんで、“異人さん”をトップに担ぐ異文化と哲学を持つ組織に身を売るとこうなるという証明ではないか?
つまり日本国の「国会議員」になるのだという自覚がないからだ。


今やそんな連中が集まった与野党ともにまるでバーゲンセールのように、顔写真が乱立しているが、消去法で行くと結局誰もいなくなる…


何とも戦後の政界には人材が欠落したものだ。つまり【命を懸ける】男がいなくなった。口では「命を投げ出して」「血だるまになって」とか、「政治生命をかけて」などと軽々しく言うけれども。


ところで、尖閣問題は「国有化」でけりがついたようだが、紆余曲折あったその経過を見ていると、まるで≪振り込め詐欺≫同然じゃないか。


私はこうなると予感がしたので被害ゼロだからまだいいが、まっとうな国家の第一歩を期待して浄財を投じた日本精神を持った「日本人」が気の毒でならない。

猪瀬副知事は義捐金は「国に渡さない」というが、3・11大震災で集まった巨額の義捐金の使途も何となく怪しい、と現地で聞いた。

復興資金として国が支出したなかから、沖縄に多額の金が流れているという報道もあるから根も葉もない話ではあるまい。
3・11で沖縄は被害を受けたのだったかな〜〜
お金ばかりもらって、沖縄は今度は何に使うのだろう?


そうそう、先日沖縄の友人から「県庁前で一部の本土から来た活動家が吠えているが、市民はだれも相手にしていませんよ」と手紙が来た。
しかし、このところ世の中にはいろんな「サギ」が飛び交っているのだな〜と痛感する。今年3回目の孵化を前にした我が家のキジバト夫婦などかわいいものだ。


一体この国はどうなっていくのだろう、などと気にしていたら胃潰瘍になるから、我が国よりも一刻も早く、特定アジア諸国の方が崩壊することを祈りつつ、「前向き」に、かつ「冷静な対応」「大人の態度」「大局的な観点から」物事を見ていくことにする。

≪依然として所在不明??≫


≪この人は頑張っている?≫



≪ロシアのお二人の今後は?≫

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